*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*
“大切なもの”の多くは、無くしてから気付くことも少なくないようです。
モノならともかく、心や存在ともなれば、あって当たり前、無くなることを想定すらしていなかった・・・というケースは少なくないのでは?
あるいは、頭では分かるんです。大切にしなきゃ、と。
でも、忙しい私達はつい緊急性の高いことに意識を向けなきゃいけなくなって、その大切なはずのものを、ぞんざいに扱ってしまったりもするようです。
大切なものを大切にする。
当たり前なことなのに、どうしてむつかしいのでしょう?
それはこれまた当たり前のことなのですが“自分のことを大切にできていないから”なのかな、と思えるんです。
自己嫌悪、というのもありますが、でも、忙しくする、ことだってそうです。
「忙」とは「心を亡くす」と書くわけで、やはり自分を犠牲にしていることだと、我が身を振り返りながらも思うわけです。
ただ、いつも覚えているのはむつかしいこと。
だから、せめて“思い出したときだけ”やってみましょう。
あなたの身の回りの人、そして、家族、仲間、友だち。
身の回りにある一つ一つのモノ。
ちょっとだけ時間を取り、心を込めて感謝の気持ちを贈ってみましょう。
・・・それもまた、いい気分を運んでくれるはず。