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「甘えてる」と思うことで得られるものは自分を傷つけることだけ。
仕事は我慢するもの、から、楽しんでも良いもの、へ改宗しましょうか。
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ブログを毎朝楽しみにしております。
お仕事についてリクエストです。
私は16歳でアルバイトデビューしてから10年、販売や飲食、風俗まで、色々な仕事をしてきました。
そして「仕事=我慢」という方程式がこびりついていました。
3月に職場の人が怖く耐えられず退職してから、ずっと転職活動をしているのですが、
面接に行き、少しでも「求人情報の条件と違う!」「店長の目が笑ってなくて怖い‥」「希望のシフトが通らない」などの不安を見つけると、採用されても辞退してしまうんです‥。
これまで10年間、居酒屋で汚物処理の仕事ばかり任されても、計算が合わなくて誰にも助けてもらえず家に帰れなくても、理不尽なことで怒られても、男性社員に痴漢され続けても、風俗でサービス外のこと要求されても
「働かせてもらっている立場なんだから歯ぁ食いしばって我慢して当たり前」
と思えていたんです。
16歳の時、初めてのアルバイトで大阪のおばちゃん店長に
「女だからて甘えが許されるわけちゃうで。金もらてる以上、高校生も大人と同じ扱いや」
「仕事は音を上げたらあかんもんや」
と言われ、初期設定がそこで出来ました。
しかし今はすっかり逆になってしまって‥
「一瞬でも私を嫌な気持ちにする仕事なんて、もう絶対したくない!」
「仕事だからって理不尽なこと我慢するの、もう嫌だ!」
と、呆れるくらいの子供さです‥。
仕事は生きてく上で当たり前のもの、もう27歳なのに甘えてる、と分かるのに、昔のように「なんでも受け入れる」が出来ないんです。
仕事は仕事と割り切るには、どうしたらいいのでしょうか‥。
よろしくお願い致します。
(Nさん)
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この週末のセミナーでも参加者さんに「私って甘えてますよね?」という質問を頂いたんです。
ここで頂くリクエストでも「甘え」についてはよく記述が見られるんですね。
で、「甘え」ってなんじゃ?って話なんですよね。
最近の私は、旬の白桃はさすがに甘いなあ、とか、このスイカめっちゃ甘い、とか、ええ?巨峰ってこんなに甘いんですか?イチジクのこの甘さっていいですよね~という会話をバーテンさんと交わすのですが、そういう甘さとは違いますよねえ?(笑)
っていうか、果糖の甘さとかって分かりますけど、じゃあ、人としての甘さって何よ?って話です。
当然ですけど「糖度15」なんて測り方できません。
じゃあ、Nさんはどうして「甘えてる」と分かるんでしょうか?
そう言い切れてしまうんでしょうか??
大阪のおばちゃんが教えてくれましたか?
かつての店のマネジャーがそう言っていましたか?
「甘えてますよね?」っていうのはSMの世界で言うところの「S」の言葉なんですよ。
「この、豚野郎!」というのと同じなんですね。
もし、Nさん始め「私は甘えてる」て思ってる方が「私は明らかにMです。豚野郎と言われると興奮します」というのならばいいと思います。
けれど、「うーん、そういう趣味はないなあ・・・」という方でしたら、その言葉は単なる自分いじめに過ぎないんです。
すなわち、
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「私って甘えてる」
自分をいじめたいときに用いられる言葉。
何かうまく行かないとき、失敗したとき、予想よりも下の結果を出したときや、頑張ってない、とか、手を抜いた、とか、逃げちゃった、などの一方的な思い込みを発動するときに自分をいじめる便利な言葉。
当然であるが実態とは関係ないのが特徴である。
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さあ、諸君、反論したまえ!!(笑)
自分が「甘えてる」と思っていることが何を基準にしているのか?それが客観的にそうなのか?を説明したまえ!!
