10月21日発売の新刊『あなたの心を支配する 呪いを解く』。
その登場人物を、1人ずつご紹介しています。
最後の5人目は、親子・家族関係の呪いを抱える高倉ユウコさんです。
★ユウコさんってこんな人
ユウコさんは44歳。子育て真っ最中のママです。
旦那さんの実家は、田舎の工務店。
長男である旦那さんは、生まれたときから家を継ぐことが決まっていました。
結婚を機に旦那さんの地元に引っ越してきたものの、あまりの文化の違いに戸惑う毎日。
5年前、お義父さんが病気で突然引退し、旦那さんが思っていたより早く二代目社長になってからは、いつもイライラしていて衝突も増えてしまいました。
子育てはほとんどワンオペ。
母親が子どもの面倒を見るのが当然、という土地柄で、誰もそれを気にとめません。
本当は自分も仕事に出て、世の中とつながりたい。
自分の化粧品代や、友だちとのランチ代くらいは自分で稼ぎたい。
そう思っているんです。
★ユウコさんのまわりにある呪い
旦那さんに相談すると、返ってくるのはこんな言葉。
「俺が稼いでくるから、ユウコは子どものことを見てやってほしい」
「長男なんだから仕方ないだろ」
「夫婦なんてお互いに我慢してうまくやるもんだろ」
そして、いずれは義両親のお世話もすることになるのだろう、という予感。
ユウコさんの相談相手は、3つ上のお姉さんです。
東京で薬剤師の仕事を続けながら子育てをして、推しのライブのために一人で福岡まで旅行してしまうような、自由な人。
「私はいつでも離婚できるから」
そう明るく言ってのけるお姉さんが、ユウコさんには心底羨ましいんです。
あるとき、ユウコさんはお義母さんに聞いてみました。
「お義父さんと離婚したいと思ったことはないんですか?」
返ってきたのは、少し前に旦那さんから聞いたのとそっくりなセリフでした。
★家族の呪いは、先祖代々続くもの?
その土地に伝わる風習や、その家ならではのルール。
私たちは、よくも悪くもそれに縛られて生きています。
カウンセラーとして全国各地の方とお話ししていると、今も地域性ってあるなと感じる場面がたくさんあるんです。
本の中では、関西の「おもろいやつがヒーロー」という伝統に馴染めず、必死に標準語をマスターした元関西人のお話なども書いています。
地域性が残るのは、親から子へと価値観が受け継がれていくから。
そしてその中には、呪いと呼べるものもたくさん含まれているんですね。
「子どもの面倒は母親が見るべき」という価値観も、地域や時代の影響を色濃く受けたものです。
社会がどれだけ変わっても、自分の中にその呪いがあれば、誰かに頼ることはできないままなんです。
★夫婦で意見が分かれるのは、当たり前
そう考えると、夫婦がずっと円満でいられるのは奇跡のようなものかもしれません。
育った家も地域も違えば、それぞれが無意識に持っている呪いも全然違う。
だから、衝突するのが当たり前なんです。
かといって、「離婚すればいい」「どちらかが我慢するしかない」というお話をしたいわけではありません。
大切なのは、「2人の新しいやり方」を作っていくこと。
「自分の家はこうで、君の家はこうだったけど、私たち2人の家はどうする?」
そんなふうに話し合っていけたら理想ですよね。
実際はとても難しいんですけどね。
私のカウンセリングでも、夫婦のご相談はとても多いんです。
まさにお互いの呪いがぶつかり合って、ぎくしゃくしてしまったケースがその大半と言ってもいいくらいです。
★あなたにも、こんな呪いはありませんか?
「長男だから」「嫁だから」「母親だから」に、息苦しさを感じている。
パートナーの実家の「当たり前」に、ついていけない。
我慢するしかないのかな、と思いながら毎日を過ごしている。
思い当たるところがあったら、ユウコさんの物語をぜひ読んでいただけたらと思います。
ユウコさんがどんな答えを見つけていくのか。
5人それぞれの「その後」は、本の最後で描いています。
5回にわたってご紹介してきた5人の主人公たち。
みなさんは、誰の物語に一番心が動いたでしょうか?
本の第3部では、呪いに気づき、手放し、乗り越えていくための16の実践もご紹介しています。
5人と一緒に、あなた自身の呪いも解いていけたら嬉しいです。
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『あなたの心を支配する 呪いを解く』(かんき出版)
2026年10月21日(水)発売/1,760円(税込)
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楽天ブックスで予約購入していただくと、特典「あなたの呪い診断チェックリスト」がついてきます(予約受付は10月20日(火)23:59まで)。
目次やプロローグ、「はじめに」の全文は、こちらの本の紹介ページでお読みいただけます。
10月22日(木)夜には、出版記念講演会(神楽坂&オンライン/参加無料)も行います。