(罪悪感本の書評)誰かのために自分を変えるのではなく、自分の幸せのために自分をゆるす




『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』の感想を頂きました。

誰かのために自分を変えるのではなく、自分の幸せのために自分をゆるす

 カウンセラーとして20年以上のキャリアをもち、カウンセリングだけでなく年間100本以上の講座やセミナーをこなす著者が、一番問題になる感情であると研究を重ねてきた「罪悪感」に関する初めての著書。
 罪悪感とは人を傷つけたり嘘をついたりした時に生まれる感情だと思われがちですが、「自分が何かしたのかもしれない」「自分があんなことをしなければ場の空気が悪くならなかったのに」などと日頃から感じている人も多いのではないでしょうか。
 そうした誰もが積み重ねやすい罪悪感や人生に大問題を起こしうる重く根深い罪悪感について、著者自身を含む複数の事例と癒やしに至るためのイメージワークなどがわかりやすい文章で書かれています。
 自己啓発・心理学のジャンルで扱われることの多い潜在意識やハイアーマインドといったスピリチュアルな領域の言葉も出てきますが、本書ではより具体的かつ論理的に解説されており、普段こうした本を手にしない方にも比較的読みやすい内容です。
 「何がダメなのか? 悪いのか?」という視点ではなく、さらに一歩踏み込んだ「その行動をさせるのはどんな愛情が背景にあるからなのか?」という心の視点から現状を見る。誰かのために自分を変えるのではなく、自分のしあわせのために自分をゆるす。
 長年の心の癖、罪悪感というフィルターはそう簡単に外せる代物ではありませんが、持病のように長く付き合っていけるものに変えていくサポーターになる一冊です。

(Yさん)

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