「もっと大人になりたいとき」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

あなたにとって「大人」ってどんなものでしょうか?
自由を感じられますか?
それとも責任やめんどくさい面が目に浮かびますか?

大人って素晴らしい!ということをまずは思いつく限り探してみましょう。
形式的なものではなく、本気でそう思えることを。


もし、それがあまり浮かばないようであれば、あなたはまだ大人になることをどこかで拒否しているのかもしれません。

子ども時代に十分愛されなかったと不満を感じているのかもしれません。

それでも、大人になりたい、とあなたが感じるとしたら、それこそが「大人」だと思うんです。
だから、まずはそのことに気づいてみましょう。

さて、もしあなたが大人になりたいと感じるとき、そのお勧めな方法は誰かの保護者になることです。
それは子どもでも、きょうだいでも、親でもいいし、ペットでも、プランターの植物でもいいです。

自分なりに一生懸命、その面倒を見てあげてください。

そして、その小さな変化、成長に喜びを見出してみましょう。
実際、自分が手塩にかけた花が咲いたとしたら、どんな気持ちになるでしょう?
すごく嬉しいと思うんですよね。

その喜びこそが、大人になったあなたに与えられた最大の報酬です。
それは満足感であり、充実感であり、自信であるんです。

そのとき“責任”すらも“喜び”に感じられるようになります。

また、別のアプローチ。

あなたの夢、目標、どんな小さいことでも構いませんから、その達成を第一に掲げて、あらゆる手を動員して達成してみようと思ってください。

大人は自分で道を切り拓く力を持てます。
この経験がうまく行っても、行かなくても、あなたはそこから多くのものを学び、成長し、大人になっていけるでしょう。

しかし、これも自分が成し遂げたい目標なわけですから、喜びや充実感と共にいることができます。

やはりこれでも自分が磨かれるんです。

どちらも即効性のあるやり方ではありませんが、どちらか、ぴんと来た方に手を付けて見られると数ヵ月後には大人である喜びを実感できているかもしれません。

心の処方箋

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