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自分が禁止してることをしてる人がいると私たちはカチンと来ます。
でも、よくよく見て行くと、その人は私たちに教えてくれてるんです。
その要素が必要ですよ、と。
だから、師匠!と呼んで学びを得るのです。
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きちんとしなきゃ、と思ってる人にとって、いい加減な人を見るとムカつきますし、カチンと来ます。
でも、なんでムカつくのか?カチンと来るのか?というと、いい加減さを禁止してる自分がいるから。心理学ではシャドウ(影)と呼びます。
さらに、いい加減さを禁止してるのは何故なのか?と掘り下げてみると、、、
・きちんとしていないと怒られる(愛されない)→愛されたい私
・いい加減だと人から信用されない→信用されたい私
・いい加減なことをして傷ついた経験がある→防衛してる私
愛されたい、信用されたい、傷から身を守りたい・・・そんな私が見えて来るのです。
しかし、その傷や思いが強ければ強いほどあなたは「きちんとする」ということに非常にエネルギーを割くようになります。
デスクの上は綺麗にしておかないと許せない。
人との約束は決して破ってはいけない。
待ち合わせには1分と遅れてはいけない。
ちゃんとした服装でいなければならない。
・・・。
その結果、かえって自分の首を絞めてしまうことになるのかもしれません。
だって、とても窮屈な生き方になってしまうから。
いい加減な人を見て「カチン」と来る度合いが強ければ強いほど、あなたはいい加減さを禁止し、嫌っています。
すなわち、傷が深いと言えるのです。
だから、逆に言えば、そのいい加減さはあなたにとって必要な要素なのかもしれません。
すなわち、もう少し窮屈さを緩めてみてもいいのではないでしょうか?
そのことをいい加減な人は教えてくれているのです。
だから「師匠」です。
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だから、あなたはこれから誰かの行動を見て「カチン」と来たら、すぐさまそれを否定するのではなく、自らの成長と癒しのために「師匠!」と叫ぶことをお勧めします。
「カチン」だけでなく・・・
イラッと来たら「師匠!」
ムカついたら「師匠!」
腹が立ったら「師匠!」
嫉妬したら「師匠!」
そこから“学ぶ”のです。
その人の挙動を少し採り入れるのです!
嫌でしょう?抵抗あるでしょう?
でも、師匠の命令ですから、弟子である私たちは従わなければいけません!!
「そっか、自分にもそのいい加減さが必要なんだな」と思うだけでOK。
その結果、あなたは自分自身を束縛するあらゆることから解放されていくでしょう。
そして、何よりも人を嫌ったり、攻撃したりしなくて済みますから、罪悪感からも解放されます。(これはデカい!)
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心配性な皆さんへ。
いい加減な人を師匠としても、ああいう風にはなれませんからご安心ください。
あなたのきちんとした要素に、いい加減さをちょっと加えて柔らかくするだけです。
すなわち、楽に生きられるようになるだけです。
怠けもの。
嘘を付く人。
約束を破る人。
場当たり的な対応しかしない人。
責任転嫁する人。
やたら怒鳴り散らす人。
上から目線で物を言う人。
ごめんなさい、が言えない人。
ミスを認めない人。
ネガティブな人。
人の悪口しか言わない人。
暗い人。
やる気のない人。
甘え上手な人。
もし、そんな人たちを見てカチンと来たら、みんな「師匠!」です!