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このところアスペルガーやADHDの傾向がある夫の話をよく伺います。
話を聞いていると「すぐに逃げなさい!」と思うのですけれど、それまでの関係性で「夫軸」(他人軸)になってしまっているので、逃げることにも抵抗があるのです。
そこはまず身の安全を確保していただきたく、その上で、今後のことを考えたり、心の中を掘り下げたりしていきたいのです。
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その節はありがとうございました。あれから母への恨み不満を書き出すこともしてみましたが思った程出てこず、、だけど最近「してもらって嬉しかったこと」をふと思い出したりと少し変化がありました。
最近の夫とのことです。
先日「少し遅くなる」と連絡があったきり翌朝も帰ってこず(これは何度もある)、だけど昼過ぎても電話も出ず、子を連れて警察へ行き、保護や搬送は無いことを確認しました。
また警察の方が家にも来て、車や家の中も確認されました。
結局いつも通りの深酒で、記憶も荷物もすべてなくし(見つかりました)、そんな状態でした。
夜少し責める言い方をしてしまったところ、「転職活動で大変なのに労ってもらえず、会話もなく、限界だ。俺に興味もないでしょ」「あれから(私の不倫発覚)お前何か努力したの?何も変わらないじゃん」「子がうまれてから男作るなんてありえないだろ(夫は妊娠中もずっとマッチングアプリしていたのに)」等言われました。
また、警察に行ったりしていた日に飼い犬の水が空になっていたことにも夫は怒り、子がうまれてから飼い犬のお世話が疎かになっているといった指摘も受け、それは自覚があるので「日々の生活でいっぱいいっぱいで余裕がなくて、ごめんね」と謝ったところ、「『余裕がない』ことは『しなくていい理由』にならないだろ」と言われました。
この一言で「あ、もう無理だ」となりました。何度も朝帰り、泥酔、失くし物、それらは私のせい、その日水を補充できなかったことも許されない、余裕がないことは理由にしちゃいけない。。
離婚またはせめて別居したいです。だけどどうしても子への影響や、「子にとって家族が同居している方がいい」という思いに執着してしまいます。
アドバイスいただけたら嬉しいです!長くてすみません!
(Sさん)
まず、お子さんへの影響ってまだ「なし」だと思います?
もうけっこう影響与えちゃってるんじゃないでしょうか?
心理学界隈で昔からよく言われることがあります。
「パパとママが揃っているのが一番だけど、笑顔がなく、暗い顔ばかりしているママを見てるくらいなら、ママひとりになって笑ってくれる方がいい」
もし改めてその話をお聞きしたらすぐに「家を出ましょう」という提案をすると思います。
離婚は手続きとかあるので大変ですけれど、とりあえず「身の安全」を確保しましょう、と。
この「身の安全」ってのもけっこうみなさま軽く考えていらっしゃるようで、暴力があれば分かりやすいのですが、言葉の暴力がメンタルに与える影響、そして、それを聞いているお子さんへの影響を軽視しないほうがいいものです。
長年のモラハラ等で心身ともに疲弊し、ようやく身の安全を確保したものの、すっかり燃え尽きてしまって身動きが取れなくなっちゃった方にもよくお会いします。
「別居してから頑張らなきゃと思うんですけど、無気力になってしまって身動きが取れず」と疲れ切った表情で語られる奥様も珍しくないのです。
「あ、もう無理だ」と悟ったならば、動けるうちにサクッと逃げたほうが良いのです。
武闘派女子のみなさまは武士道に従って生きておられるようで「逃げるは恥」と思い込んでいらっしゃるのですが、ことメンタルの世界では「逃げるが勝ち」でございますので、今後の立て直しも含めて早めに安全な場所に避難していただきたいんです。
