振った側の罪悪感とその癒し方(2)



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さて、振った側が引き受ける罪悪感をどう癒せばいいのでしょうか?

罪悪感を受け入れたくないと「自分は悪くない。相手が悪いんだ」と自分を“正当化”するようになったりします。あるいは、「別れは私たちに必要なこと、二人にとって良かったことなんだ」と思い込もうとします。
また、「罪悪感なんて何も感じないよ」と思ってみたりします。麻痺してしまってるのかもしれません。

罪悪感はよく“正論”を語らせます。逆に正論ばかり言う人というのは、実は罪悪感が強いんだなあ、という見方ができるくらいなのです。


また、「自分は大変な罪を犯した。だから、彼が幸せになるまで私は恋をしないようにしよう」というのは、まさしく罪悪感から自分を罰する行為。
いわゆる“修行僧モード”。彼も幸せではないし、自分も全然楽しくありません。

一方で、「罪を許してもらうために、毎日祝詞を上げて、写経をして、懺悔をしよう」というのも、一種の補償行為に過ぎないと思うわけです。謙虚に生活すること、感謝や祈りはいいことなのですが、心が伴わなければ意味がありませんよね。

だから、何が必要かと言うと“手放し”なんです。彼を手放すのです。

ん?あれ?どこかで聞いたような・・・?という皆さんは、このブログを熱心に読んでくださってる方でしょう。耳だこ(目だこ?)になるくらい出てくる表現ですね。

「別れたパートナーへの執着を手放しましょうという表現を私たちはよく使います。
この表現ですと、つい“振られた側”のものだと思ってしまいがちなんですが、実は、“振った側”も同じなんですね。

心理学的に見ると、実は、振る側も振られる側もある意味、同じ、です。
感じている感情が、振る側は「罪悪感」、振られる側は「無価値感」という違いがあるだけで、感情の仕組みはさほど変わりが無いのです。

すなわち、“失恋/ハートブレイク”という現象を、一方から見れば“振る側”、他方から見れば“振られる側”となり、立ち位置が変わるだけなのです。

元々パートナーシップはどんな場合でも、“イコール”、すなわち、“対等である”という見方をします。
だから、別れについても“対等”なんですね。

これは浮気の問題にも共通するのですが、別れ話も、ちょっとタイミングがずれれば振る側と振られる側がひっくり返ってることも少なくないと思うんです。
その上で、性格的なもの、それまでの関係性を鑑みて、どちらが振る側?振られる側?の役割が決まってくると考えられるのです。

つまり、変な話ですが、「その時点で、振る側をやりやすい状態の方がそれを担当し、他方が振られる側と担当する」と思ってもいいくらいなんですね。信じられないでしょう?

でも、好きだった人、大事な人、つながりを築いた人があなたの前からいなくなることに違いはないわけです。
だから究極のところ、どちらが悪いの、良いの、というのはありません。加害者も被害者も、罪悪感も無価値感も、実は自分を苦しめるためのエゴが作り出した幻想と言えるのです。

そういうわけで、彼を手放しましょうね、というのもまったく同じことなんですね。

振った相手の幸せを祈り、自分も幸せになることを心から願います。(願おうとします)

自分の魅力や価値を改めて知り、自分が幸せになっていいという許可を自分に下ろします。
※罪悪感は「自分は幸せになる“資格が無い”」ような感覚を持ちます。だから、魅力や価値を改めて受け取ることで、“資格がある”ことを思い出すのです。

また、罪悪感という感情は自分が毒であるような感覚、大事なものを傷つける加害者のマインドを強く持ちますので、その浄化のプロセスも効果的。
すなわち、心身に気遣いながら毎日をきちんと過ごすようにします。つい自分を傷つける行為(過食、過度の飲酒、タバコ、ハードワーク、ギャンブル、買い物等々)をできるだけしないように心がけます。
そして、スパやエステ、マッサージ、カウンセリング等で自分を休めたり、心のストレスを解放します。まさにデトックスですよね。

その間も、罪悪感がひたひたとあなたに忍び寄りますが、その誘惑に負けてはいけません。自分を許し続けることにコミットメントしていただきたいのです。

そして、自分を愛してくれる人に感謝しながら、今回の恋愛で自分が成長したところを振り返ります。そして、彼に感謝しつつ、この恋を前向きなものへと昇華させていくのです。

さらに深いレベルで見ていくとするならば、今回の恋愛から、自分の恋のパターン、そして、それを作り出した過去の恋愛、そして、親子・家族関係などを振り返り、未消化な問題があれば、それを癒していきます。

(例えば、元彼に対して感じている罪悪感のルーツは、実はお母さんに対して感じていたものということもありえます。とすれば、お母さんとの関係を癒していくことで、より肩の荷を降ろして次の恋に向かうことができるようになるのです。)

・・・とまあ、書き方は違いますが、振られた側とあまりやることに違いはないものです。

ただ、罪悪感は自分を罰しようとしますから、無価値感に比べて、人に頼り難い、アテにするのが怖い、という側面があります。故に、自分ひとりで抱えてしまい、やがては自己破壊的な行動に出てしまうことも少なくないのです。
だからこそ、振ったからこそ、誰かに相談する、カウンセリングを使う、ということは大切なことだと思うのです。

皆様の、参考になりましたら幸いです。

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