「誰のことも信頼できないとき(2)」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

誰のことも信頼できなくなってしまうとしたら、あなたの心はどんな状態なんでしょうか?
ぐちゃぐちゃで、ひどく傷ついて、痛くて、辛くて、寂しくて、悲しくもあり、でも、何も感じないのかもしれないし、諦めたり、むかついたり・・・。

色んなしんどい感情が心の中をどんどん占めて、とてつもなく、辛い状態ではないかな、と思うのです。


つまり、誰のことも信頼できないくらい“辛い”状態なんですよね。

でも、そのことに素直になれないと、私達は誰か自分を傷つけた人、犯人を探そうとしてしまいます。
でも、ほんとうはそのとき、自分自身を一番嫌い、責めて、傷つけているのかもしれません。
そして、実際に、大切な人から順番に言葉や態度によって傷つけてしまうのかもしれません。
私達は自分自身をこれ以上責められなくなったときに、他の人を責めるのです。
他の人を責めているときだけ、私達は自分のことを責めずに済みます。

そして、あなたはまた傷つけた事、そして、自分が誰かを信頼できないことに対して悩み、自己嫌悪に陥ってしまうのではないでしょうか。

誰の事も信頼できない・・・と感じたら、こう気付いてください。
あなたは誰かを信頼したいんですよね。
誰に頼って、誰かを信じて、安心して、ホッとして、ここなら大丈夫、と思いたいんですよね。

本当にあなたが一人で生きていくことを決めたのならば、今更誰かを信頼しようなんて思わないはず。
逆に言えば、信頼できない・・・と感じるあなたは、誰かを信頼したいと思っているんです。
そして、自分が一人で生きていく事ができないこと、誰かの助けを必要としている事を知っているんです。

そして、あなたがそのことに気付いたら、堂々と、世の中を見回して、自分が信頼したい人を探しましょう。
そこまできたら、既にあなたはもう立ち上がれているのです。
もう心はぐちゃぐちゃになっていないのです。
本当に信頼できる人にはまだ出会えていなくても、その準備を始めているのす。

それは自分自身を信頼し始めているという証。
自分の本当の気持ち、素直な気持ちと繋がることができると、心は整理され、被害者を抜け出し、加害者を手放し、自由になり始めているのです。

心の処方箋

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