(罪悪感本の書評)「この世で一番許せないのは自分」というのなら、裏を返せば一番許せるのもまた自分なのではないか。




『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』の感想を頂きました。

「私は私を許したい」
読み進める中で、自分の中から溢れた強い想い。

プロローグには、過去に抱いた罪悪感がズラリと並んだ。
それらを「懐かしいな」と思った私は、きっと学びを積み、成長した。
過去のものだよ、自作自演の勘違いだよ、ということを大前提に
「自分の中にどんな罪悪感があるだろうか」と、軽い気持ちでページをめくる。

改めて罪悪感と対峙してみると、いつの間にか「罪悪感の波」に飲まれていた。
どうしようもないモヤモヤが胸につかえる。
罪悪感があると生じる問題(癒着、依存、親密感への怖れ)に疎ましさや恐怖を覚える。
子供時代に抱く罪悪感なんてどうやっても避けられじゃないか。
こんなもの必要なの?
どうしたらなくなる?
沢山ココロと向き合って来たのに、まだ私はジタバタしている。
成長は幻だったのだろうか。
どんどんどんどん堕ちていきそうになる。
今、このモヤモヤを一瞬で晴らせる魔法みたいな方法を教えて欲しい。
私は私を許したい。

答を手繰り寄せるように、ページをめくり続けると、エピローグの言葉が目に飛び込んできた。

「罪悪感があろうが、なかろうが、あなたは今、そのままでしあわせになれる」

今、そのままで。
ただ、自分が自分を許す。
誰の許可も得なくていい。

正体不明の罪悪感に、モヤモヤしている自分さえも。
どうしようもないものをどうにかしようと、ジタバタしている自分さえも。

「この世で一番許せないのは自分」というのなら、裏を返せば一番許せるのもまた自分なのではないか。
そんなことを再確認させてくれた本書に感謝。

(Fさん)

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