好きなことを嫌いになるのはすごく辛いから、自分の感覚をもっと信じることが大事だと思う。



好きなことを始めたり、夢を叶えようと一歩踏み出したりしたときにすーっとうまく行けばいいけど、そこで壁にぶち当たることもあるんです。
それって自分が悪いわけじゃなく、多くは相性の問題。そこで意地張って、無理しちゃうと好きなものがきらいになっちゃいますよね。

ブログ、ライフワーク本、セミナーとお世話になっております。

自分にも価値があると認められるようになってきて、長年の夢だった翻訳者を目指してオンラインスクールで学び始めたら…苦痛で病みそうになってます

長年勉強してる割にスキルは低くてついて行けてないのと、多分先生と合わない(日本語の感覚が少し違う、その場で翻訳を求められる、添削が具体的でないなど)ゆえに苦痛なのだと思います。
でも先生のやり方も理解できるし、まだ発展途上だからできないのも当たり前と思いつつ、スクール入学前より勉強を避けたくなります。

そもそも黙々とした仕事が好きだったし、英語も好きだし調べ物も好き、どう考えても向いてるのにやりたくなくなってきました。
ほな好きにしいな、て話ですが、辞めるのもモヤモヤし続けて、一度退学願を撤回しました。
成功への恐れか、自分の身の丈に合わないことをしようとしてるだけなのかわかりません。
根本先生のご指導に従い、日々自分を小さい事で喜ばせて「私は何がしたい?」と聞き続けても翻訳は外れなかったのに。
違うスクールも、独学という手もあるけど、これは自分の問題だと感じています。
物事が続かず転職は数知れず、過労でうつ病もやったけど克服して今は正社員事務。
それを退屈に感じるのも贅沢過ぎることで、最近は現状に感謝できるようになってきたのですが、次の一歩が翻訳を続けるなのか休むなのか違うことか、何回自分に聞いても答えが出ません。答えが出んのが答えでしょうか。

既出のネタとは思いますが、万が一気が乗ったら使って頂けると泣くほど嬉しいです。
(Mさん)

たぶん、Mさんの話をリアルに聴いたとしたら、いくつかの質問はするかもしれないけれど、「さっさと今のスクールは辞めたほうがいいよ。好きな翻訳を嫌いにならないためにも。急ぎ、別の方法を試した方がいいよ」とお伝えするかと思います。

スキルの問題はモチベがあれが上げていけると思うんですけど、先生と合わないってのはけっこう致命的だと思うんですよね。

ちょいと手前味噌な話をさせてもらうと、うちの弟子どもには「カウンセリングや心理学を嫌いにならんといてなー」という話をします。

周りの仲間たちと競争しちゃってそれが辛いなら距離を取ってお休みすればいいし、他の弟子たちが書きまくってるココロノマルシェを自分は書けないんだったら書かなきゃいいし、カウンセリングをすることに疲れを感じたらとりあえず休んだ方がいいし、師匠がイヤになったら離れたらよいし。

「好きなことを嫌いになること」ってやっぱり辛いと思うので、「好きなことが嫌いになりそうなら一旦離れる」ということは大事なことです。

そして、「好きなものを嫌いにならないように工夫すること」ってのがめちゃくちゃ大事で、「このままだったら大好きな翻訳が嫌いになっちゃう」と思ったら、何かを変えたほうがいいんです。

好きなものを嫌いにならないように。

だから「先生が合わない?とっとと辞めたらよろしい」とお伝えします。

まあ、似たようなことは別でも言えまして「結婚したくて婚活を始めたのにアプリとの相性が悪ければそのやり方は捨てたほうがいい」ですし、「大好きな彼が最近冷たくなって一緒にいるのが苦痛になってきたら距離を少しとったほうがいい」です。

「好きなものを嫌いにならない工夫」ってのは「ちゃんと自分で自分を守ってあげること」なので、そこで意地を張ったり、気合を入れようとしたり、無理したり、我慢したり、犠牲したりしてまで続けることに意味はないと思っちゃうんですよね。

そこで、自分の問題だ、ということもあろうかと思いますが、その場で何とかするよりも、一旦退却して向き合う、ということをした方がよいと思います。

そもそも武闘派女子を名乗る方々は「平坦な道」を嫌うので、ライフワークを生きるにせよ、ヘラクレスオオカブトくんを捕獲するにせよ、道なき道を突き進むことが好きですよね。

まあ、人生はドラマなので、紆余曲折・アップダウンがなかったら面白くないって思われているのでしょう。

さらに、武闘派女子を名乗る方々は「引くは武士の恥」とでも心得ているのか、退却を嫌う傾向がありますよね。ハラキリでもしなきゃいけないと思っているのかもしれませんが、それで自分の首を自分で締めるってのは、そういう性癖のある方だけで良いと思うんです。

勇敢なる退却も時には必要なのですぞ。

で、翻訳のスクールも一つじゃないでしょうし、先生だってめちゃくちゃいると思います。
その中で「合う、合わない」は当然ありますし、他の人が「ここ、めっちゃよかった!」と思っても自分はそうじゃないことだって珍しいもんではありません。

まあ、こういうのって婚活や就活も同じっちゃ同じですよねー。

>根本先生のご指導に従い、日々自分を小さい事で喜ばせて「私は何がしたい?」と聞き続けても翻訳は外れなかったのに。

これほどまでに自分にとって大切なものですから、身の丈に合わないとかはないでしょうし、成功する怖れってのは出てくるならもっと先でしょうし、これだけ大好きなものなんですから、ちゃんと守ってあげましょうよ。

例えば、お気に入りのバッグとか靴とかアクセとかありませんか?

