彼の心理を知りたい理由と、知ってどう行動するかが大切なのです。



セミナーやカウンセリングでも「こういう時の彼の心理ってどうなんでしょう?」という質問を頂きます。それにお答えするのはさほど難しくないのですが、それを知る目的が実は大事なんです。

今日もリクエストにお答えしましょう!(お待たせしてしまってすいません!!)

**********
今日の『ずるずると…』を読んで、まさに私の事だと思い、どうしても聞きたくて、リクエストさせて欲しいです。

私が元カレと別れた原因は、元カレに何度も浮気され、そのたびに私は探偵のように暴いていました。
そして最後に『ストーカーみたいで怖い』と散々罵声を浴びせられ、全て私のせいにされて終わったのに、忘れた頃にメールが来るのです。
私はまだ好きで、やり直したいと何度も言ってますが、私が怖いからと逃げてしまいます。

今はもう元カレには、新しい彼女が居て一緒に暮らしてるのも私は知ってるのですが、元カレはそれも隠しています。

元カレは、自分のプライドを傷つけた私が許せなくて、私の気持ちを知ってて、あえて私を傷つけたいのでしょうか。
それとも自分が一人になりたくなくて、都合のいいようにキープしたいだけなのでしょうか。

私が怖いなら、もう私と関わらなければいいのにと思うのですが。
こういう時の男性の心理を知りたいので、よろしくお願いします。
(Tさん)
**********


ちなみに「ずるずると・・・」はこちらの記事ですね!↓
『ずるずると関係が続いてしまう理由~こんなタイミングで連絡が!?~』

さて、Tさんからのリクエストを読んでみると、Tさんがとても情熱の女であることは間違いないようですね。
ストーカーみたいになるくらい、情熱の人、というわけです。
ま、浮気するくらいですから彼もたいがい情熱の男なんですよね。

傷つけられても許してしまう、受け入れてしまう、待ってしまう・・・そんな思いもあるのかもしれません。

まだ、Tさんは彼のことが好きでやり直したいんですよね?
どうしてなのでしょうか?
浮気されても、新しい彼女と一緒に暮らしていても、それでも好きなのはどうしてなのでしょう?

散々考えたと思うんです。
嫌いになれたら楽だよな、とか、あんな男いらない!って思えますように、とか。
でも、好きでいられるのってどうしてなのかな?と思って。

そこにはTさんの情熱やこだわりや生き方や価値観や愛の形などがちゃんとあるはず。
それに気付くことも自分を愛する秘訣です。

でも、もしかしたら「自分のことが嫌い」とか「自分はちゃんと愛されるはずがない」とか、そんな自己嫌悪みたいな思い、たくさん持っていませんか?
そういう方がハマりやすい罠に

【自分のことが嫌い→こんな自分なんて傷ついたらいいと思う→傷つくような恋を選ぶ】

なんてのがあります。
だから、自分を愛する、自分を大切にする、ってすごく大事なこと、基本中の基本なんです。

そういうわけで、彼がどう思ってるか?彼が何を考えてるのか?すごく気になるところなのですが、それは実は主題ではないのです。

もし、彼がどう思ってるか?によってTさんの思いや行動が影響されるのであれば、それは「依存」という状態なので、不安や怖れを始め、様々なネガティブな感情から逃げることができなくなります。

だから、彼の思いとは別に自分がどうしたいのか?自分はどうするのか?を自己愛に基づいて決められるようになることが大事になってきます。

「彼」ではなくTさん自身が主人公なのですから。

ちなみに

> 元カレは、自分のプライドを傷つけた私が許せなくて、私の気持ちを知ってて、あえて私を傷つけたいのでしょうか。
> それとも自分が一人になりたくなくて、都合のいいようにキープしたいだけなのでしょうか。

私が知る限り、後者である可能性がとても高いですね。
彼は前者のようなマメさをお持ちなのでしょうか。

彼の行動を拝見すると、そんなに考えて動いているようには思えないんですよね。
場当たり的というか・・・思い付きで動いてしまうというか。。。

もし、そういう彼の気持ちを知って、じゃあ、潔く彼からの連絡は一切断ち切ろう、と“行動できる”のであれば、彼の心理を知ることに意味があると思います。

でも、その心理を知って「でも、もしかしたら・・・」と淡い期待を抱いたり、「それでもいいから・・・」と待つ姿勢が変わらなかったり、「どうしよう・・・」とますますどうしていいのか分からなくなるのであれば、彼の心理を知ることは逆にTさんを余計惑わすことになります。

だから、本当は「彼の心理を知る目的って何でしょうか?」の答えを聞いてから、お話ししたいのですよね。
少し厳しい話ですけどね~

男と女の心理学

こじれたココロのほぐし方 頑張らなくても愛されて幸せになる方法
 ★好評発売中!根本裕幸の近著。


あわせて読みたい