やりたいことをやっていい、という許可をあなたはどれくらい出せていますか?



本当にやりたいことをやる!というのは、それだけで怖れが伴うものですし、時には今の生活を変えなきゃいけないリスクも感じます。
そうすると「今じゃなくてもいいか」と先延ばししたくなるのですが・・・本当にそれでいいですか?という痛い記事です(笑)

昨日の個人セッションにて「恋愛相談なのにライフワークの話で盛り上がった」根本です。こんにちは。

恋愛が行き詰るなら仕事と向き合ってみ。
仕事がダメなら家族と向き合ってみ。
やりたい趣味があるなら飛び込んでみ。
全部、自分が主人公だから、何かを動かすと停滞感がなくなって恋愛も動き出すものです。

ある意味、受験生と同じ心理かもしれませんね。
数学で行き詰って進まないなら、英語を勉強してみて気分を変えてみる、みたいな。

さて、ライフワークを生きるってことで3日連続してこのネタを書いているわけですが、そもそも自分が本当に望むことをちゃんと自分に許可してるのか?許可できるのか?ってのが大きな関門として聳え立つことがよくあるようです。

皆さんはどうでしょうか?

ほんとうにしたいことをやっていいぞ!って自分に許可出してます?

例えば、ずっと会社員をやってきて、ある人と知り合って、根本さんとも知り合って、フリーで活動したいなあ、と思い始めた方がいます。
彼にはずっとやりたいことがあって、以前からその勉強もしてきて、資格もいくつか取っていて、それで「何かきっかけがあったら、そっちに進もう」と思っていたんです。
ところが、そうしているうちに出世もし、責任も抱え、会社の上の人から将来を嘱望される存在になってしまったんですね。
ほんで家族もいるし、給料もそこそこもらってるし、リスクを考えたら「このままでいいか・・・」なんて思いが出て来たんです。
そこで、フリーでやってる人、自営業の人に出会っちゃって心が揺れてる、って話です。

「きっかけ待ち」の方って意外に多いのかもしれませんが、要するにそれって他人軸な考え方です。
で、彼の場合は今の仕事がそんなに嫌じゃないのでまた悩みもひとしおなのですが、逆に、嫌な仕事でもう会社辞めたい!って心は叫んでるのに、「うーん、うーん、うーん」と悩んじゃってる人も少なくないでしょう。

で、「きっかけ待ち」です。

そういう時ってなかなか決断ができないんですよね。
今の生活を取るか、思い切ってやりたいことをやってみるか、という決断。
彼は奥さんにそのことを相談したんですけど、反対されると思いきや、「あなたがやりたいことだったらやってみれば」とあっさり言われて、ますます悩むことに。

うだうだ悩んでるのも嫌だし、そういう悩みを持ってる自分のことも嫌いになって行ったりします。

なんで他人軸になっちゃうの?というと、「理由」「大義名分」があれば動けるという心理です。
もっと言えば、何か外的要因が起きて仕方なく会社を辞めなきゃいけない状況になったら、「自分がやりたいことをやる許可を自分に出せる」というわけです。

私も「今の会社が嫌なんです。仕事したくないんです。でも、やりたいことも見つかってないんです」という方には仕事を辞めるのを必ずしもお勧めしないです。
が、彼のようにやりたいことがあって、でも、決断できない場合には、「のちのちめっちゃ後悔する可能性」があるので、どっちかをちゃんと選べたらいいなあ、と思うのです。
(辞めなくても納得して今の仕事を続けられるのであればいいですよね。すっきりして今の仕事をもっと楽しめると思います。)

その時、彼にした質問はコレ。

「あなたのお子さんが将来、同じ悩みにぶつかったときに、なんて言ってあげたい?」

ま、カウンセラーとしては奥の手である「子どもをダシに使う」という戦法です(笑)
お子さんがいらっしゃらない方には「親友が」という言い方をすることもあります。

そして、もう一つ、

「あなたが80歳になったときに『いい人生だったな』って思えるのは、どんな人生を歩んだときだと思いますか?」

これらの質問は「自分が本当にしたいことは何なんだ?」「自分にとって大切なものは何だ?」ということを考えさせる効果があると思ってます。

それが「ライフワークを生きることを自分に許可する」ことに繋がります。

私たちはどこかで「安定」を求めるようです。
意外かもしれませんがこの心理は特に男性の方が強いです。

そうすると「今の生活を捨ててまで新しいことにチャレンジする」ということが怖くなってしまいます。

その一方で「やりたいこと」は、別にそんなに急がなくても、保留していても生活上は困らないものです。

だから、「きっかけ待ち」になります。

以前ある人が「20年以上サラリーマンやってきて、いざ、独立ってなるとほんと怖いんですよ。根本さんには分からないと思いますが・・・(笑)」と自嘲気味につぶやいてましたが(笑)

短期的視野で見れば、今の生活を続ける方が安全。
長期的視野で見れば、やりたいことをやった方が充実した人生になる。

リスクマネジメントとして見れば、今の生活の方が安全。
ただ、後悔しない人生と言えば、やりたいことをやった方がいい。

その間ではなかなか結論が出ないので「ま、また今度考えよう」と先送りにします。
そして、人によってはその先送り期間が数十年に渡ることもあります。

安全なやり方としては、今の生活を維持したまま「やりたいこと」の一つをやってみる、というのがあります。
ある人は、「もう一度、学生時代の時にやったバックパッカーみたいなことをやってみたいんですよね」というので、ぜひぜひ、1週間でもいいじゃない!と言ってお勧めしました。
結果的に5日くらいでしたが休みを利用して数十年ぶりに某国の安宿を訪ねた彼は、一気に吹っ切れたようで、「もっとやりたいことをしてぇ!」と積極的に動き出しました。

