「人の気持ちが分からない私」


*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

人間関係で、私達が求めているのは気持ちの通じ合い。
そのために言葉もあり、ボディランゲージや表情、視線などの“コミュニケーションツール”も備わっていると言って過言ではないでしょう。

だから、人とうまく行かないな、とか、彼と意志の疎通がうまく図れないな、というときには、お互いの気持ちが通じ合っていない、少なくとも、私が相手の気持ちをうまく受け入れられていない(理解し切れていない)と言えるものです。

相手ではなく、私、というところがポイント。
理解してこそ、理解され、受け入れてこそ、受け入れてもらえる、という大切な法則です。


相手の気持ちが分かるようになるには、一つは人と人との接触回数・・・つまりは、経験も大切ですね。
私自身、そんなに人の気持ちが分かる人ではなかったと思うんです。でも、カウンセリングを通じて、あるいはプライベートな人間関係を通じて、ぶつかり稽古のようなことをずっと繰り返してきて、そのうちに、以前よりは分かる範囲は広がったのではないかと思っています。

さらには「相手に興味を持つ」ということ。
私達はどこかで、「私に興味を持って欲しい」という依存心を持っています。これは誰にでもあるものですが、そうするとコミュニケーションや対人関係が、自分自身に軸をおいたスタイルになってしまうんです。
「我田引水」というと言いすぎに感じてしまうかもしれませんが、私達はついつい自分の土俵に相手を呼び込もう、来てもらおうとしてしまうのかもしれません。
そうすると、やはり相手の気持ちを分かろうとするよりも、分かって欲しい気持ちの方が上回ってしまい、(相手も同じ気持ちでいる分)疎通が図れなくなってしまうでしょう。

だから、相手のことによく興味を持ってあげることが大切だろうと思うんです。

特に男女関係では、相手は異星人のようなものですからね。
冗談半分で「相手の言葉を集めた辞書を作りましょう!」なんてお話しすることもあるくらいですから、それくらい分かりにくい、理解しにくいものなんです。

そして、相手がどんな風に感じる人なのかを、きちんと受け入れること。
理解できなくてもいいんです。「そっか、この人は、こういう風に物事を捉えているのか」と知るだけでいいんです。

でも、これには相手の懐に飛び込む勇気もいりますし、自分自身が地に足を着けていないと飲まれてしまいますから、やはり自分自身のこともきちんと受け入れてあげる必要があるでしょう。
余裕がないと、とても相手に興味を持つことも、受け入れることも難しくなってしまいますからね。心のメンテナンスはすごく大切です。

そんなところから、人の気持ちが分からないな、と思ったときは、まずは相手に興味を持ち、理解しようという気持ちの上で、相手の話、相手の態度をよく聞き、よく見て、そして、できるだけ素直に受け入れる、ということが大切ではないでしょうか・・・。

ありきたりですけれど。。。

心の処方箋

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