心のパワーを制限することを手放したい!



私たちは脳の3%しか使っていない、と言う話、聞いたことありませんか?
なんかすごく勿体ないなあ、と思うんですが、一方では、それで動けてしまうんだから、すごいなあ、とも思います。

さて、脳は3%かもしれませんが、心のパワーも十分に使っているとは言えないのが私たちの人生かもしれません。
しかも、自分自身で意識的・無意識的に自分のパワーに制限をかけてしまうのです。

制限してしまう理由は、怖れ、であることが多いかな。
自分を今以上に出したら、発揮したら、いい面もあるかもしれないけれど、周りの人から分離してしまう、孤立してしまう、変な目で見られる、関係性が崩れる、等の怖れ。
頭ではそんなことはないだろうし、仮にそういうことが起きても大丈夫とか思っているのですが、幼少期からの“習慣”でついセーブしてしまうのかもしれません。

いわゆる「遠慮」もそうです。
謙虚さの表れでもある一方で、立派に自分のパワーを制限することに役立っています。
人によっては謙虚であることを「正当な理由」にしてしまうこともあるくらい。


よくカウンセリングやワークショップで「みんな変人なんですよ」なんて言います。
自分を出したら、人と違うところはいっぱい出てくるし、それが「変」だったりすることってたくさんあります。

みんなと一緒じゃないとヤバい、と思ってる分だけ、その変さを怖れるわけですが、人と違うことって「あなたという個性」を引き立てるものですから、すごく大事なことなんです。

私は親の教育のお陰かと思いますが、人と違うことを良しと思ってきました。(だから、今のような仕事もできるのかもしれません。カウンセラーってかなりマニアックな職業ですから(笑))
人が右に行くなら、私は左に行く、なんて天邪鬼なところもあります。
人と同じは面白くないなあ、楽しくないなあ、と思うのですが、いかがでしょうか。

でも、私も自分を制限してるなあ、抑えてるなあ、というところはいっぱいあります。
枠にハマってるところ、形を気にしてるところ、世間の目を怖れているところ。

その制限を外したいなあ、とずっと思ってきました。

まずは「制限」に気付くことですよね。
気付くと、窮屈さを実感できます。
そういう不快さを感じると、心はそれを解消しようとしますから、その制限を外す方向に向かいます。
もちろん、すぐにはうまくできませんが、その間も準備は着々と進んでると自分を信じてあげるといいと思います。

そして、何かの瞬間にふと外れる感覚がやってきます。
でも、心は同時に恐れも感じますから、すぐにまた閉じてしまいます。

こうしたことを繰り返して、徐々に「開いたまま」になっていくと思うんです。
すなわち、制限が外れた状態が実現されるんです。

そのプロセスを加速させる方法って何だろう?っていつも思ってきました。
様々な方法があると思います。

その一つの方法は、やはり人に会うことかな、と思います。制限が外れてる、この人ふつうじゃない、という人に。
あなたの周りにそんな人がいるならばラッキーです。すごく幸せです。いや、むしろ、あなたの制限はだいぶ外れてるじゃね?と思うくらいです。
その人と一緒に過ごす時間を作って、「制限が外れた状態」を体感しましょう。

周りにそんな人がいないって言う方は、そんな人がいそうな場所に出かけていくことがお勧めです。
そんな人はきっとあなたの憧れの人であり、そこは憧れの場所では?
もしかしたら、その人はお店をやっているかもしれないし、セミナーや講演会をしているかもしれません。お友達ネットワークを駆使してたどり着ける人もいるかもしれません。
休暇を取って出かけていく場所かもしれません。

そうして、「制限解除された状態」に生で触れておくと、体が「これ素敵!」て覚えておいてくれます。
そうすると「解除された状態が普通」になっていくんです。これ理想ですよね!

ちなみに私の場合、周りに制限を外してる、というか、外れてる人が何人かいます。
そして、最近もそういう方に出会い続けています。
ありがたいことです、本当に。

そういうある意味ぶっ飛んだ人たちと出会うと、自分の制限が勝手に解除されていくことが実感できます。最近何度か「根本さん、なんか最近変わりましてよね」とか「キャラ変えました?」と言われることがありました。

きっと最近、また制限を外した人に出会ったからだと思います。
その発想、考え方、言葉、意識、体に触れて、知らず知らずのうちに制限が解除されたのかもしれませんね。

すごく嬉しいことです。

必要なときにその人たちを思い出して「あいつだったら、こういうときどうするだろう?」「こういうとき、どう思うんだろう?」と想像します。

そのとき浮かぶ発想は、たいていぶっ飛んでいます。
でも、直感がそう言ってるわけですから、信じてあげたいですよね。

あとは「勇気」。
周りの人の応援を受け取って、一歩踏み出すだけです。

「それが難しい・・・」という方も多いと思いますので、それはまた別の機会に。

ふーっと息を吐いて、一歩前へ。
そんなイメージが「勇気」だと思います。

制限を外し、より自由の素晴らしさ、開放感が味わえますように。

心理学ミニ講座


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