そもそもリトリートセミナーとは何でしょうか?
ググってみるとたくさんの説明が出てきます。
総じてこんなイメージではないでしょうか?
『リトリートとは、英語ではRetreatと書きます。つまり日本語で直訳すると、避難、退去、隠居、静修などの意味を表しますが、この場合のリトリートは「仕事や家庭生活等の日常生活から離れ、自分だけの時間や人間関係に浸ることで自分を見つめなおす場所」を指す言葉として使われています。』
(※出典はこちらです。)
通常、私のセミナーは東京や大阪、名古屋などの都市部で開催しています。
しかも、なるべく交通の便が良いところ(皆さんが足を運びやすいところ)を選ぶため、必然的に都市部、都会の真ん中で開催しています。
しかし、リトリートセミナーはそれに比べるとずっと交通の便の悪いところ、皆さんからすれば、ちょっと行くのが遠いと感じるところ、参加するには少し勇気のいる場所で開催しています。
初めてのリトリートは沖縄の北中城村。空港から車で1時間もかかる場所でした。
2回目は伊豆高原。東京や熱海から特急で数時間かけて訪れる場所。名古屋や大阪、福岡からはずっと遠いところです。
3回目は沖縄・那覇。今までで一番交通の便が良いところでした。とはいえ、参加してくださった方は全員飛行機に乗って来てくれました。
そして、4回目は出雲。名前は知っているけれど・・・ちょっと遠いな・・・そもそもどこにあるの???って感じの場所ではないでしょうか?
わざわざそんな行くだけでもちょっと大変な場所でセミナーを開催します。
なぜか?というと、「非日常」な場所に皆さんをお招きするため。
日常を離れることで見えてくるものってたくさんあるんです。
「私ってけっこう頑張ってるんだよなあ」
「ほんとうはもっと自由に行きたいんだよね」
「自分にもけっこういいところあるじゃないか」
「ああ、ほんとはもっとやりたいことがあるんだよね」
「ほんとの自分はこういうキャラだったなあ」
忙しい毎日ではついつい見過ごしてしまう、ほんとうの自分を見つめるために、非日常な空間はとても役に立つのです。
日常を離れると人は少し肩の力を抜くことができます。
旅の恥はかき捨て、ということわざもあるように、普段よりもよりチャレンジしやすくなります。
ふだんの自分を客観的に見ることができます。
その空間の中で私たちは「ああ、私はこんなだったな」という思いに気付くことができます。
つまり、本来の自分自身との出会い、を体験できる場所がリトリートセミナーなのです。
*
私自身の話をさせてください。
皆さんもご存知かと思いますが、私は旅人です。旅がほんとに好きです。
だから、読者の皆さんの中には私の地元が大阪であることを知らない方すらいらっしゃいます。
「根本さん、次はいつ大阪にいらっしゃるんですか?」って聞かれることもありますから(笑)(実話です!)
札幌から沖縄まであちこち旅をしている私でも、「自分はほんとうは何がしたいんだ?」「自分が好きなものって何だ?」って壁にぶつかるときもあるんです。
もっと言えば、「自分は次にどこに行きたいんだろうか?」「自分がほんとうにしたいことって何だろう?」って問いは常に自分自身に投げかけています。
そういうとき、私は自分を「非日常」に置きます。
それはお気に入りの温泉だったり、大好きな海の見える場所だったり、いい気分を味わえるラグジュアリーなホテルだったり。
その非日常空間の中で私は自分自身を見つめます。
「僕は文章を書くのが好きだから、本を書き続けるのが幸せだよなあ。もっと書きたいなあ」
「やっぱり僕は人が好きなんだなあ。出会いにすごく喜びを感じるんだなあ」
「いろんな場所に出かけて行って心の世界の素晴らしさ、愛の感動を分かち合いたいな」
「みんな、素晴らしいんだぞ!みんな、魅力的なんだぞ!ということをみんなに伝えたいな」
「美味しいものを食べて、色んな人に出会って、それを僕の大切な人たちに伝えていきたいな」
「たくさんの人とのご縁に恵まれて幸せだなあ。好きなことをさせてもらえて有り難いなあ」
最近も非日常に実を起いてそんなことを思いながら1人ニヤニヤしていました。
ほんとうに自分がしたいこと、自分が好きなもの、やりたいことに出会うと自然とニヤニヤしてきて、幸せを感じられます。
その瞬間に心も体も軽くなり、「あれがしたい、これがしたい」という意欲が湧き出してきました。
実は、軽井沢に旅をしていたとき、行きつけとなったコインランドリーで、「ああ、このネタを書きたい!!!」という衝動に駆られて1人悶絶していました。
ホテルにPCを置いてきたことをほんとに後悔しながら、思いついたアイデアをスマホに打ち込んでいました。
(コインランドリーで乾燥機から洗濯物を取り出した瞬間にその衝動に駆られたってのはちょっとショボいシチュエーションですけれど(笑))
でも、その瞬間、至福感に包まれていたのでした。
おそらく、ニヤニヤしながら必死にスマホに文字を打ち込む私の姿を、周りの人たちは怪しんでいたと思います。
*
だから、私にとってリトリートセミナーは私のブログを読んでくださる皆さんをぜひご招待したい場なのです。
でも、どこでもいいってわけでもありません。
大切なのはその場の空気。その土地のエネルギー。
どうせなら、皆さんが喜んでいただけるような、皆さんに感動していただけるような、そんな場所で開催したいと思っています。
だから、自分自身もワクワクするような場所でこのセミナーは開催されます。
皆さんが距離を越えて参加してみて本当に良かった、と思えるような場所を選びたいと思っています。
行ったみたいな、と感じる場所だったり。
ああ、なんか良さそう、と思えるところだったり。
なんか呼ばれてるかも!って感じられるスピリチュアルな場所だったり。
変な話、セミナーは別にしても、この場所、気持ちいい!ここ好き!って思えるところを選んでいます。
*
セミナーではどんなことをするのでしょう?
