失恋して、辛くて、痛くて、しんどくて、、、未来に絶望したり、次の恋をする自信が無くなったり。
そういうとき、頑張り屋さんな人、プライドが高めな人、焦ってしまう人など、『早く次に行かなきゃ』と思ってると、つい、彼のことを嫌いになろうとしてしまいます。
せっかく好きになった人なのに、大切な時間を過ごした人なのに、嫌いになるのって辛いですよね。
いい思い出も、ぜんぶ、悪くなってしまうの、嫌じゃないでしょうか?
でも、それ以上に辛いし、痛いし、そこに引っかかってると次にいけないような気がして不安にもなるし、このままではいけないと自分を叱咤したくなるし・・・と、頑張って彼のことを嫌いになろう、忘れようと努力してしまうのです。
この葛藤、そのものが辛いですし、本当にコレは傷口に塩を塗りこむようなこと。
絶叫モノの苦しさだと思うんです。痛いでしょう?
そのとき、まず、気付いて欲しいことは『嫌いになろうとする、その瞬間には、まだ彼のことが好き』ということ。
好きだから、嫌いにならなきゃ、なんですが・・・。
それって、好きな気持ちを否定して嫌いになるってことなんですよね。
「あの人のことを好きでいちゃダメ」
「あんなことをされたんだから、嫌いにならなきゃだめ」
「ほんとうは酷い男だったんだから、早く忘れなさい」
自分自身にそういうメッセージを送り続けます。
特に、自分自身の中でも「彼のことが大好きな私」にそのメッセージを突きつけるわけです。
ちょっと想像してください。
あなただ大好きな彼ができてうきうきしてるとき、他の人から「そんな男やめなよ、サイテーだよ」とか「ぜったい、幸せになんかなれないから」とか言われ続けたらどんな気分になるでしょう?
好きな人を嫌いになって早く忘れようとするのは、そういうことを心の中でしているようなものなのです。
言い換えれば、あなたの「恋するハート」を全否定していることになってしまうんです。
そういう状況で次の恋を探そうとすると、どういうことが起こるでしょうか?
とても“理性的”な恋愛をしようとしてしまいます。
冷静に相手を見極めようとしたり、あれこれとテストをします。内面よりはその人のプロフィール(=確実な情報)に目を向けやすくなります。
恋するハートが傷ついてるので「好きかどうか分からない」なんてことになりやすいですし、「結婚するなら、こういうタイプがいいんだろうな」という“分析”、そして、怖い怖い“妥協”が入ったりしやすいんです。
(妥協というのは、後悔することが前提の意思決定のようなものです)
でも、本音を言えば、恋するハートは彼のことが好きなまま。
だから、次に行こうとすればするほど、心の中の虚しさ、寂しさは募っていきます。
だから、そことじっくり向き合って、少しでも痛みを乗り越えることが、今、求められていると思うのです。
嫌いになろうとするのは、プライドや意地が邪魔をしてるから。
だから、素直になってみることも大切。「ああ、まだ好きなんだな」と。悔しいけどね。でも、好きなんだ、これが。そこに正直でいることですよね。
そして、その悔しさとか失恋した痛みとか、辛さとか、その苦しい気持ちから逃げないこと。「あたしは大丈夫大丈夫」なんて思わないこと。ほんとうは大丈夫じゃないときにそう思うものだから。
だから、誰かに話を聴いてもらってもいいかもしれません。その分、少し軽くなるから。
その上で、失恋して傷ついてる自分を蹴飛ばさないこと。大事な友達が失恋して辛い思いをしてるとき、あなたならどう接してあげますか?
自分だとつい嫌になってしまうんだけど、でも、大切な友だちに接するように、自分に接してあげてください。
まずは、この3つから。
あと、どうしても焦ってしまう、という皆さんへ。
焦りは不安、恐れに加え、自信のなさや自己否定が生み出す感情です。
だから、不安な自分、怖がっている自分を許してあげることがポイントです。
安心させてあげたり、友だちに話を聞いてもらってください。
不安や怖れは誰かが側にいることを感じられたら、その分だけ癒される感情です。
だから、彼を嫌いになるよりも「もっと自分のことを好きになろう」とか「女磨きをして、もっと自信を持とう」という目標を持つほうがとっても効果的だと思うのです。
参考になりましたら幸いです。