『「変わってない」という前提を、「変わった」という前提に変えると自分に自信が持てるようになる。』


私たちは長年の習慣から、できてるところよりもできていないところに目を向けるようになっています。
それを「変わった」という前提に変えることで、自分に自信が持て、自己肯定感もグッとアップするようになるのです。

どこを見てるのか?
それをどういう風に見てるのか?

それだけだよね、と思うことがよくあります。

この間、金沢でもそんなお話をしました。

人って自己嫌悪がありますよね。
そうすると、放っておくと自然と自分の問題点を探す癖が付きます。

また、学校のテストや宿題でも「できたところよりも間違えたところを直す」という癖を付けますよね。
例えば、80点取ったら、80点分の〇はもうできてるからいい、できてない20点分の×を見直しましょう!次間違えないように!という考え方をしますよね。

そうすると「できてるところよりもできていないところに目を向ける」という意識を持ちます。

また、そもそも人間は「快」よりも「不快」に注目するようになっています。
そのお陰で日常生活は便利になったんだけど、逆に常に不快に意識を向ける癖が付きます。
まあ、これは動物的な本能でもありますよね。

また、真面目な人、向上心のある人、きちんとしてる人、ちゃんとしたい人などもまた、できてないところを改善しようと、弱点を克服しようと頑張りますよね。
そうすると、やはりできてないところに目が行きがちになるんですよね。

そんな事情があるので、私たちは放っておくと悪いところ、深いなところ、できてないところ、ちゃんとしてないところに意識を向けることになります。

敬愛する福島正伸先生もよくセミナーで「組織やチームは放っておくと必ず関係が悪くなる。いい関係を築きたければ、そのための働きかけを意識的にしなければならない」というお話をされます。

職場のチームでも、家族でも、パートナーシップでも、放っとくと悪いところが目に付いてきて、だんだん空気が悪くなります。

放っておく=長く同じ関係でいる、と心理的な距離が縮まるので、その自己嫌悪なり、真面目さなりをその人たちに投影するんですね。
そうすると最初は許せていたところも許せなくなるし、文句や不平不満が募るようになるんです。

それを知ってか知らぬか、職場の組織は定期的に人の入れ替えを行って風通しを良くしようとするんですが、家族ってそうはいかないじゃないですか。
「ちょっと関係が悪くなってきたな。この辺で新しいお兄ちゃんでも入れようか」なんてのはできないわけです。

それで世の奥様方は「そろそろ旦那を新品に交換したいわ」なんて思うようになるわけです。

スポーツの試合でも「勝ち試合」よりも「負け試合」から学ぼうとし、ビジネスでも「成功」よりも「失敗」から学ぼうとするところ、ありませんか?

ポイントは、人は放っておくと問題点に目を向けるようになっているので、いい関係を築いたり、自己肯定感を高めるには、“意識的に”働きかけをした方がいい、というところです。

その意識的な働きかけ、というのが私の場合、セミナーでやってるワーク(実習)や宿題などのことを指しています。

自己承認や自己肯定感アップ系の実習では

〇自分なりに頑張ったところはどんなところでしょうか?

〇あなたが目の前の人に与えられるものってどんなもの?

〇今あるものを当たり前と思わずに感謝するとしたら、どんな表現ができますか?

そんな課題に取り組んでもらいます。
常連さんからすれば「ああ、またこれね」と思うワンパターンなものもありますが、やるたびに新たな発見があったり、以前よりも見方が変わっていたりするので、何度もやってみるといい実習だと思ってます。

その中で、こういう話がよくあるんです。

「セミナーとかカウンセリングとかもたくさん受けたし、本もブログもちゃんと読んでるのですが、変わらないんです」

皆さんも「うんうん、そうだそうだ」とシュプレヒコールを挙げたくなってるかもしれませんが、ああ言えばこう言う根本先生は「ふっ」と笑ってこんな話をするんです。

「それだけセミナーやカウンセリング受けて、ブログも読んでたら必ず変わってるところがあるんですよね。だって、無理やり受けたわけじゃなく、自らの意志で受けたんでしょう?だとしたら、必ず変わってるんですよね」

そこでたいていの人は「でも・・・」って言いたくなるので、そこを華麗に制して根本先生は続けるわけです。

「放っておくと人は課題や問題を見るんです。セミナーをよく受けてくれるような、また、私のブログを熟読してくれるような人はみんな向上心のある人。だから、常にできてないところや、変わってないところを見ちゃうんです。」