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実家など頼る先がある方はまだ良いのですが、そういう場所がない方はまずは行政に相談されるのもいいでしょう。
最近は多くの自治体でDVに対して積極的なところが多く、すぐに保護策を出してくれるところもあります。
とはいえ行政のことですから過大な期待は禁物で、シェルターなどの案内をしてくれたらまだラッキーな程度ですけれど。
また、警察は具体的な被害がないと動いてくれないところが多いので、言葉の暴力に対しては動きようがないようです。パトロールを増やしてくれる程度ではないでしょうか。
そして、弁護士に相談すると多くは離婚や慰謝料などの話になりますが、「法的に守られている」ということを実感することができるので、こちらもお勧めです。
法テラスなどに連絡してみるのが良いでしょう。
あとは友人、知人などに相談してみて協力者を募りたいところです。
「逃げる」ということを最優先させましょう。
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そして、身の安全を確保したのち、今後のことを考えていきます。
経済的な基盤はどうするのか?という不安が先に立つかもしれませんが、もちろんそれは重要な問題ですから自分でできる範囲で解決していきたいものです。
仕事があればよいですが、そうでなければできるだけフルタイムで働ける環境を探しましょう。
実家に甘えられるのであれば、「甘えるレッスンが到来した」と腹をくくって甘えてみてください。
それによって両親との長年のわだかまりが解消されたこともありました。
その上で今後、夫とどうするかってのを考えます。
Mさんの夫氏のような方だと、家を出たことも全部Mさんのせいにしてくれるので、気持ちは冷めやすく、離婚も決意しやすいのですが、一方で、距離があいたお陰で態度が軟化するケースも少なくありません。
そうすると長年の情もありますし、お子さんのことも考えますから、つい家に戻っちゃうこともあるんですけど、気が付けばまた元通りってことも珍しくありません。
やはり少なくとも数か月は避難生活を続け、自分やお子さんのメンタルの回復と、夫氏の態度などを見ながら決めていくのがいいと思います。
離婚した途端、元夫との関係が改善して良好になった、というお話も多いですし、何なら昨日のカウンセリングでもそのお話が出ておりました。
「夫婦」という距離がお互いに合わないだけで、「お子さんのパパとママ」という距離だったらうまくいくのでしょう。
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ただ、こうした「逃げる」ということについては、武闘派女子のみなさまもそうなのですが、様々な要因で躊躇してしまうケースが少なくありません。
このところ「夫がアスペルガーっぽい」というお話を非常によく耳にします。
自分のことしか考えられず、思い通りにいかなければキレる、というタイプの夫氏なのですが、最近増えているのでしょうか?以前よりもずっとよく聞くんです。
アスペだけじゃなく、「大人のADHD?発達障害?」みたいな話もよく耳にするわけで、これは社会的な傾向なのかもしれません。
で、Mさんところもそうですが、「何度も朝帰り、泥酔、失くし物、それらは私のせい」みたいな風にされると知らないうちに「夫軸」になってしまいます。
カサンドラ症候群という言葉もあるのですが、まさに夫に自分を乗っ取られているような状態です。
そうすると「夫軸」になってしまってる分だけ、逃げることができなくなりますし、逃げても追いかけられてよりひどい目に遭わされるのでは?という風に考えてしまうものです。
また、そもそも「他人軸」で生きている方は自分のことを放置することが得意なので、こうした状況になっても「世間体」を気にしたり、「子どもの将来」などを気にしたりして、やはり逃げるタイミングが遅くなっちゃうことも多いものです。
自分の辛さを放置してしまっているわけです。
Mさんはどうでしょうか?
自分軸で今の状況を見ていらっしゃるでしょうか?
