夫から離婚を切り出されたらどうしたらいいの?(1/2)



まずはその気持ちを落ち着けるために誰かに話を聞いてもらい、旦那さんのことを放っておいて自分のことに意識を向けます。そして、注意すべき2つの大切なことや男女の違いがもたらす言葉の違いを学んでいきます。

リクエストにお応えしますね~!
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長く付き合って入籍した夫から、入籍半年で離婚を言い渡されました。

原因は私にあるのですが、夫が嫌がることを嫌がるタイミングで度々してしまい、傷つけ続けた結果の離婚宣告でした。

私は離婚したくないと伝えましたが、夫の離婚の意思は固く、私が同意しないのなら調停離婚したいようです。直接の話し合いは難しい状況です。

執着してはいけないと思いながらも、離婚したくなくて、でも手放すのも愛情だよなと執着と愛情が入り混じって辛いです。

どのように気持ちを整理していったら良いでしょうか。
また、こんな状況からでも復縁の可能性というのはあるのでしょうか。
アドバイスいただけると幸いです。
(Aさん)
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Aさんもご存知かと思うんですが、本当によくご相談頂くテーマなんです。
いい機会を頂きましたので、2回に分けてじっくり網羅してお届けしたいと思います。

しんどい状況は今も続いていますでしょうか?(リクエストを頂いてから1か月ほど経っていますので)

誰かに話を聞いてもらってますか?
1人で抱えるのはめっちゃ大変なので、ぜひ、誰かにヘルプメッセージを出してください。
ご家族で近くで支えて下さる方はいらっしゃいますか?
あるいは友達など頼れる人(なるだけ同性)はいますか?

「ごめん、ほんま、今ピンチやねん。しばらく頼らせて」って駆け込み寺的友人がいるといいんですけどね。

プライドが邪魔して頑張っちゃう人もいるんですけど、やはり1人で抱えるのは大変なので誰か近くでサポートしてくれる人を見付けるのが先ですね。
それで話聞いてもらうのがまずは大事です。

復縁を目指すにしても自分の状態がいっぱいいっぱいだと何もできませんし、結果ばかり追ってしまいますよね。
だから、まずは自分に余裕を持つこと、が大事なんですね。
それで人に話を聞いてもらうことが最初なんです。

で、聞いてもらえる相手がいなかったり、タイミングが合わない時のために、日記を付けることをお勧めします。
「書く」ことも気持ちを解消することになりますからね。

頭の中でぐるぐると考え続けることがしんどいんです。

Aさんのようなご相談を頂いたとき、どうしても旦那さんを取り戻したくてあれやこれやと動いてしまうと思うのです。
その時に、ついこちらをもう一度振り向いて欲しくてあれこれと頑張っちゃうこともあるんですが、案外逆効果なんですよね。
今まで晩御飯の手を抜いてたからって急に豪華なご飯を作ったり、女を捨ててたからって急にメイクしてスカート履いてみたり、体の関係を求めたり、あれやこれやと気を使って見たりしても、かえって相手の罪悪感を刺激するだけのことも多いんです。

『今、自分がどんな目でご主人を見てると思いますか?その目で見られてるご主人はどんな気持ちになりますか?』

これだけを考えていてくださいって良く言います。
ご飯を作っても、部屋を掃除しても、女らしい服を着ていても、すがるような目、責めるような目、怒っているような目、不安でいっぱいの目でご主人を見てるとしたら、その目で見られる彼は・・・やはり奥さんから離れたいと思うんですよね。

だから、ご主人をちゃんと愛情こもった目で、優しい目で見られるようになるまでは、旦那さんのことは横に置いといて、自分のことに意識を向けましょうってよく提案します。

多くの場合、「離婚」を切り出されるためには短くても何か月、長ければ何年にも渡る旦那さんの葛藤がありますよね。
だから、一朝一夕で彼の気持ちを引き留めようとしてもなかなか急にはひっくり返らないんです。
しかも、離婚するって大見得切ったわけですから、その「振り上げたこぶし」をどう降ろさせてあげるか?もまた大事なことですね。

