「無い」ことを受け入れると世界は平和になる。



元々大変完璧主義な私。
何事も自分でちゃんとやってこそ!という思いで生きてきました。
ま、とはいえ抜け抜けで、周りの人に迷惑かけたり、助けてもらったり、ということを繰り返しやってきてるんですけどね。

私、理系出身で、数字は好きな方なんですね。
でも、お金の計算はとても苦手。

例えば、カウンセリングやワークショップの売り上げは、終了後、事務所に入金するのですが、ちょくちょく「根本くん。こないだの売り上げ、1100円足りないんだけど」などと言う電話がかかってきたり、「参加者は50名なのに、51名分のお金が入金されてるようです。1名分、返金しますね」というメールが入っていたり。


自分なりにはきちんと計算し、お金も数えているはずなのですが、合わないことがよくあるんです。

そのたびに自分を責めていました。ちゃんとやらな、あかんやろ!って。

でも、ある時“悟った”のです。

ああ、その才能は自分には無いんだ、と。

そしたら、すーっと楽になりました。自分を責めることもなくなり、「笑ってごまかす」「根本はお金が計算できない、と事務所のスタッフに認識させる」「僕の代わりにアシスタントにやってもらう」等の技を習得しました。

私、基本的に「向いてないことはしない方が世界平和につながる」と思っている人間です。
カウンセリングでもそういうアドバイスを良くします。

自分にないものを無理やり作り出そうとしても、それはしんどいし、ストレスたまるし、イライラするし、人に当たるし、自分を責めるし、何もいいことはありません。

「できるようになりたくて頑張る!」のはOKですよ。

もし私が、「不得手なんだけど、やはりお金はきちんと合わせたいし、スタッフに苦労かけたくないし、自分のためにもきちんとできるようになりたいんだ!」と前向きな気持ちで取り組むんだったらいいんですよ。

でも、長年のそうした経験から「自分で何とかしようとすればするほど周りの迷惑になる」と思ったので、素直に手放すことにしたんです。

そうすると、意外と周りの人たちはあっさり受け入れてくれるもの。

「無い」ことを受け入れると、自分も周りも楽になることが多いと思うんですよね。

私の友人夫婦。
奥さん、料理が苦手です。それをコンプレックスに思ってたらしいんですが、実は旦那が料理好き。
家に泊りに行けば、酒の肴から朝ごはんまでニコニコしながら作って出してくれます。今は奥さんの実家に住んでるので「料理ができない!」というストレスを抱えるほど(笑)
奥さんが苦手な料理を何とか頑張ろうとすればするほど、夫婦は不和になると思います。

また別の友人夫婦。
家計の管理が苦手な奥様。一生懸命やろうとするんですが、ストレス溜まりまくり。
でも、旦那さんは実は数字のプロ。彼が家計を見ることで、あっさりと問題解決。

あるクライアントさん。
スケジュール管理が大の苦手。ダブルブッキングもちょくちょく発生させ、周りを混乱に貶めること数度。
部下の一人にマネージャー役をお願いし、デスクの脇に専用のホワイトボードを置いて1日のスケジュールを書き込むことで解決。

などなど、苦手なことを一生懸命やるよりも、ないことを受け入れて誰かに託す方が、その場は平和になるのです。

それに不思議なことに、自分が苦手なことを得意とする人が、意外と身近にいるんです。お話を聞くたびにびっくりするんですけどね。

さて、皆さんも世界平和のために、そんな身辺整理してみませんか?
「自分がしなきゃいけない」という思い込みを捨てるところから、始めてみませんか?

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