もし、そこに自信がなければ、やはり信頼できる誰かに相談してみることをお勧めしたいと思います。
またカウンセリングに来てくださってもいいですしね。
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さて、女性性豊かな方々は「言葉」というものを大事にされています。
ふだんから自分の気持ちを表現し、相手に伝えて共感してもらうコミュニケーションをしているからで、子どもの頃からそのトレーニングを重ねて来られました。
だから、SNSのやり取りにしても「この言葉の意味ってどういうことでしょう?」とか「なぜこのスタンプなのかが理解できなくて」という疑問を持たれたり、「彼がこう言ってたんですけど・・・」と相手の言葉に振り回されやすくなります。
その一方で、男性性から見ると「言葉」は道具のひとつに過ぎないものです。
だから、「嘘」が多くなりますし、「その場しのぎ」で言葉をあれこれ取り替えたりします。
また、同時に「感情」よりも「思考」の方を重視しますから、自分の気持ちを無視して、自分に都合の良い言葉を使うことも厭わないものです。
だから、男性性が優位な人の言葉は「話半分どころか、十分の一くらいで聞いておいた方がいい」というわけです。
夫氏の言葉を読めば、自分に都合が良い言い訳を常にしてることが分かりますし、自分の責任を回避するためにMさんを責めていることがよく分かるでしょう。
犬の水替えの問題も犬を心配して言ってるわけじゃないことはお分かりですよね?
Mさんを責めるネタとして使っているだけです。
それで謝ったり、下手に出ると、そのMさんの言葉を否定して、自分を優位にさせようとするんです。
そうして「自分は悪くない。悪いのはお前だ。」という立場を確立させ、それを繰り返すたびにMさんは自責の念を抱えざるを得なくなります。
そうすると相手の思うツボでして、どんどん自分が下の立場になり、夫軸になり、コントロールされたり、振り回されたりするようになるのですね。
強い口調で否定してきたり、屁理屈でも理屈が通っていたりするものですから、そうしてMさんは自分を見失ってしまうわけです。
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けっこうメンタルに来てる場合は長期的なプランは提示できず、早急に身の保全を優先させる方がいいので、あまりこの辺を深掘りすることはありません。
安心できる環境に身を置いてから、ようやく内面と向き合っていきます。
だから多くは別居したのちのカウンセリングで、そこを扱っていくことが多いんです。
安心感を得られるようになりますと、客観的に自分や状況を見つめられるようになるものですが、そうするといかに自分が夫に支配されてきたかに気づくことも多いです。
また、その一方で、筋金入りの武闘派女子などは気が強いものですから夫にあれこれ言い返しており、そこで戦況か拡大してしまっていることに気づく場合もあります。
「知らず知らずのうちに夫氏を追い詰めちゃったみたいですね。彼のモラハラ発言は、その苦し紛れの一発かもしれませぬ。窮鼠猫を噛むってことで。」なんてことも意外と多いです。笑
まあ、そういうことも含めて、自分自身を取り戻していくんですよね。
元々他人軸の傾向があった、とか、周りの目を気にして生きてきた、とか、結婚も彼のことが好きというより流された結果だった、とか、でも、子どもはかわいい、とか。
そうすると夫氏のことのみならず、育った家庭環境とか、思春期の学校生活のこととか、今までの恋愛遍歴とか、仕事のハードさとか、視野を広げて扱っていくことになります。
「現実的にはこういう風に対処しましょう。その上で、その内面的な問題を扱っていきましょう。そうして内側の問題を解消すれば、外側の問題も変化していくものです。」
逆に言えば、外側だけの対処だけでは、また相手、場所を変えて同じことが起こりやすいってことです。
だから、なぜMさんはこの夫と結婚することになったのか?なぜこのような態度を取る夫を選んだのか?という視点から入ると同時に、過去の家族関係などにも話を広げながら、「自分を取り戻す」「自分らしさを知る」「自分らしい生き方を考える」という段階を踏んでいくことになろうと思います。
とりあえず、そのためにも身の安全の確保をまずは第一に行動していただきたいと思うのです。
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「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
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『夫に振り回されて自分を見失うと自分軸での行動ができなくなって状況がどんどん悪化してしまうので、とにかく逃げて身の安全を確保することが先決です!』
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