信じる=与える=愛する。



疑いの目を持つと、そういう風にしか見えなくなるもの。
だから、そこと決別するにはまずは愛と繋がること。
そして、与えること。その結果、自分自信を信じられ、相手を信じることができるのです。

***
リクエスト(ネタ提供)でもありますが、
いつも拝読させていただき、発信に感謝です!!
ありがとうございます!
私は、あれこれ勉強し過ぎて、わかった気になり実践できていないのか、
変化を感じられず、小さな良いこと?に満足できずに、まだまだ!こんなんじゃない!と
もがきまくり、グルグルするのでメッセージを送らせていただきました。
主人による数年前からの無視、家出、家庭不和…セミナーやコーチングも受けて、原因と結果、なども学び、それなりに改善できてきているのですが、まだまだしっくり来ません。
あまり良い状態ではないままの単身赴任。女性関係のトラウマ…平日何か私にとってイヤなことでもしてないか…妄想に苦しみ、帰って来たときは探偵気分にまでなってしまう。自分の自信のなさと、そのオンナ(関係があるのか無いのかも曖昧)のがいーんでしょ、なんて病的に被害妄想。
あるのか、ないのか、白か黒か、で物事をみてるから苦しいのかな…
単身赴任中、平和に仲良くできる方法など紹介していただければ…
信じる、ということが出来ません。
(Kさん)
***

好奇心が強かったり、成長意欲が高かったりすると案外ハマりやすいところなのかもしれないですね。

まだまだこんなんじゃない!という思いは、より前向きのパワーを与えてくれるときもありますが、裏を返せば自己否定、現状否定になってしまってることも少なくないと思うんです。

また、色々と勉強されてきた分だけ、知識が増えすぎて頭でっかちになってしまうこともありますよねー。

だから、「それなりに」って言葉になるんだろうと思います。

元々そういう癖ってありますか?
現状や自分を否定的に見てしまう癖、今に満足できない傾向など。
また、考えすぎたり、あるいは、理想を高く置きすぎたりする癖。

例えば、しっくり来てる状態ってどんな状態だと思いますか?
ご主人とラブラブになったとき?
それはどんな時に感じられると思いますか?
どうなったら「本当に良かった!!」って思えると思いますか?

Kさんにとって「本当に良かった!」って感じる瞬間ってふだんはどんな時でしょうか?
お目当ての居酒屋にすっと待たずに入れたときとか、その居酒屋が予想以上に自分の趣味に合う設えだったときとか、その味がめっちゃよかったときとか、、、どんな時ですかね?(笑)

Kさんは違うかもしれませんが、この「良かった!」「しっくりくる」という感覚を実は知らない方もいらっしゃるんです。

これじゃない、あれじゃない、こんなもんじゃない、もっといいはずだ、と思う癖がついていて、「ああ、よかった~」って思う瞬間がないんです。

そうすると「こうなりたい」というものがあったとしても「こうなる」頃にはもうさらなる次の「こうなりたい」に向かっていて、かつて欲しかった「こうなりたい」状態に感動が得られないんですね。

同じように「夫婦関係を良くしたい」と思われる奥さんに私は年間数万人とお会いしますけど(だいぶサバ読みました・・・)、「夫婦関係が良くなった状態」が想像できない方もいらっしゃるんです。
「仕事から帰ってソファ寛いでる夫の隣にそっと寄り添って座って、体を預けて甘えていて、それを夫が優しく受け入れてくれる図」とか「休みの日の朝は2人で朝寝坊してベッドの中でくっついてまどろんでいる図」とか、もちろんもっと具体的な方がいいです。

そこでこんな質問をしてみるんですね。
「そのイメージって現実感ありますか?リアリティ、感じられますか?」って。
そうすると「今はまだ想像しにくいけれど、そうなれたらいいと思います」なんて答えが返ってきます。

「仲良くなりたいけれど、仲良くなるイメージが浮かばないわけじゃないけれど、あまりリアリティが感じられない、そうなれるとは思えない」という心理状態にあることが多いんです。

もし、具体的にその図がイメージできて、リアルにその感覚を感じられるのであれば、その“妄想”の世界にいることは悪いことではありません。
すでに幸せな気持ちが心の中から湧き上がってくると思います。

ところが、そこに「現状否定の癖」があるとその思いを否定する別の思いがじゃじゃじゃじゃーん!とやって来て妄想の邪魔をするわけですね。

そんなこと思ったって現実の夫はあの女と一緒にいるじゃない!とか思っちゃうんです。
つまり「信じられない」ってことなのです。

Kさんはご存知だと思いますが、「夫を変えようとするな」という風に良くお話します。
「彼には彼の人生があり、彼もバカじゃないんだから自分がしてることを自覚できているはず。そして、その彼の人生は彼に選ぶ権利がある」ってことです。

干渉して相手を変えようとしても何ら効果はないですよ~って話です。

じゃあ、自分を変えましょう、自分の意識や気持ちを変えていきましょうってなるわけですが、そこで私はこんな問いをするんです。

「本当に変わっちゃってもいい?今の自分にはもう戻れないけどいい?」って。

変化することへの怖れや、変化することを信じられない自分がいると、この問いに「はい」と答えても気持ちが付いてこないことが少なくないのです。

自分の何を変えるか?というのは人それぞれで、原因となった自分の性格だったり考え方だったりするのです。

そうして、意識を「夫」から「自分」に向けていきます。
それは「夫」からの「自立」を意味するものでもあります。

だから、ちょっと頑張りが必要なんですね。

>信じる、ということが出来ません。

不仲だったり、疑惑があったり、浮気の前科があったりするともちろんですが、彼の行動を見て信じようと思ってもふつうはできないものです。

一度「こいつ、浮気してんじゃね?」という目で彼を見てしまうと、どうしてもそういう風に見えてきてしまいます。

セミナーでもそういう実験(?)するんですよ。
スタッフの一人を前に出して「この人真面目そうに見えて実はパチンコに依存してて借金が200万くらいあるんです。それに優しそうに見えて実はモラハラを繰り返してたんですね。それで奥さんに逃げられてるんですよ」なんて紹介するわけです。
全部嘘ですけど、「ああ、なんかそういう風に見れば、そういう風に見える~」なんて声が出て来るわけですね。

