「辛いできごとは器量を広げてくれるもの」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

小さいころからしんどい思いをたくさんしてきたとしたら、きっと幸せにとても敏感になることができます。

他の人なら見過ごしてしまう場所で、幸せとか、温かさとか、優しさを感じられるから。

そして、そういう人は、他人を受け入れることもとても上手。

笑って許せる範囲が広いから。



それは器量が広い証拠。そして、その辛い経験の数々は自分の器を広げてくれることになっていたのです。

でも、広い分、いろいろなものが入ってしまいます。

そして、つい、いらないものをたくさん呼び込んでしまいます。

他人の痛みを放っておけないからかもしれません。

そんな風に知らないうちに他人を助けています。救っています。

でも、さらに辛いことは、そのことに自分では気付けないことなのです。

罪悪感や自己嫌悪に悩まされています。

無価値感が強くなって、いつもついつい自己否定をしてしまいます。

偉大なことをしているのに、その価値をまったく受け取れないようです。

気付いて欲しいと思うんです。

その存在の偉大さ、そして、尊さに。

それだけのことをしてきているのだから。

心の処方箋


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