普段からMさんはどういう扱いをしてます?

意外とぞんざいに扱ってその辺にポイっとしときますか?
それとも「ここぞ、決戦のときぞ!」というタイミングで投入しますか?

例えば、大切にしたい人っていませんか?

友達でも恋人でも子どもでも家族でも誰でもいいのだけど。

大切にしたいから、大切に扱おうとしますし、傷つけないように守ったりしますよね。

大切な友達が誰かにいじめられたら全兵力を投入して殲滅作戦を実行しませんか?

でも、その「大切なもの」とか「お気に入りのもの」ってのは、「自分自身」もそうだし、「自分が大切にしたい生き方」もそうです。

翻訳がそれくらい大事で好きなものだったとするならば、その翻訳への思いを傷つけるような環境に自分を置くことは絶対的にイヤなはずです。

だから、そのオンラインスクールからは即刻退却しなきゃいけないわけです。

そして、もう一つあるのが、長年の夢を叶えようとしたときにいきなり躓いたら当たり前のように凹みますよね。

「いよいよあたしの長年の夢を叶えるべし!!」と意気揚々とオンラインスクールに大金を投じたと思いますから、それがスベってしまったらめちゃくちゃショックだと思うんです。

それだけ意気込んでいたし、イキってたかもしれないし、期待も大きかったかもしれませんが。

だとしたら、その夢に向かって一歩踏み出した途端、いきなり壁にぶつかった自分を慰めてあげることの方が大事じゃないでしょうか?

そりゃあ、Mさんもお見受けするところ武闘派女子の一員ですから、その壁を自ら望み、全力でぶつかっていったことも想像に難くありまりませんが、そこでコケたんだったら、擦りむいた膝などをケアしてあげることの方が大事ですよね。

自分を責めるヒマがあったら自分をいたわってあげなさいよ、というわけです。

「もし、大切な友達が同じ目に遭ってたらなんて言う?」という問いかけは自己肯定感的にもライフワーク的にもとっても大事かつ役立つんです。

Mさんだったらどうするでしょう?

やっぱり自分に厳しいし、なんだかんだ自己否定の癖が出ちゃってますよね。
たぶん、それって何かとやってしまってることだと思うのです。

けっこうストイックになっちゃうことってありませんか?
自分に厳しくしすぎる点はありませんか?

何かと自分を否定するクセがあると、例えば今回のようなケースでも、合わないところに無理に自分を合わせようとして結果的にうまくいかないばかりか、下手すりゃ体調を崩すことになります。

でも、うまくいかないことも、体調を崩すことも、自分が悪い、と思っちゃうわけで、そうするとこれがパターン化します。

自分の感覚に正直になることってすごく大事で、やっぱり自己肯定感ってことなんですかね。

例えば、「めちゃくちゃ美味しい!」と言われてる店でご飯を食べても自分の口に合わないことってあるじゃないですかー。

それって自分が悪いわけでも、もちろん店が悪いわけでもなく、相性みたいなもんだと思うんです。

男だってそうでしょ?
周りの友達が「絶対お似合いだから」って進める男をみなさん確保してきましたか?

「えー、なんか違う―」と思ったらさっさと隅田川に放流するでしょ?

ってことで自分の感覚をちゃんと信頼できるようになることが大事なんです。

でも、なかなかそんな自信が持てないと思うので、人に相談することも役立ちます。

例えば、Mさんが私のセッションを受けてくれたら、こういう話をすることになるわけで、そしたら「ああ、自分の感覚って間違ってなかったんだな。それを信じればいいんだな」という体験がひとつできるでしょう。

そういう体験がひとつでもあれば、きっと次に似たようなシチュエーションになったときに「あ、ここで自分の感覚を信じればいいんだ!」と学習できます。

自己肯定感が低く、自分に自信がない人ほど、そこで無理しちゃうので、ほんと大事なんですよー

ってことで、やっぱりお前は自己肯定感の話しかしねぇ、と思われるかもしれませんけど、今日はそれが核なので堂々と話をさせてもらいましたわ。うふふ。

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★自己肯定感をあげる動画&書籍&ムック本

自己肯定感とは?(Youtube)

動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

自己肯定感を高める100の法則 ありのままの自分をすきになる最もシンプルな方法

「マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法」(日本能率協会マネジメントセンター)

「ムック本「書くだけで「自己肯定感」が高まるワークブック」」(宝島社)

ムック本「自己肯定感を高めるお得技ベストセレクション」(晋遊舎)


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好きなものを嫌いになるくらいなら距離を置くのが幸せ。
 


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