信じるのは夫じゃないんですね。
自分自身なんです。

自分を信じられると、夫のことも信じられるようになります。
すなわち、夫のことが信じられない、ということは、自分を信じられないってのと同じなんです。

実はこの言葉を言いたいがためにずらずらと前提を書き連ねて来たんです。
まあ、何て長い前戯(笑)

向上心の強いKさんにとってはいいテーマだと思います。
「どうしたらこの私は私を信じられるようになるのか?」という。

自分自身を信じる、というテーマなので、現状否定、自己否定があったらそりゃあ難しいですよね~?

信じるって与えることなんですね。
もらうもの、ではなく、与えるものなのです。
そして、信じる=愛する、なのです。

そして、その愛と繋がったときには相手がどうしてようと全く関係なくなっちゃうんですね。

字面にしてしまうと不思議な話に聞こえるんですが、私のクライアントさんとか、問題解決とかリトリートとかに出たことある受講生さんたちはこの感覚知ってる方も多いかと思います。
先日もある方がセミナーの感想をおっしゃってくれたんです。
「夫のことをこんなにも愛してるんだ~って気付いたら、夫が浮気しようが何しようが関係なくなっちゃったんです。もう好きにしていいよ~って感じなんです。」って。

だから、自分の愛に自信が持てたら最強ですよ。何ら問題なくなっちゃいますよ。て話をします。
そして、私はいかにその感覚を味わえるようになるんだろう?ってことをいつも考えてるわけです。

もちろん、ずーっと自信を持ち続けられたらいいんですけどね。
そういう体験しても不安になることもあれば、寂しくなることもあります。
けれど、一度その体験をしてしまうと体は知ってるわけで、またその感覚と繋がれるようになります。

だから、単身赴任中の夫と仲良くするには、
1.与えること
2.与えること
3.与えること

なんです。

与えることは喜びです。
決して犠牲ではありません。
与えることが喜びでないときは与えていません。
犠牲をしているときです。

また、相手が愛してくれているから与える、というのは「取引」と言います。
やはりこれも愛ではありません。

与える、というのは、相手の状態にかかわらず、自らが行うことです。
与える、というのは、自分から相手が喜ぶことをしてあげて、それが自分も嬉しい行為です。

与えることそのものもまた愛することなので、愛と繋がることを先にやってもいいし、与えることから愛に繋がってもいいでしょう。

だって、Kさん、どんだけ夫のことが好きなのよー。
そんだけ好きだからセミナーやコーチングにお金かけられたわけでしょう?

どれだけ夫のことが好きで愛してるのかを改めて実感してみましょう。

そのためによく「夫へのラブレター」を宿題にします。
Kさんもとりあえずは毎日書いてみてください。
単身赴任中ならなおさら。

彼には見せないでくださいね。怪しまれますから(笑)

こんなにも夫のことを愛しているんだ、と愛と繋がった瞬間は幸せを感じられます。
でも、その直後に惨めさが来ることもあります。
「そんなこと言ったって夫は私といるよりもほかの女と一緒にいる方がいいんだし・・・」とか。

そういう思いが来たら、今度は自分に言ってあげるんです。
「そう思うってことはそれだけ夫のことが好きってことなんだよなあ」って。

そして、すごく大事なセリフを口にします。
「あたしはやっぱりそれだけ人生にドラマを求めてる情熱の女なんだよな~って、ふつうは好きじゃないんだよな~。やっぱこういう展開にならないと興奮しないんだよな」って。

これは自分で自分を情熱の女認定してますが、惨めさや寂しさは否定していないし、それを感じている自分のことも嫌悪していません。

ここがポイントなんです。

そして、「あたしは何だかんだ夫の事が好きなんだよあ。嫌いになれないんだよな」って意識的に「私」を主語にし続けます。

ここも大事なポイント。
夫に主語を渡さないことですね。

そうして、自分の中の愛と繋がったら、その分不安は軽くなっています。

それで想像したり、考えたりしていきます。

「夫が喜ぶことって何だろう?」って与えるモードを選びます。

会えないときにも祈りを与えることはできます。
「今日も夫が健康で、幸せに仕事ができますように」って。

また、夫が帰ってきたときに少しでも居心地が良い家になるようにお掃除したり、お片づけをするのもまた「与える」ということになります。

心を込めて洗濯物にアイロンをかけるのもまた与えることですし、帰ってきたときに彼の好きなご飯を作ってあげるのも与えることです。

普段から「与えるレッスン」をしてみるのもいいですよ。
お子さんがいたらやる気にもなるでしょうし、友達や近所の人に与えるって意識で接してもいいでしょう。
仕事をなさってるのならば、仕事なんてまさに与えることですから、より心を込めてみるといいでしょう。

与えることに意識を向け始めると必ず流れが変わっていきます。
喜びを感じられる時間が増え、幸せを感じることができます。
夫の行動に一切関係なくそれができるのです。

さて、彼のために何ができるのか?を早速考えながら一日を過ごしてみましょう。

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