さらに立て板に水の如くしゃべり倒します。

「だから、ふつうに生きてれば『変わってないなあ』と思うんです。だって、その時、その時で、必ずできてないところ、まだまだなところはありますから。そして、それを見つけるの、超得意でしょう?それも習慣なんですよね。」

で、姿勢を改めて決め台詞(と言いながらも長い)を言うんです。

「だから、意識的に『どこが変わったか?』という目で見てみましょう。変わってないところを探すのではなく、変わったところを探すんです。」

そして、そのための実習がコレです。

「半年前、1年前の自分と比べて成長してるところを探してみてください。自分の反応、感じ方、価値観、考え方、知識、経験、なんでもいいです。半年前にはできなかったけど、今できるようになったこと。1年前とは違う考え方になっているところを探してみましょう。」

で、そうすると素直な人は「そうだなあ~~」って考え出すのですが、そうじゃない人たちは、間髪入れずに「でも、ないんです!!」って答えるわけです。

おい、考えてみたのか???と言いたくなるし、私は素直に言いますけどね(笑)

「変わってないところ」に目を向けるのは習慣なんです。
だから、ふつうにしてたら気付けません。

そこで「変わったところ」を探すんです。

もちろん、探す経験がなければすぐには見つかりませんよ。
むしろ、違和感ばっかりだし、半年、1年前と変わってないところやダメになったところばかりを見つけます。
それで凹んだりしますよね。

でも、それが習慣って奴です。

長年身に着けてきた癖なわけです。

だから、どこが変わったかなあ~なんて数分、数時間、数日考えてみると、「ああ~~~」というものが見つかります。

「前はこんな風に考えたことなかったなあ」
「前はもっと窮屈な考え方してたなあ」
「そういえば楽しいこといろいろやってるなあ」
「すごく執着してたけど、それに比べたら楽になってるなあ」
「随分と生き易くなってるかも」
「前は絶望してたけど、今はなんとかなるかもって思ってるなあ」

そういう内面的なこともそうだけど、行動に目を向ける方が見つけやすいかもしれません。

「ちゃんと体のこと考えて食事をするようになってるな」
「運動不足だったけど、今はちゃんとジムに行って体鍛えてるなあ」
「お酒の量もだいぶコントロールするようになってるなあ」
「前に比べたら、仕事の準備をきちんとするようになってるか」
「昔は後輩の面倒見るなんてできなかったけど、今はふつうにやってるなあ」
「半年前は心理学のことなんてさっぱりだったけどブログ読んでるから色々友達にアドバイスしたりしてるなあ」

何でもいいです。
必ずたくさん見つかります。

必ず、です。

それは探し方、見つけ方の問題なんですよね。

これも「前提を変える」という試みなんです。
「変わっていない」という前提から「変わった」という前提に変えるんですね。

ただ、ここで注意点が一つ。
ついつい他人軸で生きてる人は他者評価を重視する「前提」や「習慣」が付いてます。
そうすると「自分が変化したと思っていても、周りが気付いてくれなきゃ意味がない」と思って、自分の変化をまた過小評価してしまうんです。

特に「お前は何も成長しとらんな」とか上司に言われたり、相変わらず家族関係が良くなっていないと目に見えるものに左右されがちな私たちの価値観はたちまちしゅんとなってしまうのです。

他人もまた「変わっていない」という前提で生きてることが多いんですね。
そうすると当然、他人もあなたの変わった点より変わってないところに目を向けるんです。
だから、そういう表現になるし、そういう現実が目の前にあります。

そこでその前提を変えると目に見える世界も変わります。
夫婦仲が良くなってないように見えていたけれど、その中に変化の息吹を見つけることができるようになったり、前よりもマシになってる部分が見えて来たりします。
それが希望になりますね。

よくセミナーに来た方が「ここではみんないいところを見つけてくれたり、変化に気付いてくれたりするんですが・・・」なんて話をしてくれるんですが、その理由も分かるでしょう?

セミナーに来ていて「変わった」という前提を身に着けると、自分の変化に敏感になっていますから、それを他人にも投影して、他人の変化に気付きやすくなってるんです。

それだけのことです。

さて、その上で、ぜひ、探してみてください。

【1年前、半年前と比べて自分が成長したところはどこ???】

そして、それを見つけたら「すごいなあ、成長してるなあ」って自分に言ってあげてください。感情伴わなくてもいいですから。

「変わった」という前提を持つようになると、自信も付くし、自己肯定感もグッと上がっていきますし、自分のことが好きになっていくんです。

そして、他人軸で生きていた自分が自分軸で生きられる場面が増えて行くのです。

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