人のことは分かるのに、どうして自分のことは分からないのか?



私はよくセミナー中にズボンのチャックを全開にしていることが多いのですが、なかなか自分では見えない部分なので、お客様に指摘して頂いて気付くことが多いです。
私たちは自分のことを一番分かっていると思い込んでいますけど、実は一番分かっていないのです。

みなさんのネタを見てこれやー!と毎回共感している武闘派女子です!
過去のブログを遡り、血眼で毎日読み漁っております
ロックマン兼野良猫の彼と音信不通で終りを迎え、3歩進んで2歩下がりつつ、匍匐前進真っ只中!私としては過去の恋愛と比べて急成長したなーって実感しています、
私今めっちゃええ女とちゃう?とも少しずつ思えるようになってきました!

そしてこんな時に何故か恋愛相談を受ける機会がバンバン増えて、愛の伝道師?のようになっております。
周りの人が幸せ、元気になるのはとても喜ばしい事なのですが、
しかし!人の恋愛事は冷静に見れて、わかるのに何故自分の恋愛の事、ロックマンの彼の事を考えると全くわからなくなるのでしょうか?
彼はこうなのかな、ああなのかな?と考えるのですが、、
他人軸←彼軸だからなのか、彼との距離が近かったからなのか、、何故なのでしょう??
(Sさん)

>私今めっちゃええ女とちゃう?とも少しずつ思えるようになってきました!

お!ええやん、ええやん。
その調子で匍匐前進し続けてください。いい筋肉付きそうですね!!(笑)

さて、「人のことは冷静に見れて分かるのに、なぜ、自分のことになると分からないのか?」という現象は基本中に基本でございます。

私だってカウンセラーだから自分のことは分かるでしょ?と思われるんですけど、分からないことも多いので、私も人に相談するタイプです。

その理由はSさんも書いてるじゃないですか。

>人の恋愛事は冷静に見れて

ってことですな。

自分のことは冷静に見れないからなんですわなあ。

人のことが分かるのは客観的だから。
自分のことが分からないのは主観的だから。

一応、これで説明はついてしまうのですが、もう少しネチネチと攻めてみたいと思います(笑)

主観的ってのが悪いってことではないのですが、どうしたって「感情」が動いてしまいますよね。

特に「欲」にまみれてしまうわけです。

会いたい。
うまく行きたい。
好きになって欲しい。
もっとラブラブになりたい。
結婚したい。
ずっと一緒にいてほしい。

しかも、Sさん始め自立系武闘派情熱女子の皆さんは、その熱さからそうした欲求もまた爆発的なエネルギーを有しているわけです。

そういう自分の感情を無視することはできませんから、どうしたって、彼のこととなるといろんな思いが錯綜してしまうわけです。

しかも、さらにややこしいことに、自分のこととなるとかなりの量の「思い込み・自分ルール・観念」が適用されます。

「私の恋はうまく行かない」
「私の情熱を怖れてダッシュで逃げていく」
「難攻不落のロックマンじゃないとやる気がで出ない」
「男は私のことを愛してくれない」
「私はめんどくさい女だから男たちは嫌がるはず」
「どうせ、私が好きになる人は変な人」
「私が好きになる男はややこしい問題を抱えている」

みたいな。

この思い込みってのは「色眼鏡」なわけです。

だから、仮に友達が「えーっ、彼はあなたのことが好きだと思うなー。だってちゃんと会ってくれるんでしょう?」って言ったとしても、「でも、そんなことないよ。単に体が目当てだと思う。全然優しくしてくれないもん」という思い込みによって、友達の客観的な意見をぶっ飛ばしてしまうのです。

また、自己肯定感の低さなどから、自分のことを客観的な視点よりも悪く自分を捉えてしまいます。

周りの人はかわいいと言ってくれるのに、全然そうは思えない。
友達はセンスがいいと言ってくれるけど、全然そんな風には思えない。
同僚は仕事ができると言ってくれるけど、自分はまだまだだと思う。

そうやって私たちは客観的評価を自分の思い込みによって捻じ曲げて捉えることが得意です。

例えば、服を買いに行ったときに「自分ではこれ似合わないなあ」と思っていても、友達や店員さんが「これいいよ!絶対似合うよ!」って言われた経験はありませんか?
そして、その服を買ったら別の友達にも「それ、いいね!かわいいね~!」って褒められたり。

この「似合わないよな」という自己判断が思い込みであり、フィルターなのです。

でも、他人に対してはそういうフィルターはだいぶ薄くなるので、だいぶ客観的にみられるようになるのです。

で、その他人というのも、自分から距離のある人ほど冷静に見ることができて、距離が近づいて、親だの、パートナーだの、子だのって距離感になると、自分同様客観的に見ることは難しくなります。

特に恋愛至上主義者や野良猫愛好家、さらには、ロックマン信者の皆さんにとっては、彼に対する思いは並大抵のエネルギーじゃないですから、ここまでお話してきた「思い込み」も何倍も強くなります。

とはいえ「そういうもん」なんですよね。

いいとか悪いとかではなく。

そして、自分のことはどんなに頑張っても客観的に見るということは本質的に難しいんです。
どうしたって潜在意識内にある観念が色眼鏡になるから。

だから、諦めましょう!(笑)

「自分のことは自分では分からねーから、人に聞け!!」

これです!
アウトソーシングです!

そもそも私たちは物理的な面でも自分のことは見れません。

トラディショナルなボケに

「メガネはどこじゃ?わしのメガネ知らんかのぉ?」

「おじいちゃん、頭の上にあるでしょ?分かんないの?」

というやり取りがありますが、私たちは髪の毛についたご飯粒も、ほっぺに書かれたいたずら書きも、背中に付いてるクリーニングのタグも残念ながら自分では見ることはできません。

鏡に映してチェックするなり、人に頼まなきゃ分からないんです。

心の世界も同じです。

私たちは自分のことを分かっているような気になっていますが、実は自分のことが一番分からないのです。

心の世界では「鏡」は身近な人です。投影の法則ですね。

皆さんも知らないうちに、頭の上に乗っけているメガネが見つけられなくて「おばあさん、わしのメガネ知らんかのぉ?」とやってるんですよ。

だから、自分のことを客観的に知るには、鏡、、、そう、身近な人を見るのがいいです。
自分の周りにはどんな人がたくさんいるのか?
パートナーはどんな人なのか?

投影の法則を使って身近な人に対して自分が感じていることを通じて、自分を知ります。

そして、やはり「人に聞いて、その人の意見を信じる」というのがいいのかなあ、と思います。

自己肯定感はこちら。

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