だから、余裕がない状態で、すがるような、責めるような目で旦那を見てるような心理状態では何とかやり繰りしようとしてもやはりしんどいと思うんです。

だから、旦那さんのことは横に置いておいて、自分のことをしましょうって提案します。

つまり、旦那さんのことは「放っておいてください」ということです。
旦那さんに干渉してしまいそうなくらいなら、できるだけ引いて、旦那さんがいないふりをするくらいの方がいいんです。

離婚を切り出した旦那さんは「振る側」ですから、「罪悪感担当」となります。
自分の行動を正当化するかもしれませんが、そもそも罪悪感があるから正当化する必要があるんです。

だから、罪悪感を感じてるように思えなくても、本人が気付いていなくても、たんまり感じてるものですから、その罪悪感を刺激しないようにするのが今のAさんの大切な仕事です。

Aさん自身が彼の罪悪感の源になっていることを自覚しましょう。
Aさんが悲しそうな顔をすれば、それは自分のせいだと思いますよね。だから、できるだけ彼の前では頑張って笑顔、もしくは、ふつうの顔をしていましょう。

また、Aさんが彼にあれこれと干渉したり、口出ししたりすると、被害者からあれこれと言われてるようでますます罪悪感が増えてあなたの前から逃走したくなります。

そういう意味でも「放っておく」はすごく大事なことなんです。

ただ、この時期に注意したい点があります。
一つ目は「自ら離婚への線路を引かないこと」
旦那さんの面倒をよく見てきたり、そもそも自立的な方は、何となく旦那さんの気持ちに応えてあげなきゃいけないような気がして、せっせと離婚への線路を自ら引いてしまう方がいます。
また早くこの苦しみから抜け出したくて、本意ではない離婚に走っちゃうことがあります。
実際、なぜか奥さんが離婚の手続きに奔走してるってシーンをよく目にしますので。
でも、それは当然ですけど後から後悔しますから。

もう一つは「絶対ありません!」って言われるんですけど、「男を作らないこと」。
でもね、けっこうそういう人が現れること、少なくないんですよね。
意外とモテるんですよ。こういう時期の奥様は。
それに、「この人タイプ!」という人は自分でもそれが分かりますから案外なびきません。それよりも、第一印象は「あまり大したことない」と感じた人の方が危ないです。
スタートがゼロ点な分、変にLINEのやり取りなんかが始まると加点法で彼の評価が上がって行ってしまいますから。

あと旦那さんの性格にもよりますが、女性が離婚を切り出すときと、男性がそうするのでは準備が違います。

女性は離婚後のことも全部考えて、準備もちゃんと整えてから切り出しますからなかなかひっくり返りません。
でも、男性はある程度、その場の勢いや思い付きで別れを切り出すので、その後のことは言った後に考え出すことが多く、案外、現実的でないことも多いんです。

それに「男の言葉」と「女の言葉」って意味というか、重みが全然違うんですね。
特に「感情」に関する表現って本当に違うので、女性からすると惑わされてしまうんです。

「お前のことはずっと好きじゃなかった」
「結婚直後から離婚しようとずっと思ってた」
「お前といて一度も幸せを感じたことはなかった」
「ずっと結婚したこと後悔してる」
「今まで全部自分が我慢してきた」
「俺が全部悪い/お前が全部悪い」

この辺の言葉は離婚でこじれるとかなりのご主人が口にするメジャーなセリフなんですけど、実はほとんどが嘘です。
もちろん、本人は発言したときはそう思ってる(つもり)なのですが、その言葉を真に受けてはいけません。

話半分、もしくは、10分の1で聞いておいてください。
(この辺は新しく出る本にも詳しいです。←さりげない宣伝ですね~!)
(そして、続きは明日・・・)

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