頑固な人のいいところ。



「あたし頑固なんですよね。融通は利かないし、なかなか思いを変えられないし。だから、全然成長できないんです。変われないし。」

そんな話をこの1週間で複数回耳にしました。
ので、ネタにしてみます。

長所も欠点も実はありません。
それをどう捉えるか?だけの問題で、講座やブログでもよく「欠点→長所変換表」を作ったりします。


「頑固」というのも、悪く言えば融通が利かないとか、変化しにくいとかになるんですが、長所としてみることもできるんです。

そのクライアントさんにも「じゃあ、あなたは職人肌ってことですね?」と伝えたんですが、頑固ってことは、こだわりの人であり、職人気質でコツコツ物事を成し遂げて行くタイプ、と言えます。

だから、何かに変化していくにしても、自分が納得しないと動きません。
とことん納得して、きちんと準備して、それでゆっくりゆっくり変わっていきます。
だから、一度変化し始めたら確実に変わっていきます。

不器用な生き方に見えますが、何かにコミットできる力は抜群に持ってるんですね。

こういう方は自分に合う生き方や仕事、パートナーを見つけると素晴らしく才能を発揮します。
しかし、頑固ゆえ、なかなかそういう物に出会いにくいのも特徴です。
こだわりが強い、ということは、ストライクゾーンが狭いんですね。

仕事でも自分が違う、と思うとすぐに辞めてしまったり、逆に自分が好きな仕事だと思えば、周りから反対されてもコツコツ続けて成功を収めたりします。
職人気質ですから、派手に動き回る仕事よりも、積み上げていくようなスタイルの仕事が向いているんでしょうね。

恋愛ではなかなか合う人が現れず、好きな人とはうまく行かず、という経験を繰り返しますが、諦めずに探し続け、そして、これぞ!という人に出会って幸せになります。

頑固、ということは、諦めない、という最大の長所を含んでいるんです。

これからは長所として「頑固さです」と言えるくらい堂々として頂けると嬉しいです。

ちなみにカウンセラーとしては、このタイプの方には「あなたは職人気質なのだから、それにこだわった方がいい」という話をします。
あれこれ方法を提案しても、本人がその気になるまでは決して動かないので、宿題をしなかったり、提案をスルーされても、「あなたらしいですね」で済ませるようにしています。
ブレイクすることをひたすら信じつつ。。。

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