「窮屈に感じたら」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

それは今、自分を縛っている鎖を解き放つとき。

その鎖はあなたが今、体を拘束されていない限り、「誰か」のせいであることは滅多にありません。

多くは自分の「頭の中」で起きていることが多いのです。

「~しなければいけない」「~してはいけない」
心理学では、こういうものを“観念”と呼びます。
私たちの行動や感情を縛る鎖のような存在です。


「しっかりしなきゃいけない」・・・誰かがあなたに求めたことだったとしても、それをあなたが“受け入れてしまった”ので、このことであなたは窮屈に感じています。

「人を裏切ってはいけない」・・・当然にも思えるこのメッセージにも、その強さによってあなたの“痛み”が推し量れることがあります。
もし、過去にあなたが裏切られる経験をして、酷く傷ついてしまったとしたら、この思いはものすごく強く、あなたを窮屈に追いやるでしょう。
なぜならば、この観念が強くなればなるほど、「誰かが自分を裏切るのではないか?誰かが嘘を付いているのではないか?」という怖れを引き起こすからです。

もし、窮屈さを感じたとしたら、人を見るのではなく、頭の中、自分の考え方を見つめなおしてみてください。
必要ならば、それを手放す“勇気”も必要。

そして、手放すと、代わりに素敵なギフトがやってきます。

「余裕」とか「信頼」とか「楽さ」とか。

もし、窮屈さを作っている考え方が見つかったら、それを手放したときに得られるギフトに目を向けてみましょう。
そこに意識を向けるだけで、心がふっと解き放たれる感覚が得られるかもしれません。

心の処方箋

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