ダメ出しばかりする過干渉なお母さんとの関係を変えるには?

自信を失い、自分を見失い、どれだけいい成果を上げても自分を認められないし、人との距離感もうまく測れない。そんな時はお母さんとの関係を見つめ直してみると学びが多いかも。でも、抵抗も。

ここ数日のテーマになっているので、皆さんにもシェアしたいと思います。
3日で4,5人の方からこんな話を伺いました。

「ダメ出しばかりするお母さん」
「嬉しいことがあっても全然喜ばないお母さん」
「何でも口出しして干渉してくるお母さん」

私たちはお母さんとの関係から、対人関係の基礎を学びます。
言葉や話し方もそうですが、人との距離感もお母さんから影響を受けるんですね。(これは男女とも同じです)

そのお母さんが何にでも口出しして来る過干渉な人だとすると、あなたの心は常にお母さんによって“侵略”を受けていますから、それを防ごうと高い壁を築きます。
それはお母さん専用のはずだったんですが、他人にも適用されて、人に対してなぜか壁を作り、心を開けない自分がそこに現れます。

また、お母さんがすごく近くにいるのでそれが人との距離感のベースとなり、他人との距離感も異様に近いか、めちゃくちゃ遠いかになってうまく付き合えなくなることもあります。


さて、そんなお母さんがダメ出しばかりして褒めてはくれず、何をしても喜ばない過干渉な存在だとすると、あなたはまず自信を失ってしまっているはず。
さらには「自分が無い」とか「自分の意見、考えが分からない、言えない」とか「人目がすごく気になる」とか「自分には何もできない気がする」などの思いを常に抱いていると思います。

そして、総じて「ものすごい頑張り屋さん」です。
お母さんの要求は常に高いものです。
90点取っても褒められず、95点取ってもダメ出しされ、100点取っても認められることはないわけですからあなたは常に100点以上を目指して頑張り続けるのが常になります。

お母さんを喜ばせようと面白いことをたくさんしゃべるようになったかもしれません。
スポーツや芸術で優秀な成績を収めてお母さんを喜ばせようとしたかもしれません。
勉強を頑張っていい学校に行ってお母さんを喜ばせようとしたかもしれません。

でも、残念ながらそれだけの成績を収めても喜んでくれなかったので、あなたはショックを受け、絶望し、そして、さらに頑張ろうとするでしょう。

その結果、あなたは自分で自分の価値が分からなくなり、とても自分に厳しい存在になっていきます。
あなたが何を達成したとしても喜べなくなるのです。そう、あのお母さんが喜んでくれなかったように。

だから、きっとあなたはとても素晴らしい存在です。もちろん、自分ではそうは感じられないけれど。

そして、どんどん自分に負荷をかけていきます。
自分の価値を探すため、自信を付けるため、頑張って、頑張って、そして、燃え尽きるようになるのです。
それが諦めの境地です。

もちろん、その頃には十分大人になっているので過干渉なお母さんに口答えをして、大ゲンカができるようになってる人もいるでしょう。
でも、あなたは、一言言うと百倍になって返ってくるお母さんを怖れて何も言わないようにただシャッターを降ろしているでしょうか?

でも、そこで大切なことに気付く必要があるのです。
なぜ、そんなにも頑張って来たのか。
なぜ、そんなにお母さんを喜ばせようとしたのか。

好きだから、ですよね?
愛してる、からですよね?

喜んで欲しくて一生懸命やって、成果を出して、でも、喜んでもらえなかった時、あなたはお母さんを責めないんです。
自分を責めるんです。
100点しか取れない自分を。

だから、そこで気付いて欲しいんですよね。
それくらい豊かな愛を持っている自分を。それだけ情熱的な愛を与え続けてきた自分を。

そんなお母さんの前に行くと、普段では大人なあなたもいつもの子どもに戻ってしまいます。
いい大人のあなたをお母さんもまだ何もできない子供のように扱います。
そして、あなたもまた子どもに戻って「認めてほしい」という思いを強く持ちます。
もちろん、そんなことは起こらないのですが。

だから、いつまでたっても関係が変わりません。

ある本では「対決」を勧めています。
私はそれも一つの手段だと思いますが、相当覚悟がいるんじゃないかと思っています。

それもあるけれど、私は大人になった自分を思い出して、お母さんに愛を与える、ということにチャレンジすることを勧めています。
もちろん、感情的には強い抵抗が出てくるでしょう。
だから、その前にちゃんとそのネガティブな感情を吐き出しておくことも大切です。

大好きな、お母さん。
ずっと側で見て来たから、きっとあなたは知ってるはずです。
あの過干渉なお母さんの中にある、怖れ、寂しさ、自信のなさ。
時にはお母さんの中に、見捨てられたような女の子の姿を認めるかもしれません。

そんなお母さんに愛を与えます。
でも、それって新しいことじゃないんですよ。今まであなたがやってきたことを少し変形させるだけ。

「お母さん、大丈夫よ。」
「お母さん、大好きよ」
「お母さん、もう、安心してね」
「お母さんが私のお母さんで良かった」

そんな言葉を伝えてみてください。
本物に対してやる前に、まずはイメージの世界で練習してみましょう。

少し見方が変わるはず。
もし、この文章を読んで「いやっ!無理!」と思った方。
そんなあなたこそ、お母さんのことを誰よりも愛し、誰よりも理解してきた人ではないでしょうか。

私はお母さんを大人の女性として見て、大人同士の関係を築くことを提案しているのですが、この愛を与えることこそが、その一つ。
大人の女性(男性)として、大人の女性(=母)に愛を与えるんです。

それ自体が成熟性ですよね。
そして、それだけの力と価値をあなたは持っているのです。

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