Noは分かるけどYesが分からない問題~知らないうちに自分を見失ってしまったの~



嫌なのはわかるんだけど、じゃあどうしたいか?と言われると分からない。
「これはどう?」って言われると「なんか違う」と思うんだけど、じゃあどれがいいのかが分からない。
そんなNoは分かるんだけどYesが分からない方って多いんですよね。
そんな自分になってしまうパターンのひとつを紹介しつつ、どうしていけばいいのかを考えます。

******

どこか出かけたい!けど、どこに行きたいのか分からない。

「じゃあ、映画でも見に行く?」と言われると「うーん、違うんだよねー」と思う。
でも、それ言っても「じゃあ、どこに行きたいの?」と言われても分からない。答えがない。だから、「うん。映画見に行こう」って答える。

映画館に向かう間もモヤモヤする。
彼と一緒にいられてうれしくないわけじゃないんだけど、あんまり楽しくない。

映画のチケットを取ろうと上演リストを見るけど「これ!」というものがない。
だから結局、彼に任せる。
「あなたの見たい映画でいいよ」

彼が選んでくれた映画も面白くないわけじゃないけど、そこまで楽しいか?ではなく、ずっとモヤモヤを抱えながら考えてしまった。

そもそも映画だけじゃない。
今の会社に入ったのも別にやりたいことがあったわけじゃない。
内定をもらったし、嫌じゃないから入ったし、今もいろいろあるけどそこまで嫌ではないから続いている、という感じ。

もしかしたら彼のこともそうかもしれない。
大恋愛をしてる感は付き合った当初からない。
彼のことが好きか?と言われたら好きだと答えるけど、どこが好き?と言われると迷う。
正直「悪くない」というのが素直な気持ちだ。
嘘もつかないし、ドタキャンもない。優しくて誠実に付き合ってくれている。
もちろん、浮気とかしなさそうだし、仕事は頑張ってるし。
友達から聞くような喧嘩やトラブルもない。

この映画が終わったらどうしよう。
ふつうはお茶にでも行くのだろう。
でも、あんまりそんな気分じゃない。
街歩き、、、うーん。天気が微妙だしな。
家に帰る、、、まだちょっと外にいたい気分。
買い物、、、特に見たいものあるわけじゃないし。

映画の内容がほとんど入ってこないままクライマックスに突入していた。

わたしはいったい何がしたいのだろう?

******

さて、そんな症状に「心当たりしかない!」というみなさまに向けたお話です。

「Noは分かるけどYesが分からない問題」と私は呼んでおります。

カウンセリングをしていてもよく出会う問題です。そして、

「わたしってどうしたいんでしょう?何がしたいんでしょう?」

と聞かれるんです。

それで答えられたら超能力者とか占い師なんですけど私は残念ながらそうじゃないので、こういいます。

「まずはあなたのことを教えてくださいね。」

それでいろいろと質問していくわけです。

私が知りたいのはみなさんの「価値観」や「トラウマ」や「希望・夢・目標」であり、今抱えている問題そのものです。そういうところから「魅力や才能」も見えてきます。

そうして、その人のキャラを知り、理解していこうとすると「ああ、こういうことなんだな」と分かってきます。

そしたら「こういう風にしたらいいんじゃない?」という提案ができることもあります。

そして多分、彼女自身が知りたいのもそういうことじゃないかな?と思います。
つまり、自分の価値観や希望・夢、魅力とか長所とか、総じて、自分のキャラを知りたいんじゃないかな?それが分かってないんじゃないかな?と。

あ!そういう方で東京方面にお住いの方はこのセミナー受けたほうがいいっすよ!自分のことが分かるようになります!

