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今回は「子どもができたこと」がきっかけのネタですが、それに限らず結婚や転職、起業に関して「お金への不安」が付きまとうのはよくあることかと思います。
そんな不安に対抗すべく「いざとなればあたしが何とかするから大丈夫」というマインドセットをインストールしてみませんか?
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ブログの更新を楽しみにしています。
子供を産み育てることについて悩んでいます。
元夫とはレスで耐えられず彼氏を作り、と同時期に元夫の浮気が発覚し離婚、現在彼氏と同棲中です。そんな中、妊娠していることが最近わかりました。
妊娠に気づいたとき不安な気持ちと同時にうれしい気持ちがありました。
私の両親は仲が悪く父が生活費を入れなかったりと借金もありいつも母はお金がないと嘆き、子供時代は辛かったです。
そんな経験から今まで子供が欲しいと積極的に思えず赤ちゃんは一生私のところには来ないのだろうと思っていたのに妊娠するなんて…驚きです。
彼も妊娠には素直にうれしい気持ちはあるみたいですが、彼も離婚し子供2人の養育費と住宅ローンも抱えていていることから経済的に不安があり産むことを躊躇しています。
元奥さんが2人目を出産してから急激に変わってしまい離婚に至ったので私ともそうなるのではないかという怖れもあるようです。
私は根本先生の過去ブログを読み漁りお金の怖れを癒していたこともあり、お金はなんとかなるだろうと思っているのですが楽観的すぎるでしょうか?
確かに先を考えると不安は多く怖いです。だからあまり考えたくないです。無責任すぎるでしょうか…
彼から子育てエピソードを聞くこともあり、子供がいたら彼のことをもっと愛せそうな気がします。
何よりふたりが妊娠した事をうれしいと感じたことを大切にしたいと思いました。
でも子供に将来お金の面で苦労させてしまうでしょうか…。
彼とは付き合い始めて1年くらいなのでもっと彼と向き合い、彼との時間を大切にすべきなのか。
私はどうしたらよいでしょうか。
アドバイスをいただけたら幸いです。
(Mさん)
たぶん、子どもができてなくてもお金の問題は出てきたんだろうなあ、と思いながら読ませていただきました。
例えば彼と結婚する段になって「養育費と住宅ローンを抱えた彼と一緒にやっていけるだろうか?」みたいな感じで。
お金についてはある程度癒してきているそうなので楽観的に見られてると思いますが、やっぱり考えて不安になっちゃうということは多少なりとも残っていると見ていきます。
なので、
>何よりふたりが妊娠した事をうれしいと感じたことを大切にしたいと思いました。
という気持ちを大切にしたらよいんじゃない?と思います。
お金の問題はこの先も色々と出てくると思いますから、子どものことは切り離して考えたほうがいいでしょう。
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>私の両親は仲が悪く父が生活費を入れなかったりと借金もありいつも母はお金がないと嘆き、子供時代は辛かったです。
お金の問題は今までもけっこう語ってきてるように「親がどのようにお金を扱っていたか?」がダイレクトに子につながるものです。
親がお金に苦労していたら、子どもは「大人ってのはお金に苦労するもんや」と思い込むようになり、その思い込みを実現して「ああ!お金がない!!」と苦労することになるんです。
他のことでもそうですが、やっぱりお金についても「思い込み」(観念)が現実を創っているんです。
だから、その部分をちゃんと扱ってあげなきゃいけないよね!ということで、彼や妊娠がテーマなはずなのに「親子関係」にフォーカスを当てていくことになるんです。
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そうした親からの影響を取り除くことは「お金の面で親から自立を果たす」という風に見るのですが、そうして楽観的になれたことはとても良い傾向ですね。順調です!ということです。
で、そうしたときにMさんのように「お金はなんとかなるだろう」という境地に達するのですが、それをもう一歩進める話を今日はしたいと思います。
「何とかなるだろう!」という思いを「何とかするだろう!」に発展させるわけです。
この違い、何となく分かりますよね?
