(2/20)目に見えない価値



「女心は難しいよなあ・・・」
今日いつもの店で飲んでた友人との結論でした。

人のことはよく見える・・・でも、自分のことは分からない・・・。

家で一人で留守番してた妻曰く
「気にしながら飲んでた?早く帰らなきゃあかんって思ってた?」

「うん、そりゃあ、気にしながら飲んでたよ・・・」と答えると、

「ふーん、それくらいだったらいいかな」と妻。

続けて「罪悪感を感じながら飲まれるのもイヤだけど、まったく気にされないのもむかつくし。そのバランスだよね~」と。

・・・。

最近、仕事に向かおうと家を出ると、ショコラ(牝)が激しく吠えます。
「私を置いて、出て行くの?」と言われている様で・・・。

・・・。

そんな妻は臨月近し!というのにパンを焼いてました(^^)
とても美味しかったので、もったいなかったんですけど、チーズフォンデュをしました・・・。

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昨日のこのコラムへの反響がけっこう多くて、照れるやら、嬉しいやらで胸が熱くなりました。
ありがとうございますっ!

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今日は昨日に引き続き、可能性や才能、価値、ヴィジョンなどを見つめるセッションが多かったようです。

僕のカウンセリングの見方では、その人の本質的な部分を見ていきます。
仕事を選ぶ際にも、ブランドや給料という要素も大切ですが、それが自分の本質から離れてしまうと、やはり長続きしなくなりますよね。

心理学講座でもテーマにしましたが、エリートと呼ばれる人たちにお会いすることも多いんです。
その後、彼らがつまづくポイントというのが、やはり、自分がしたいことを選んだ・・・というよりも、誰かのために、あるいは、世間体を気にして・・・、あるいは、プライドや意地があって・・・だったりします。
それを「自分は根性がないから、才能がないから、頑張りが足りないから」などという理由で、自分をひどく責めてしまうんですね。

そんな彼らをカウンセリングしていくとき、僕自身の経験をお話しすることもあります。
僕は偉そうに言えるほどの学歴はぜんぜん持っていないのですが、名のそこそこ通った会社(しかも、毎年、経常利益を増やしてる成長企業)を辞めて、今のこの不安定極まりない(笑)仕事に就いているわけですから、少しは役に立てる話もできるんです。

「親のために結婚すると、自分のために離婚する」

そんな格言も聞いたことがあります。

特に自分の価値や才能には目に見えないものが多く、偏差値やランキングなどでは計り知れないものなんですけど、数字や目安になる基準があると安心しますよね。
そうすると、どうしても「形」に拘るようになるんです。
それが「知名度」とか「規模」とか「安定性」とかで、自分の道を選ぶようになってしまうんだろうと思います。

人とめぐり合う才能がある人は、どこに行っても自分を助けてくれる人に出会うものです。
情熱を持って走れる人は、その情熱が生かせない場所ではくすぶるしかありません。
人の気持ちが分かる人は、人を相手にしないとやはり苦しいんじゃないかと思います。
でも、そういう才能って基準もなく、目にも見えないですから、あてにしにくいものだろうと思います。

人それぞれにフィットする環境があって、やり方があって、方向性があると思うんです。
それを見つけていくことや、応援していくことが僕の大切な仕事だと思っています。

「(カウンセリングというものが)僕が思っていたのと、ぜんぜん違っていて、すごく勉強になりました」
「そういう見方があるなんて、ぜんぜん意外でした。今日来て本当に良かったと思います」

そう言っていただけるのは、カウンセラー冥利に尽きるなあ・・・と思うのでした。
意表を突くのが好きな僕ですから、ほんと、その一言でウキウキしてしまいます(笑)


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