実は特に何をするのかというのは決まっていません。
その場その場の雰囲気、空気を見ながら、セッションを決めていきます。
だから、毎回進み方は変わってきます。
2回連続して参加された方が、全然違う!って驚いて喜んでました。得した!って。
リトリートセミナーはゆったりした空気の中でセッションが進行していきます。
始めは自己紹介をしていただくんです。1人1分くらい。
一言でも声を発すると緊張が少しずつほぐれていくんです。
そして、不思議なことに場の一体感がすでに作られていきます。
イメージワーク(瞑想)をします。
私のイメージワークは特に型はありません。
その場で浮かんだ思いを皆さんに伝えていきます。
ますます皆さんがリラックスして、地に足が着くように、今、ここに意識を置けるように、また、日常から離れて非日常に移行できるように、そんなイメージを作っていきます。
「ふぅ」と大きく息を付きたくなるような、そんな力が抜けた状態になっていきます。
個人セッションがリトリートセミナーのメインテーマです。
自分の問題をシェアしてもいい、というボランティアを募集します。
そして、日常から持ってきた問題を、非日常の中で開示していきます。
パートナーとのこと。
仕事のこと。
家族のこと。
自分の性格のこと。
テーマは何でも構いません。
今、何とかしたいテーマを分かち合い、それをどう解決していけばいいのか?を見ていきます。
非日常にいると、自分でも客観的に問題を見つめることができるので、気付きもすごく早いんです。
だから、普段以上に、自分で答えを見つけられる方もたくさん見られます。
そして、様々なセッションをしていきます。
ロールプレイを使って心の傷を解放していくこともあります。
イメージワークを用いて、潜在意識を書き換えていくこともあります。
グループやペアワークを使って繋がりを感じたり、実習をしていくこともあります。
そうして、参加者一人一人が人の問題を通じて自分自身を見つめ直し、今の自分にフィードバックしていくのです。
*
「一生の思い出に残るセミナーになります」
これはお約束できます!!
そして、仲間ができます。しかも、全国に。
恥ずかしがり屋だった方も、集団が苦手だった方も、気が付けば仲間が出来ています。
これはもう、不思議な体験としか言いようがありません。
リトリートセミナーの目に見える変化はこれかもしれないな、と思うほどです。
「大人の修学旅行ですね」という言葉を参加された方から頂きました。
枕投げはさすがにしませんが(しちゃいけないわけじゃありませんが(笑))、一緒になった仲間たちとふだんならしない話題に明け暮れることができます。
2日目の午後には「帰りたくない症候群」に見舞われます。
帰るのが惜しくてギリギリまで残る方もいます。
空港で涙ながらに別れたり、帰りの電車が一緒になって最寄りの駅までずーっとしゃべって帰った方もいます。
そして、それぞれが再会を約束して家路に着きます。
私たちもリトリートセミナーのオフ会を定期的に開催しています。
フェイスブックでグループを作って繋がりの場を作っています。
このご縁はむしろ始まり。
その後も望むだけ続いていくことができるんです。
*
人生が変わった、という方がたくさんいます。
リトリートセミナーに参加して、やりたいことをやろう!と決意して実践された方も多くいます。
自分はやっぱりあの人が好きなんだ、とコミットメントが出来た人もいます。
逆に、新たな人生に向けて一歩踏み出された方もいます。
一生の思い出になる、ということは、人生の分岐点にすることができる場なのです。
もし、あなたがこの場に参加されたら、どんな感想を漏らされるのでしょうか。
ぜひ、その声をお聞かせください。