こういう問いかけをすると、愛すべき自立系武闘派情熱女子たちは「なにくそーっ!!」と反論を試みようとして、
「だって今日は寝坊したからメイク手抜きだし~」
「会社に持ってくお弁当作るのめんどくさかったからコンビニで買ったし~」
「社長に今日の午前までに何とかしろって言われてた書類、また手つかずだし~」
「月曜から飲みに行くぞってマネージャーがふざけたこと言ってるから軽くスルーしたし~」
「仕事に疲れたら彼氏脅して籍入れて専業主婦になる予定だし~」
「根本さんに言われた宿題、全然やってないし~」
などと言うと思うんですけど、それ、全敗だぞ?
そもそも「私って甘えてますよね?」という言葉は自立系○○女子にとっては「自分をいじめたいときに用いる便利な言い回しベスト3」に確実に登場する言葉です。
>しかし今はすっかり逆になってしまって‥
>「一瞬でも私を嫌な気持ちにする仕事なんて、もう絶対したくない!」
>「仕事だからって理不尽なこと我慢するの、もう嫌だ!」
>と、呆れるくらいの子供さです‥。
まあ、そもそも私が提案する「あなたがすべき仕事とは?」というのはまさにコレなんですけどね(笑)
じゃあ、私がお勧めするのは子どもっぽさってことですかね??(笑)
基本的に私も同じですよね。
・直感で「やりたくない」と思った仕事は上手に断る。
・お客さんが入ることが分かっていても自分が面白くないなあ、飽きたなあ、というテーマは扱わない。
・理不尽なことは我慢しない。その必要もない。
・嫌なことをするほど人生はヒマではない。
・仕事をいかにゲームに変えるかは腕の見せ所。
下積み時代って修行時代なんですよね。
それは世間知らずな自分を世間の水に慣らす行為でもあるし、また、一番下っ端の仕事が理解できるってことは将来自分が管理する側になったときに重要な体験になります。
それに腕がない、経験もない、知識もない、わけですから、下っ端な仕事しか与えられないのが当たり前なんですよね。
だから、時にはガマンも必要かもしれませんが、「こんな自分にも与えられる仕事があったんだ!」と喜びに変えることもできます。
そして、だんだん経験が増え、知識が増え、そして、腕が上がってくるとより専門的な仕事に変わっていきます。
そして、さらに経験を積むとそうした仕事は後輩に任せ(後輩を育てる)、自分は全体を見渡す仕事を始めるようになります。
そして、やがては暇人になります。
頭の中が仕事場となるからです。
私が通ってるジムにも毎日のように来てるおじさんがいらして、彼はいつも夕方にちょこっとだけ会社に顔を出すだけでいい毎日を送ってます。
当然、60代なのにすっごくいい体をされてます(笑)
まあ、Nさんにとっては散々いろんな経験をしてきたんだから、もう修行は終わってもいいんじゃない?と思います。
その経験を活かす時期に来てると思うんですね。
ただ、Nさんにとっては16からずっとバイトしてきたわけですから、「仕事=我慢」もあるかもしれないけれど「生活=仕事」の部分もあると思うんです。
1日の大部分を仕事に捧げてきました!みたいな。
だから、理不尽で嫌な仕事も我慢して頑張ってやる!!私にはそれしかないけん!!!というのが「ライフスタイル」になっちゃってると思うんです。
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あるセミナーで「好きな仕事してる人~!!仕事が楽しいと思える人~!!」って聞いたんです。
そしたら、3~4割の方が手を挙げました。
自分でお仕事されてる方からOL,そして、専業主婦まで色々でしたけどね。
Nさんの周りにそういう方いますか?
