才能(ギフト)の真実。その現れ方。



私たちは才能があることは自然にできてしまいます。だから、できてるって評価をあまりしていません。むしろ、あるが故にできていないと思い込んで悩みます。
私たちの苦悩が才能のありかを指し示してくれているのです。



与えることが上手な人は、与えてるって気はしません。
だから、与えてる自覚はあまりありません。
「与え上手だよね」って褒められてもピンと来ません。
自分にとってはそれが普通だからです。

しかも、与えるって才能があるから、与え上手な人を見付けるのは得意です。
だから、その人と自分を比べて「自分は与えるのが下手だ」と誤解してしまいます。

しかし、潜在意識では当然「与えること」が才能であり、それをしに生まれてきたことを知っています。
だから、自分の周りには与えたくなる人がたくさん出てきます。
もっと色々してあげたい、与えたい、喜ばせてあげたい、助けたい・・・
そして、実際にたくさん与えています。一生懸命与えてます。

しかし、全然そこに満足することはありません。
それが才能ゆえに、自らに課す基準は高くなるからです。
もっと与えたい、と思うのです。

そして、与えられていることよりも、与えられていないものに注目してしまいます。
それは与えることが才能だからに他なりません。
それゆえに、無力感や罪悪感を抱えやすくなります。

与えることが才能ゆえに、与えることで苦しむのです。

サッカー選手はサッカーのことで悩みます。
歌手は歌や音楽のことで苦しみます。
作家は出版した本や文章のことで苦悩します。
料理人は今日のメインディッシュで悩みます。

私たちは才能がある分野でのみ、悩みを抱えます。

翻って、自分自身を見つめてみましょう。

あなたが長らく悩んでいること、悩んできたことは何でしょう?
あなたが今、苦しんでいるのはどのようなことでしょう?

あなたの苦悩があなたの才能を指し示してくれています。
そこに才能があり、あなたの魅力があり、価値があります。

もし、それが信じられないのであれば、冒頭から読み直してください(笑)

毎日使える心理学講座


あわせて読みたい