◎9/27(日)スタート!自己探求ラボ in 神楽坂~自分自身を様々な角度から深く知ることができる全6回~

華麗なる宣伝をかましてしまいましたが、今日の読者のみなさん、

「なんだかんだ他人軸で生きてきませんでしたか?」
「レールの上を歩いてきた感覚はありませんか?」
「自分の意志を持たせてもらえなかったんじゃないですか?」
「自分の思いや意見を抑え込んできませんでしたか?」
「いつしか誰かの意見に乗るようになってしまったんじゃないですか?」

痛い?

そして、たぶん私はこんな質問をするでしょう。

「親が厳しかったの?あるいは、過干渉気味だった?ヒステリックで自分の思い通りにならないと怒るタイプとか?」

たいてい「母」ですが、「父」のこともあり、「両親とも」というツワモノもいます。

(1)「AとBとどっちがいい?」と聞かれて「A」と答えると「違うでしょ!ここはBでしょ?」と言われて、渋々「B」にした。

(2)「AとBとどっちがいい?」と聞かれて「A」と答えると、お母さんはなんか嫌そうな雰囲気を漂わせる。「Aでもいいけど・・・」と。だから気を遣って「B」にするとお母さんなんかうれしそう。

(3)たぶんお母さんは「B」がいいんだろうな、と先読みして自分から「B]って言う。

(4)「AとBだったらBだろ」と決めつけられて選択の余地がなかった。

(5)知らないうちにBになっていた。

みなさんの親はどのタイプでしたか?

どのパターンにせよ、自分の意志を尊重されることはあまりなかったんです。

そしたら「Aがいい!」という気持ちはどうなっちゃうんでしょう?
報われないですよね。

そしたら「Aがいい」って思うと辛くなります。
つまり、自分の意志を持と辛くなるんです。

それで「どうせ親が希望する方になるんだから自分の意志なんて持たない方がいい」と思うようになります。

これで「Yesが分からない」という状態ができます。

でも、「B」と言われてイヤな気持ちは分かります。(結局Bをしなきゃいけないんだけど)

だから「No」は分かるんです。言わないことも多いけど。

そういう生き方はレールがあるうちは大丈夫、というか、うまく行きます。

親が「B」を希望するのも、自分より長く生きているがゆえの意見であり、子どもを愛するが故の親心です。「B」を選んでこいつを苦しめてやろう!と思ってるわけじゃありません。

だから、「B]は安全なんですよね。とても。

もちろん、反抗期には強引に「A」にした経験もあったかもしれませんが、案外、そこで失敗したり、しんどい思いをしたりして、「親の言うとおりにしとけばよかった」ということがあればなおさら自分の意志に自信が持てなくなります。

ところが、レールっていつまでもあるわけじゃありません。

社会人になって1,2年経つと知らないうちにレールは消えてます。

仕事でいろいろと意見を求められるようになったり、任されたりするようになります。

「将来のヴィジョン」をいきなり上司との面接で聞かれます。
「どんな仕事をやってみたいか?」と先輩から何気なく聞かれます。
「この仕事、君の好きなようにやってくれ」と丸投げされます。
「C社との交渉は君がリードしてくれ」と任されます。
そして、休日には恋人から「どこに行きたい?」と聞かれます。

Yesを聞かれることが増えるんです。

それはヤバいですよね?

自分の意志がない。
そもそも自分がない。
自分がどうしたいのかが分からない。

「支配されてきた」ということをまずは受け入れましょうか。良くも悪くも。
「安全だったけど、自由はなかった」ことを受け入れましょう。

そして、「親の支配が今も続いている」ということに気づきましょう。
親が会社の人や恋人に投影されてるんです。

だからたまたま優しい上司や恋人に当たったら「No」は言えたかもしれません。

「他人軸」になってしまってることを受け入れましょう。

だから、そこからは「わたし」を取り戻す旅の始まりです。

日常生活の中で。

・自分で選ぶことを意識します。コンビニでスイーツを買うときも、スーパーでお惣菜を買うときも、居酒屋で料理をオーダーするときも。だからそういう方はバーで「マスターのおすすめを」なんて渋いオーダーなんてしちゃいけないんです。禁止です。そのためのお勧めは「孤独のグルメ」の五郎さんです。

