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他人からの評価をエサに頑張ってきた人(=他人軸)が、自分軸を取り戻すと、そのエサに意味を見出さなくなるので、どう生きていいのか?が分からなくなるものです。
そんな時こそ、自分に休息を与えつつ、ライフワークを見つけるいいタイミングなのではないでしょうか?
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昨年秋にセミナーに初参加し、罰し続けてきた自分を許してもう好きにしようと思えました。
すると、先日ご報告の通り、4年間体の関係を続けた野良猫くんに気が向かなくなり卒業できてしまいました。男の人とは体の関係ばかりで同時期に複数や不倫も。退屈しのぎ目的で、彼氏ほしいとか結婚願望は昔からあまりなし。
仕事では人事評価制度が変わり昇格、昇給のチャンスが増えたため、この半年めちゃくちゃ頑張った結果、良い評価でほんの少し昇給したけど、これだけやってこれかとがっかり。親の手前なんとなく格好がつくかなと入り20年。就職したという形を保ち、お給料はもらえてればいいやと額が変わらなくても何も考えてきませんでした。
これらの心境の変化は自己肯定感が上がってきた結果だと思います。
ずっと、いつまで生き続けなきゃいけないの?と思っていて、男の人に刺激を求め、仕事ではとりあえず現状維持することで生き延びてきたのかも、と気づきました。
それが崩れた今、この先を続ける力が無くなってしまいました。自分が心地良いことをしたり探すのも負担で疲れた、もう生ききったから許してという気持ちです。これは一体何なのでしょうか?
(Eさん)
要するに「とても順調です」ということです。はい。
諸般の事情により過程をぶっこ抜いて結論だけ申しますと、
「今まで他人軸で生きてきた人が、自分軸に移行し始めると、途端に『意味』を見出せなくなる」
という状況にいらっしゃるんじゃないかと思うわけです。
例えば、
「親に認められるために」
「親を安心させるために」
「世間体を気にして」
「周りの人に合わせて」
「会社から評価されるために」
「同僚たちから尊敬されるために」
「上司に舐められないように」
などの「他人軸」なあり方でお仕事をしてきたとするならば、「私は私でええんや!」と気付き、自己肯定感なんぞをあげていったりしますと、途端に、それらの「働く目的・意味」がテイをなさなくなりますね。
そうすると、「何のために仕事をするの?なんで働かなきゃいけないの?」という哲学的命題が突如突き付けられることになるわけです。
Eさんが「この先を生きる力がなくなってしまった」と感じるのは、言い換えれば、
「ずっと他人軸で生きてきてんけど、最近、自己肯定感だの自分軸だの言うてる悪い人に出会ってしもうて、この先の生き方が分からへんようになってもうてん」
ということなんだろうと思うのです。
これってよく起きてるんですけど、意外とお伝えする機会がなかったことかもしれません。
恋愛でもあります。
「彼に愛されるため」に頑張ってきた人は、自分軸を取り戻していくと「彼のことが好きかどうか分からなくなった。いや、むしろ、彼氏が欲しいのかも分からなくなった」などと言います。
友だち関係でもあります。
「友だちから嫌わないように、バカにされないようにファッションとかいろいろ気にして来たけど、最近、なんだかそういう自分がバカらしくなってきて、その友だちと会うのもおっくうになってきた。」
親子関係でも顕著です。
「親の顔色を伺って生きてきたんだけど、最近、もっと自分らしくてええんや、と知って以来、親に対して反抗的態度を採るようになっちゃった。反抗期みたい。」
つまり、誰かのために頑張ってきた「いい人」にとって、他人から認められることがエサになるわけですけれど、自分軸ってのは、他人から認められることなんてどうでもよくなることなので、そのエサがなくなったように感じてしまうわけですね。
だから、Eさん、ものすごく順調なんですわー。
ということは、新たなエサを他ならぬ自分のために見つけてあげるのが今の課題になるわけです。
そのエサというのが・・・
「私が勝手にワクワクしてしまうもの」
「私が好きなもの」
「私がときめきを覚えるもの」
「私がコーフンしちまうもの」
などですね。裏を返せば、
「私がワクワクしないことはやんない」
「私が好きじゃないものは手を出さない」
「私がときめかないことはしない」
「私がコーフンしないものはやんない」
ということでもあります。
これ、他人軸で生きてきた人にとってはなかなか過酷でありますが、なんせ、「初心者マーク」だと思えば、多少は気分も和らぐでしょうか。
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Eさんにとってはその野良猫君も不倫や体だけの関係の男の人というのも、いわばアンダーグラウンドでありまして、表で他人軸をやっている分、どうしたって溜まってしまうストレスを吐き出す口としては最適な相手なんですよね。
それで自分軸を取り戻して、自己肯定感があがっていけば、アンダーグラウンドの存在自体が不必要になっていきますから(オープンな関係がほしくなるわけでね)、彼らと寝る意味が見いだせなくなってしまうんです。
となると、じゃあ、私がほんとうに喜びを感じられるセックスってなんなのさ?って考えてみてください。想像してみてください。
私がほんとうにとろけちまうような魅力的な男ってどんな男なんだろう?と想像してみてください。(そんな男が存在してるかどうかは別として)
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で、まあ、そういう状態になったときは、「とりあえず、お休みするのもありでっせ」とお伝えしています。
仕事へのモチベーションもいい感じに下がってるわけですし、有給だって溜まってるでしょ?
じゃあ、それを無理やり行使して、何も持たずに南の島、もしくは、温泉街などに逃亡してみてはいかがでしょうか?
ほんとは2週間くらいが理想だけど、むずかしければ1週間でも良いっす。
ただ何をするわけでもなくぼーっと過ごしてみると、色々と見えてくるものが変わります。
あるいは、その悪い人のセミナーにまた足繁く通うというのもアリですな。
そう言えば、以前、東京にお住まいなのに、いつも大阪や札幌や福岡など遠方のセミナーに通い詰めてくれていた人もいました。(そういえば、Eさんも・・・笑)
「セミナーに行くって大義名分でお休みを取って自分を休ませてあげようと思って~。どこか美味しい店教えてください~」という風にね。
別に東京在住の方が神楽坂のセミナールームに通うのも「非日常」だからいいと思うんですが、それが地方に行くってなれば、さらに「非日常」ですから、さらに気分転換になります。
「非日常」のもたらす効能ってめちゃくちゃでかくて、それでリトリートセミナー(今年、また再開予定です!!)やら、ランチ・アフタヌーンティ・ディナーなどを付けたセッションをしているわけです。
そろそろEさんも改めて自分の人生を俯瞰しつつ、「さて、あたしは何がしたいのかしら?どんな生き方がしたいのかしら?」というところを見つめ直してみるのが良いかと思います。
その際、今までやってきたことは決して無駄にならず、損もしないことは言うまでもありません(一時的にそう感じる時期もありますが)。
ということで、そんなときは自分を休めつつ、「ライフワーク」を見つけることがお勧めですよ、というお話です。
★ライフワーク本&セミナー
*「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)
*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?
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