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カウンセラーとの関係も人間関係のひとつであり、お互いが持つパターンが出やすいものです。それでトラブルになることもありますね。
また、そろそろこの関係は終わりにして、次に進んだ方がいいですよー!というメッセージでカウンセラーさんとぎくしゃくすることもあるんです。エネルギーのバランスが崩れたんですね。
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私は数年前から地元のカウンセラーさん(女性)のカウンセリングを受けているのですが、ずっと優しかったその方が、最近厳しいように感じております。
私が変われない・前に進めていないため、促す為に厳しくして下さるようになったのだろうと思うのですが、正直それが辛く、カウンセリングを続けるか迷ってしまっております。
安心出来る場所を失ったようで悲しい、自分は駄目だという気持ちが増している、という状況です。私が甘いだけなのだろうと思いますが、苦しいです。
この様な場合はやはり、カウンセリングは継続し、私が何とか頑張って努力して自分を変えるのが良いでしょうか。
情けない悩みでお恥ずかしいですが、ご回答頂けましたら幸いです。
(Yさん)
もう“卒業”の時期かもしれませんね。
カウンセラーとの関係も「人間関係」なんですよね。
心の内側を話す、様々なできごとを聞いてもらうし、もしかすると「一番自分のことを知ってくれている存在」になることもあるでしょう。
ということはその逆のこともあるわけでして、回数を重ねて心の距離が近づくと問題が出てくることも少なくないんです。
Yさんが直面されてる、そのカウンセラーさんとの関係もまた新たな局面に来ているのかもしれないのです。
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例えば、「女性のカウンセラーさん」から始まった関係でも、徐々に距離が近づいていくと「母」を投影するようになったりします。
そうするとYさんとお母さんとの関係をカウンセラーさんとの間で再現しちゃうことがあるんですね。
だからYさんは「カウンセラーさんにどこか“母”を見ているところはないか?」とチェックしてみるといいでしょう。
投影するのは母が多いですが、場合によっては「トラウマになっている中学生のときの先生」や「かつて職場でいじめられたお局様」などを投影していることもあります。
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でも、それは逆のことも起こり得るんです。
カウンセラーさんがYさんに「自分の娘」を投影したり、「かつての自分」「妹」「職場の後輩」などを見てしまうこともあるんです。
場合によっては「かつて助けられなかったクライアントさん」をYさんに投影することだってあるんです。
本来、そうしたクライアントさんとの距離感はカウンセラー側が調整しないといけないんですけど、カウンセラーも人間ですので、そうしたミスを犯してしまうことも少なくありません。
だから、Yさんがカウンセラーさんに誰かを投影すると同時に、カウンセラーさんもYさんに何かを投影している、それでちょっと関係が変わっちゃった、という可能性をまずは考えたいのですね。
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また、似たような話ではありますが、クライアントさんとの距離が縮まるとカウンセラーの「素の自分」が出てくるようになることも多いんです。
ふだんは「カウンセラーモード」にて稼働しているのですが、何度もセッションを重ねるにつれそのモードをオフにしてしまい、クライアントさんの前で隠していた別の自分が出てきちゃうんです。
そうすると「自分に厳しい人」は、ついクライアントさんにも厳しい姿勢で挑んでしまいますし、「コントロール癖」がある方はクライアントさんをコントロールするようになるわけです。
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また、Yさんやクライアントさん側もまた何度も顔を合わせるたびに自分のパターンが出やすくなるものです。
例えば、
「自分はいつも職場で大人しく目立たないように振る舞ってしまい、会議等で意見を求められても何も言わないので、だんだん周りの人たちから下に見られ、バカにされたり、舐められたりするようになって、あるとき我慢の限界がきてつい『あんたらうちを誰や思うてんねん!』とドスの効いた声で啖呵を切ってしまい、その場にいる全員をビビらせ、とても居心地が悪くなるので逃げるように職場を辞めてしまう。」
そんなパターンを持っているとするでしょう?
そのことで悩んでカウンセリングを受けていたのに、だんだんカウンセラーさんとの間でも職場でのパターンが出てくるようになり、カウンセラーさんから舐められてるように思えてきて思わず懐刀に手が伸びてしまう・・・みたいなことが起こるんです。
そんなところに心当たりはないでしょうか?
カウンセラーさんとの関係が誰かとの関係にそっくりだ!みたいなこと。
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で、そういうときは素直にそうした気持ちをカウンセラーさんに伝えるのが望ましいんですが、それはちょっと難しそうでしょうか?
「○○先生が最近厳しくて、、、私がなかなか変われないのが悪いと思うのですが、、、ちょっと辛いです・・・」みたいに。
そこでカウンセラーさん側が「あ、そうだったの?ごめん!そのつもりはなかったんだけど辛いことしちゃったのね。ごめんね。これからは今まで通りのカウンセリングをさせてもらうね」と心を入れ替えてくれたらいいのですが・・・
けど、本人が意識してないのにそうなってしまったなら、また同じようなことが起こるかもしれませんけどね。
それに、勇気を出して伝えたのにカウンセラーさんが自分を正当化したり、ましてや逆ギレしたりするようであれば、「ああ、この人との関係はここまでだなー」と冷静に思うことをお勧めします。
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>安心出来る場所を失ったようで悲しい、自分は駄目だという気持ちが増している、という状況です。私が甘いだけなのだろうと思いますが、苦しいです。
それは辛いですよねえ。
信頼している人に傷つけられたような気持ちでしょう?
