真冬並みの寒波が流れ込む北海道に勇躍乗り込む私を応援すると良いですよ。



「来週末の北海道は真冬並みの寒波が流れ込み・・・」

そんなニュースを聞いてビビりまくって天気予報をチェックした。
当初の計画(=勝手な妄想)では「11月の終わりだけど、意外とあったかいねえ~。」なんて会話を札駅で耳にする予定であったが、現実はなかなか厳しい。
天気予報は急激に下がる気温とあまり私にとっては馴染みのない雪マークを示している。

sapporo

大阪は1,2月の真冬でもめったにマイナスなんて数字は出て来ない。
それこそ、最低気温が2,3度になれば、「超寒い!」と震えるレベルなのである。
最高気温が0度というのは何かの間違いかと思ってしまう。
以前、北海道から大阪にカウンセリングに来てくれた方が最高気温7度の超寒い日に「大阪はあったかいですね」とほっこりされていたことを思い出す。

とはいえ、道民にとっては「まだ寒いというには序の口」なのであろう。
フェイスブック等で騒いでいる私を道民たちが「それくらいでビビらんでも」とか「大丈夫ですって」などと慰めてくれる。
とはいえ、当方、寒いのはほんとうに苦手なのである。
そもそもスキーすら経験がないので、数年に1度雪が降るたびに興奮して庭を駆け回るくらいで十分なのである。

少し心を落ち着けようと、心のふるさと、那覇の天気予報を見てみた。むしろ、ショックは拡大した。

naha
夏じゃん。
Tシャツでいける。
何なら短パンでもいける。

くそーっ。今頃、この記事を読みながらニヤニヤしている沖縄人たちをまとめて札幌に連行したい。

とりあえず、騒いでいても何も解決しないので寒冷地・軽井沢に住むIくんに対策を聞いてみた。
さすがは雪国に住む彼である。即座に的確な指令を送ってくれた。

「装備一覧

 肌着
 Yシャツ
 軽く着るセーター
 フリース的な物
 暖かいダウン的な物
 スパッツ(必須!)
 普通のズボン
 靴下(二枚履き)
 滑りにくい靴(靴底が革はヤバイです!)

 みたいな感じですかね^^」

案外、私は反抗的ではあるけれど、根は素直でなのですぐに行動に移した。とりあえず、一番困るのは靴である。

fb

現地人、現地出身者、寒冷地在住者、通りすがりの者など20件ものコメントを頂いた。(この表示の下にあと4件のコメントがある)

その結果、多くの皆さんが「現地調達」が一番とおっしゃっていた。実は私も基本的に現地調達主義である。
それで「餅は餅屋」ということで、「札幌に着いてその足で靴を買いに行く」というミッションが生まれた。
しかも、どうやら駅前のABCマートは夜9時まで空いてるらしい、という情報までゲットした。
噂では北海道では日本語が通じるらしいので「この時期の札幌でも転ばない靴をくれ。しかも、大阪に帰ってからも使えそうなものだ」と店員さんにすがる予定である。

ちなみにこんなものがあるとの情報を頂いたので、面白そうだし買ってみることにした。

さて、続いてのミッションはスパッツである。
持っているようで持っていないし、大阪ではあまり必要ではないので街に出るついでに購入することにした。
大阪にはおばちゃんに絶大なる人気のある「船場センタービル」があり、ここにはありとあらゆる衣料品を扱う店がずらーっと地下鉄の駅2駅分も並んでいる。
ここに行けば大丈夫だろう、と思ったが、なんせ、広すぎて、どこに何があるのか分からず、溺れた。しかも、土曜日だけあっておばちゃんの数もかなり多い。
なんとか地図を見て「肌着」の店を発見するも、おばちゃん向けのものが圧倒的に多く、メンズは隅の方にこじんまりとあるのみである。
そんな中、ようやく「グンゼ提携店」という店舗を見つけ、無事、超あったかそうなスパッツ、すなわち、股引、もしくは、ステテコをゲットした。

DSC_1630
完全なるおじいちゃんファッションである。
これを着て写真に収まろうと思ったのだが、あまりにハマりすぎていると再起不能に陥る可能性があるので、それはまたの楽しみにしておいた。

とはいえ、背に腹は代えられぬ。
とにかく寒いところは苦手なのである。
おじいちゃんと言われようが、凍え死ぬよりはマシである。

道民は優しい。
相変わらず大丈夫ですよ。安心してくださいね。地下がありますからそんなに心配いらないですよ。
そんなメッセージを下さっている。(若干、不安がる私を見て面白がっているようにも見える)

とても以前「根本さんが吹雪の中で凍える姿が見てみたい」「真冬につるつるの道路でコケる根本さんを見てみたい」とドSな発言を繰り返していた人たちと同じとは思えない。
前言を撤回したい。

そして、当然ではあるが、この時期、北海道の飯は抜群に旨い。
魚介類がめちゃくちゃ仕上がりがいい時期である。

早速、すすきのの居酒屋の店長に連絡を取り、連日押しかけることを約束した。
また、I君がぜひとも行きたいと切望している寿司屋も彼が率先して予約してくれた。(こういう仕事は抜群に早い彼である)

そして、温かい部屋であたたかいスープでも飲みながら雪を眺めるのを意外と楽しみにしている私である。
なんせ、リアルの雪なんてめったに見たことがないので実はひそかに興奮しているのである。

数日後、私を乗せたANA便が札幌に向けて出発するはずである。
初体験は何事も怖いがワクワクする。
なんとか最後までイケることを節に願う次第である。

もちろん、札幌には遊びに行くのではない。
遊びもの時間ももちろんあるのだが、カウンセリングをしたり、セミナーをしたりする。

ここにその案内があるのでご覧いただけると幸いだ。


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