もちろん、彼のように海外旅行をしてもいいのですが、日々、ちょっとしたことで「やりたいことをやる」ということにこだわってみてもいいでしょう。

「今は○○だから」と理由を付けてやりたいことを先延ばしにしてること、ありませんか?
買いたいもの、行きたい店、やってみたい趣味、会いたい人、何でもいいです。

「最近は健康に気を付けてあまり飲みに行かないんだけど、ほんとは泥酔するくらい飲みたいんだよね~」という人は、早速、今夜、大衆酒場に繰り出しませんか?

「前から狙ってるバッグ。ほんとは欲しいんだけどボーナスも思ったほど出なかったから買ってないんだよね」という方。仕事帰りに百貨店に直行しませんか?

「根本さんのリトリート。ほんとは行きたいんだけど、私には必要ないかもって頭で考えちゃってるんですよね」という方。急ぎ、下記から申し込んでください!(笑)
https://business.form-mailer.jp/fms/28d2c58c48746

ま、そんな風に「大きなやりたいこと」をやる前に「小さなやりたいこと」を実現していって、そんな自分になっていく、という安全なプロセスもあります。
そうして潜在意識に「やりたいことをやってもいいんだ」と教えてあげるわけですね。

また、自分がしたい生き方をしてる人に会いまくる、というのもお勧めです。
ある人は、OLを辞めて独立したいと考えてました。でも、職場の人や友達に言っても反対意見ばかりが出ます。親もそうでした。
それで、私の勧めであるビジネスセミナーに顔を出したら、そこは起業している人ばかりで、彼女の思いに「やんなよ!絶対いいよ!協力するよ!」って答えてくれました。
そのうち彼女は「早く独立したい!一刻も早く自分で仕事したい!」と思うようになって、あっさり退社。その半年後にはOL時代を超える収入を得ていました。

これらの方法も「自分がやりたいことをやる許可を出す」ために有効ですね。

アファメーション的に言えば、「私はやりたいことをやっていいよ。もう自分がやりたいことをやる人生を生きてもいいよ」という言葉を繰り返し自分に言ってあげることで、だんだんその気になって来ることもあります。

「やりたいことをやっていい」
「欲しいものを欲しいと望んでいい」

案外、このことが私たちが苦手なことなのかもしれません。

皆さんは今、欲しいものを欲しいと素直に言えますか?やりたいことをやりたいと素直に認められますか?

欲しいものを我慢する癖が付いていませんか?
やりたいことは「時間があるとき」みたいに先延ばししていませんか?

まずは自分の中で「それをやっていい」と許可を出してみるのもアリです。

ある人はアラフォーなんですが、やっぱり子どもが欲しい、産みたい、という思いがふつふつと湧き上がってきました。
でも、年齢的にもそんなの無理だと思い込んでいて、その望みを口にすることすら憚られていたのですが、ある私のセミナーで「やっぱりそれを抜きに私の人生は語れない!」と思い立って、そのまま婚活を始めました。
それまではすごく嫌だった婚活もなぜかスーッとうまく行き、半年ちょっとで結婚、そして、不妊治療を経てお子さんを授かりました。

もちろん、彼女は子どもを授かりましたけど、うまく行かないこともありますよね?
でも、やりたいことをやりたいようにやってみて、自分の気持ちに素直になった分だけ、その結果は受け入れられるものです。
なぜかというと「ベストを尽くしたから」。

私たちが後悔するのは「やるべきことをしてなかったからではないか?」「ほんとはアレができたんじゃないか?」という不完全燃焼を起こしてるときですよね。

結果が後悔を作るんじゃないんです。
結果に至るプロセスから後悔が生まれるんです。

さて、あなたはやりたいことにどれくらい許可が下りているでしょうか?
自分らしい人生を生きることをどれくらい自分に許せているでしょうか?

怖いのは当然。
保証がないのも当然。
それを百も承知の上で「やりたいことをやりたい」と思うのならば、あなたの心はもうリスクを取る準備ができてるってことじゃないでしょうか?

「望んでるものを欲しいと思っていい」
「やりたいことをやってもいい」

と自分に言ってあげてください。

さらにもうひとつオマケな話。

「わがままになっていい」

という許可を与えることもまた効果的です。
つくづく私はわがままな人間で、嫌なことは嫌だし、やりたいことはやりたいと思う、とても不器用な性格をしています。
でも、そのお陰でやりたいことをやって生きる人生になれたので、それも皆さんにお勧めしたいのです。

さて、ここからは例によって宣伝です。

大阪:2/18(日)13:00-17:00 ワークショップ「好きなことをして自由な人生を生きる~才能、価値、資質、魅力を徹底的に知る~」(四ツ橋)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/21902

東京・神楽坂:3/24(土)
大阪・四ツ橋:5/20(日)
13:00-17:00 ワークショップ「好きなことをして自由な人生を生きる2~ライフワークを生きることを自分に許可する~」(四ツ橋)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/23021


あわせて読みたい