・自分の心とつながるために「心の日記」を書いてみましょうか。今日一日の「心」を振り返る。できごとを書くんじゃなくて、今日一日の気持ちを書いていく。

・ヨガや瞑想などをして自分の心に意識を向ける、心とのつながりを取り戻す習慣をつけてみましょうか。

・自分の欲望に素直になってよし!という文言をつぶやき続ける。

・自分軸を確立するために「わたしはどうしたいんだ?」と自分に問いかけ続ける。

などをしていくのはどうでしょうか?(このうち1つだけで良いです。)

それと、同時にやはり「両親からの呪い」を解いていかねばなりません。

過干渉な親だった場合は特に、ですが、心理的に親と距離が近くなっちゃってる可能性が高いんですね。場合によっては癒着してるかもしれませんし、親を背負っちゃってる場合もあります。

それは同居してなくて、遠方で一人暮らしをしていても同じこと。

親から精神的に自立していくプロセスを進めて行きます。

手放しワークは基本です。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナー動画:本気の手放しワーク 2024

そのために親と向き合うセッションをしていきます。

・言いたいけど言えなかったこと
・子ども時代に我慢していたこと
・親に分かってほしかったこと
・小さい頃、親から否定されて辛かった思い

親に対してずーっと心の中に溜まっているわだかまりを解消していくんです。
忘れてることが多いんですけど、そういうセッションをすると不思議と思い出してきます。

そうして、自分自身の気持ちとつながっていくんです。
同時に、自分軸を確立していくプロセスでもあります。

◎そんな皆さんはぜひこちらもどうぞ!

オンライン:9/28(月)& 10/1(木)20:30-22:00 母と向き合う2days~いい娘・息子を卒業して、私の人生を生きるために~

インナーチャイルドという言葉をよく使いますが、「NoはあるけどYesがない問題」というのは、インナーチャイルドが自分を見失い、縮こまってしまってる状態です。

子ども時代に自分の意見を認めてもらえなかった経験から、自己喪失しちゃっている状態だからです。

だから、インナーチャイルドとの対話も私は重要視しています。

内なる子どもとの対話。
子どもの頃、何がほしかったのか?
嬉しかったことは何か?
寂しい時期もあったのか?

そうしてインナーチャイルドとつながっていくことで、不思議と元気になっていくものです。

そうすると少しずつ「Yes」が分かってきます。

こういう変化って自分では気づかないうちに出てくるものでして、「気が付けば食べたいものをオーダーできてた」みたいな感じで、最初はちょっとしたことから「Yes」が言えるようになります。

そうして自分を取り戻していけるんです。

膝の上に幼い自分を抱っこしているシーンを思い浮かべて話をしてみてはいかがでしょうか?

そんな風に「自分軸」「親を手放す」「インナーチャイルドとつながる」というプロセスをたどると少しずつ自分の意見が分かってきます。
はじめの頃はすっごくわがままな奴だ!と自分で思っちゃうかもしれませんが、それがふつうなのかもしれませんよね。

自分の気持ちをひとつずつ見つめていくことにしましょうね。

◎9/27(日)スタート!自己探求ラボ in 神楽坂~自分自身を様々な角度から深く知ることができる全6回~

◎オンライン:9/28(月)& 10/1(木)20:30-22:00 母と向き合う2days~いい娘・息子を卒業して、私の人生を生きるために~

根本のセッション
カウンセラーを検索する!

新しい学び「どうしたらいい?」が解決する 自分と他人の心理学(池田書店)

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。


無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

『(準備中)』


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)

(準備中)


★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!

『(準備中)』

★根本のSNS
X(twitter) / Facebook / Instagram

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学。
根本の著作一覧
根本裕幸のサイン本屋さん
セミナーセミナー動画・DVD販売・音声配信サービス販売サイト

あわせて読みたい