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周りに合わせることが当然のように思って育ってくると、個性的な人ほど生き辛さを感じるものです。
時に「自分」に合わせた状態を作り、自分自身と繋がる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
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子どもの頃から「周りに合わせる」「周りと同じであることに価値がある」として育って来た人は、どうしても「自分の価値観」よりも「周りの価値観」を優先してしまうものです。
生き辛さを感じる人は案外この悪しき習慣にハマってしまっているのかもしれません。
その“習慣”を断ち切るには大きな勇気が必要なのです。
例えば、協調性がない、というのはこうした環境の中ではとてつもなく大きなデメリットです。
周りから見ればワンマンプレーに走るように見えるし、浮いてるし、付き合い辛かったり、不満や怒りの対象になりやすく、仲間外れにされやすくなります。
学校の先生から直接それを非難される可能性だってあります。
しかし、協調性がない、というのは独創性を重要視される世界では宝物とも言える能力です。
なんせ、周りとは違った行動ができるわけですから、その発想や視点や言動はオリジナリティに溢れています。
だから、何かを創り出すポジションに入れば、その人は大活躍なのです。
ところが、そんな人が周りとのチームプレイを要求されるポジションに入ってしまうとものすごく苦しいわけです。
書類が提出できない、文書を纏められない、時間が守れない、約束を忘れてしまう等々、様々な問題が浮上してきます。
それを「周りの人がやっているからしなければいけない」と思い込んでいると、猛烈な自己攻撃になってしまうのです。
しかし、そういう方に「自分らしさ」を受け入れることを提案したとしても、やはり強い抵抗が現れます。
ずっと協調性の無さで苦しんできたが故に、周りに合わせられない自分のことは嫌いだし、独創性を発揮する場所もなかったから自信もないし、これ以上孤立することを怖れるし。
だから“勇気”が必要なのです。
一度「自分」に合わせてみてほしいな、と思うのです。
自分を周りに合わせるのではなく、自分自身に合わせるのです。
・自分がもっとも働きやすい環境ってどんな状態なのだろう。
・自分が居場所を感じる人間関係ってどんなのだろう。
・自分はどんなことで人に喜んでもらいたいと思っているのだろう。
・自分が与えたいものはどんなものなのだろう。
今の環境に疲れている時は、そんな前向きな発想は生まれてこないかもしれません。
しかし、ちょっと優雅な空気を自分に与えてあげたり、ぼーっとした時間を作ってあげると、案外簡単に出て来るかもしれません。
そのアイデアを実行に移すかどうかは別ですが、まずは、自分を知る、そのままを受け入れる、ということをチャレンジしてみてはいかがでしょうか。