長年積み上げた思い込みを打ち破るには内側から頑張るよりも外側からの刺激の方が早いことが多いんです。
私が最近出会う人たちは仕事を仕事と思っていないような、お前ら遊び過ぎちゃうか?という女性たちが多いんです。
また、男性でもニコニコしながら好きな仕事をして、夢を語って、楽しそうにしてる人によく会うんです。
いるんですよ、そういう人たちが。
そういう人たちに出会う機会をぜひ作ってみてほしいのです。
そして、そんな人たちに聞いてみてください。
「どうしてそんなに楽しそうに仕事してるんですか?」って。
きっと嬉々として語ってくれると思います。
そうして、「ああ、仕事って楽しんでいいんだ、仕事って面白いもんなんだ、そんなわがままでいいんだ」という経験をしてください。
同時にそれは「なんか、あたしってすごくね?」という自己承認ができる場にもなります。
どこに行けば会えるか?
宣伝兼ねれば私のセミナーには確実にいらっしゃいます。
あと、そういう方もセミナー講師やカウンセラー、コーチをされてることがあります。
それからショップ店員でもカフェのマスターでもいいので、「楽しそうに仕事してる人」を普段から探してみてください。
そして、すかさずインタビューです!
Nさんは長らく大阪のおばちゃん教に入信し、その教えをずっと守ってこられたんです。
そして、事実それが役に立った時代もあったと思うんです。
そして、もうその信仰は今の自分に合わなくなってきたんです。
それで「仕事は遊びだ教」への入信の勧誘を今、まさにこのブログで迫られてるところなんですね(笑)
「そういう風に生きていいんだ」という人たちにたくさん出会ってほしいなあ~、と思います。
幸い私はそんな方によく会う機会が多いですね。
・神楽坂でランチセミナーしたときのスタッフの皆さんはほんとに楽しそうな方々でした。
・行きつけのバーテンさんは楽しそうというよりも、僕、これしかできません、うしししし、超マニア、オタクなんで、、、ふふふふふという雰囲気を醸し出してます。
・定宿にしているホテルのスタッフさんは大変なお仕事なのに楽しそうで、自然なふるまいをされてます。
・神楽坂でカウンセリングルームを貸してくださるオーナーさんはいつもニコニコして楽しそうにしています。そして、上品です。
・良く行く居酒屋のおかみさんやお姉さん方は自然体で楽しそうな雰囲気をいつも出してくれて、その雰囲気に触れに会いに行ってます。
・宮古島で出会った人たちはみなさん素敵な人ばかりでした。人生楽しんでる、ついでに、仕事してる、という人たち。宿の方も、お店の方も。
・名古屋でフラッと行ったバーは皆さん物腰の柔らかい素敵な方ばかりで、そういうお店は客層もすごく良くて、一見、やんちゃなお兄さんもモルトウイスキーについて熱く語りだしたりして「めっちゃいい奴じゃん!」と感動しました。
・大阪の兄弟でお好み焼きやってるお店は最近、その人たちが素敵すぎるお陰で予約が取りにくくなりました。
きりがないのでこの辺にしておきます(笑)
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡、沖縄。各地でステキな人たちに出会えています。
というか、私は人に会いに旅をしているし、店に行っているので当然なんですけどね。
ああ、仙台の源氏のおかみさんもステキだったなあ・・・、札幌のくのりさんの「これ、食ってみてくださいよ」ってニヤッとした顔、忘れられへんなあ・・・(笑)
「楽しそうに、幸せそうに仕事してる人がいる」ということをまずは知ってください。
そして、Nさんはもう修行時代を終えて、人生楽しんでいいぞ、という時期に入ったことも。
そして、そういう目線で世の中を見ると、「捨てたもんじゃないなあ」っていう景色に出会えます。
そして、その人たちに聞きまくってください。
その時にほんと今までの経験が役立ってくるんです。
ちなみに私にとって仕事とは時間をお約束したものを指します。
だから、セミナー、カウンセリング、取材、打ち合わせ等は「仕事」って呼んでます。
書いても書かなくてもいいこのブログは仕事だと思っていません。
今日は特にアポイントメントはないので私は今日は私、休みなんです。
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