嫌な感じ、は心の傷を教えてくれる大切なサイン。



もし、皆さんが何かしら「いや~な感じ」を受けるものがあったとしたら、それはとても大切な心のサインです。

例えば、ある芸能人が気持ち悪い、とおっしゃった女性がいました。
気持ち悪くなるには何か理由があるんですね。
「何が、どんな風に気持ち悪いですか?」って聞いて行ったら、男性的な仕草や雰囲気が嫌な感じがする、とお話ししてくれました。
「じゃあ、自分の女性的な部分やセクシャリティを嫌ってるところってありませんか?」とお聞きすると、「あ、分かるような気がします」と。
「それが気持ち悪いということは、あなたはもっと女性的なんですよね。その気持ち悪さはそれを禁止しないでください、というサインなんですよ」とお伝えしました。


ドラマを見ていてお父さん役の人の言葉で気分が悪くなった、という方もいました。
彼女のお父さんはとても高圧的に決め付ける人。
ドラマのセリフからお父さんに「女が大学なんて行ってどうするんだ」と言われてすごく傷ついた経験を思い出していたのです。
ちなみにドラマのセリフは全然違うものなのですが、その押さえつけるような否定的な言い方に心が反応したみたいです。
「もうずいぶん前のことで、自分では全然気にしていないと思ってました」と彼女。
潜在意識の中に隠れていた「痛み」が出てきたのでしょう。

職場で苦手な先輩がいる、という場合も、その「苦手」を良く見ていくと、やはり何らかの痛みが見つかります。
その先輩にお母さんやお兄ちゃんを投影しているとしたら、その先輩が問題ではなく、お母さんやお兄ちゃんが問題の本質になります。

私たちの思考は「正しい答え」を探しています。
だから、「嫌な反応」に対して、「本来どうあるべきか?」という判断をしてしまいます。
そして、その結果、大切な心のサインを無視してしまうことになるのです。

嫌な感じを感じる、ということはそれを癒した方がいいですよ、今なら癒せますよ、というメッセージ。
だから、その感覚を素直に受け取って、心と向き合う時間を作ってみるといいんです。

「なぜ、気持ちが悪いんだろう?」
「なぜ、嫌なんだろう?」
そんな問いかけがその一歩目になります。
そして、新たな成長や新しい自分との出会いがそこからまた始まるのです。

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