好きだから、葛藤する。愛してるから無力感を感じる。

好きな人だから、愛情があるから、何もしてやれない時に葛藤を感じたり、無力感を感じます。
だとすると、ネガティブな感情が動いたときは、好きなもの、大切にしたいものに気付くチャンスと言えませんか?

好きな人の言葉だから、あれこれ意味を考えます。
愛してる人だから、助けられないときに無力感を感じて自分を責めます。

好きな人の態度だから、ムッと来るときもあるのです。
こんなに好きなのに、どうして分かってくれないの?と。

どうでもいい人に対して無力感を感じることはありません。
大事な人だから、無力感を感じてしまうのです。


その人に対してネガティブな感情が動く、ということは、そこにあなたの大切な何かがある、という証拠です。
大切にしたい何かがあるのに、それを大切にできない状況に私たちは不快感を持つからです。

それにネガティブな感情を動かすとそれなりにエネルギーを必要とします。
それだけのエネルギーをかけてもいい、と思うことに私たちは反応してるんです。
すなわち、それだけの価値があるものだからです。

もし、あなたの友達が悩んでいたとしたら、何もしてやれない自分に葛藤を感じるでしょう。

もし、あなたの家族が病に苦しんでいるとしたら、ただ見てるだけの自分に酷い無力感を感じるでしょう。

好きだから、愛してるから、苦しいんです。

あるいは、こんなケースはどうでしょう?

もし、仕事中に部下(上司)の態度にイライラする、という場合。

次の可能性が考えられないでしょうか。

・その部下(上司)のことが好き、尊敬している。→にもかかわらず、そんな態度を取るからイライラする。

・仕事が好き。or 大事なものと思ってる。→その仕事をないがしろにするような態度にむかつく。

・自分のことが好き。or 大切だと思ってる。→自分を大切にしない(尊重しない)部下(上司)の態度にイライラする。

・時間を大切にしたいと思ってる。→部下(上司)の態度が時間を無駄にしている、と感じると、自分もイライラしている。

・約束を大切だと思ってる。→仕事は一種の約束事の連続。もし、部下(上司)がそこにぞんざいな態度を取ってるならば、むかついてしまいます。

・・・等々、何かあなたが大切にしているものがきっとそこから見えて来ます。

すなわち、もし、あなたがその部下(上司)、仕事、自分自身のこと、時間、約束をどうでもいい存在だと扱っていたら、その部下(上司)がどのような態度を取ろうがむかつくことはありません。

ということは、あなたがネガティブに感じることがあるとすれば、そこには大切にしたい何かの存在がある、ということなのです。

ただし、その大切にしたい存在というものが、必要な物かどうかは実のところ分かりません。
時には「手放す」必要があるものもあるのです。

先ほどの仕事の例で言えば「時間」とか「約束」とかね。
時間を大切にする、とか、約束を守る、ということはいいことですが、もし、それを過剰なほど意識してしまってるとしたら、少し手放した方がいいかもしれませんね。

あと、嫌な感情を感じるときに「自分は何が好きなんだ?何を大切にしてるんだ?」と考えることは、ネガをポジに変えてくれる力があると思うんです。
気分的にも。

もし、今日、ネガティブな感情が動いたら、自分が大切にしたいものを探してみましょう。

もしかしたら、「あっ!」と思える気付きがあるかもしれませんよ(^^)

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