「何とかなるだろう」という思いも全然悪くなくて、プロセスを信頼している“サレンダー”とも解釈できなくないわけですが、ほんとうにサレンダーしているときってのは不安や怖れがありつつもしっかりと希望を見出だしています。
「人事を尽くして天命を待つ」の境地ですね。
ただ、その際、忘れちゃいけないのは「人事を尽くす」という点でして、何もせずにただ「何とかなるだろう」と思っているのはちょっと神様への負担が大きい(?)です。
自分ができることをすべてやり尽くした結果の「天命を待つ」ですから、ただボーっとしていることとは違います。
そして、「何とかするだろう」という思いは“自己信頼”の表れです。
例えば、お金についてこんなカウンセリングをすることがあります。(つい最近もした記憶がある)
「しばらく仕事をせずに貯金を切り崩してのんびり静養に努めていたんですがいよいよ残高が厳しくなってそろそろ動き出さなきゃヤバい!ってなったんです。でも、だからと言って全然動けなくて・・・」みたいなお話。
そういうとき「ぶっちゃけ本当にヤバいの?今月で貯金が尽きてもうほんと食べることができなくなるの?」という意地悪な質問をするわけです。
そうすると「え?いや、そういうわけじゃないんですけど・・・」という話になります。ま、そりゃそうですよね。
「自分としてはヤバいと思ってるんだけど、実際はそこまでヤバくないんですよね。お金がなくなってきてるので不安になるとは思うけど、今日明日のメシには困らないわけですし、スマホだって使えるんです。」
と前置きして
「今日明日は困らないけど半年後は困る、と思うと人は焦るんですよね。でも、今日明日は困らないんです。だから、明日になっても今日明日は困らないから動き出せないんです。」
と哲学的なことをお伝えし、
「だから、ほんとうにヤバい!って心が思うようになったらどんな仕事でもやろうとすると思います。つまり、“何とかしようとする自分”が動き出すんです。だからそれまではなかなか動き出せないものだと思います。」
という話をお伝えします。
動き出せないときは動き出したくない自分がいるし、動き出さなくてもいいと思っている自分がいるんです。
それを頭で想像してネガティブな感情を生み出して自分を何とかしようとさせるんですけど、それは頭で創り出した“妄想”なので体は動かないんです。
・・・という話を通じて「自分を信頼して大丈夫よ」ということをお伝えしているつもりです。
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Mさんのお話でも「お金のことはあたしが何とかする」という思いを持ってみるといいんです。
今までのことを振り返ってみてください。
お金に対する不安や怖れ、あるいは嫌悪感みたいなものはそれぞれの時代にあったかと思います。
それを自分はどう向き合ってきたのでしょう?
仕事頑張ってきた、とか、やりくり何とかしてきた、とか、貯金頑張ったとかいろいろとあろうかと思います。
実家を出て一人暮らしをしていた時期はあったんでしょうか?
そのときのやりくりはどうしていましたか?
元夫との生活ではどうでしょうか?
お財布はどちらが握ってたんでしょうか?
イヤイヤ仕事してきたかもしれませんが、生活のためにと頑張ってきた自分がいるならば、それは「自信」に変えてもいいんです。
「いざとなれば働いて何とかすればいい」みたいな「自信」を持つことが出来れば、「まあ、なんとかなるよね」という楽観論にもさらに厚みが持たされるでしょう。
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そりゃあ、好きな仕事をして稼いで、やりたいことやっても十分余裕のある生活をしたいと望む人も多いのですが、でも、生活のために、と割り切って好きじゃない仕事を頑張ってやってるならば、それは大いに褒められるべきことです。
よーやってんなー、えらいなー、あたし。
そんな風に褒めてあげるにふさわしいことを今日もしているんです。
そうして自分を認めて、褒めてあげることで自己肯定感もあがりますし、少しずつ自信を積み重ねていくことになるんです。
でも、そういう自信ってあんまり自覚しません。意識できません。
だから、それを意識してみるといいんです。
読者の全員がそうではないと思うのですが、一人暮らしができるくらいお金稼いでる自分は偉いと思ってほしいのです。
今現在「何とかしてる状態」なんです。
みんなやってることだから、とか思って受け取らないのはもったいないわけですね。
私のクライアントさんの中には離婚して一人で子育てしながら生計を立ててきた方だって珍しくないのですが、それはそれは偉大なことですよね。
それが自覚できるようになると「何とかできる自分」というところに自信が持ちます。
いざとなりゃあ、何とかする!だって今までもそうしてきたしね!という思いを持つことで、心の中に土台ができるわけです。
未来はどうなるか分かりませんが、今より良くなることだってありますよね。
思い込みが現実を創ってるならその思い込みをいい方向に変えていけば良いわけですし、お金についてもブログやセミナー動画や本で紹介しているように、そして、他にもたくさんの方々が考え方ややり方を提供してくれてるように、いかようにでも変えられます。
そうして「自分を信じる=自信」ということを意識していただければと思います。
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ちなみにこうした「自分がやってきたことを承認して自信にする」ということはお金や仕事に限らずあらゆる方向で役立つものです。
が、そういうことをやっていこうと思うけど不安や怖れが消えない、ということもあるでしょう。
実はそこに見えるのが「依存心」なんです。
誰かに何とかしてもらいたい、という依存心があるから不安や怖れが出てきます。
自分ではどうしようもならない、と思い込んでいるからです。
だから、自分を信じる=自信を付ける、というのは「依存心」と向き合うことでもあります。
そこでは敢えて「頑張る」ということも必要なんですね。
依存から自立に向かうにはちょっとは頑張らないといけないので。
なので、その不安や怖れがなかなかぬぐえなくて自立することに抵抗を覚えるのであれば、「どうやらちょっと頑張り時らしい」と思ってみるのがいいでしょう。
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