それを「自分が変われてないからだ」と思えば自己嫌悪もマシマシでしょう?
苦しいならば、その気持ちに素直になっていいと思います。
ただ、そういう風に感じてしまう裏にはカウンセラーさんとの距離が近すぎたのかなあ?という可能性も考えたいんです。
誰が悪いというわけでなく、カウンセラーさんもYさんに対する思い入れがとても強くて何とかしてあげたい!という思いが出すぎちゃってるのかもしれないし、Yさんも「私を全部受け入れてくれる優しいお姉さん」のようにカウンセラーさんを見ていたのかもしれないし。
だから、少し距離を置くことも必要かもしれないですね。
もちろん、そうすることに罪悪感を持つ必要はありません。
カウンセラーさんとの関係をもっと良くするために一時的に距離をとるってこともアリだと考えるだけです。
しばらくカウンセリングをお休みしてみる、とか、他のカウンセラーさんと話してみる、とか。
それでやっぱりいつもの先生が良いなあ、と思えれば戻ればいいし、他に「こいつや!」という出会いがあればその新しい先生を続ければいいと思います。
それは裏切りでも何でもありません。
逆に、そうした行動ができないとなると、むしろ、お二人の距離が近くなりすぎていて、癒着してるかもしれない・・・と見えてしまいます。
カウンセラーとクライアントの癒着はよく起こることです。
「助けたいカウンセラー」と「助けられたいクライアント」でニーズが一致し、「何とかしてあげたい!」「何とかしてー!」という思いが強すぎてがっつり癒着してしまうのです。
あるいは、「母との関係をまんまカウンセラーとの間に再現している」というケースや「異性のカウンセラーさんにガチで恋をしてしまった」的な話も。
私もよくそういうご相談を頂くんです。
そうすると、癒着まで行くとなかなか他のカウンセラーさんに頼ろうとか思えず、今のカウンセラーさんに執着するようになるんです。
そうしてお互いにとって痛いことになるまで離れられなくなちゃうのです。
だから、時には他の方のカウンセリングを受けることも大事なんじゃないかと思うのです。
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もちろん、私のクライアント様たちにもそれは推奨しており、「他のカウンセラーに浮気したら許さねえからな!」なんて言わないですし、他のカウンセリングを受けてきた方には「まあ、スクワット100回で許してやらぁ」と穏便に済ませています。
ていうか、やっぱりカウンセラーも数人抱えてた方がいいと思うんですよね。
1人に集中しすぎないように、違う角度からの見方も必要かなあ、と。
メインのカウンセラーはひとりでいいと思うけど、たまには違うカウンセラーさんに話を聞いてもらうとより早くプロセスは進むと思います。
ま、癒着を避けるためにもYさんにとってはいい方法かもしれません。
ちなみに、うちのお弟子をメインのカウンセラーにしてくださっている方が「予約が取れたから」「1度は師匠のカウンセリングを受けてみたかったから」「怖いもの見たさでー」とまるで記念受験的に私のところに来てくださることがあるんですね。
弟子を使ってくださってありがたいことだなあ、と思いながら一生懸命その弟子の悪口を言いまくってそのクライアントさんを奪おうとするんですけど、なかなか難しいですね。笑
冗談はさておき、一応師匠と弟子ですが、それぞれ考え方やアプローチも異なるものですから、「なんか新鮮な話を伺えました!視野が広がりました!」と喜んで帰って下さる方が多いですよ。
そしたらさらにそのお弟子とのカウンセリングも充実していくと思うんです。
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さて、次はとても重要な話。
私の実体験を含む考え方なのですが、「そのカウンセラーさんの元からはいつか羽ばたくときがくる」んですよね。
それは問題が完璧に解決してもうカウンセリングが不要になったという喜ばしい場合もあるのですが、「そのカウンセラーさんとの暗黙の契約期間が終わって、次のカウンセラーさんのところに行くときが来た」という場合もあるのです。
「この時期からこの時期まではAカウンセラーが一番フィットしていたけど、最近はなんか違うなあって気がしてきたんだよ」
エネルギー的なバランスが崩れる、というか、そのAカウンセラーさんが自分の力になれるのはここまで、みたいなことってあるんですよね。
そしたら、そのカウンセラーさんを“卒業”して、次のカウンセラーさんに移る必要が出てくるのです。
それは自然に移行できることもあるのですが、それまでの距離感によっては残念ながら痛みを伴うこともあるんです。
つまり、トラブル発生!ですね。
今回のYさんが感じていらっしゃることもそんなサインかもしれないんですよね。
だから、もしかしたら新たな居場所を見つけるために“卒業する時期”が来たのかもな、と思ってみるのもいいかも、です。
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