なぜ、悪態ついてた彼が急に変わったのか?

愛があったから、に間違いはありません。
けれど、それに気付くにはちゃんとやるべきことをやっていたから、というのもあるんです。

「突然彼の態度が変わったんです。それまでモラハラ発言ばかりで、私のことを否定ばかりしていた彼が急に優しくなって、あれこれと面倒を見てくれるようになったんです。
食事に行こうって誘ってくれて店まで探してくれて、それが私が好きそうなところで、ほんとびっくり。
嬉しいというよりもその変化がちょっと気持ち悪いくらいでした。
何か裏がある?何かあった?と勘繰ってしまうような状態でした。
セックスもそれまでは自分の性欲を満たすだけだったのに、最近はちゃんと私を満足させよとしてくれて。
いったい何があったんでしょうか???」

今年、そんな報告を何件も頂きました。
私もびっくり。
クライアントさんはもっとびっくり(笑)

この「彼」ってのが「旦那」って場合もあるし、「彼氏」って場合もあります。
また、ちょっと変化球的には「上司(社長)」という場合もありました。

当然、カウンセラーとしての職務を果たすべく、彼女たちを質問攻めにするわけです。

「何やったの?何を続けたの?」って。

始め、彼女たちはシラを切るんです。

「分かりません」って。

そうすると私はテーブルをドンっ!と叩き、「分かりませんじゃねーだろ!素直に何したか吐かんかい!」とデスクの古びたライトを顔に押し付けたりします。

「えっ、で、でも、ほんとうに分からないんです。本当なんです。許してください。」

と涙ながらに言うので、少しトーンを変えて、

「でもな、急に変わるって何かあるからだろ?カツ丼でも食うか?」

と猫なで声になるわけです。そうするとポツポツと彼女たちは所業を白状し始めるわけです。
(※このくだりには一部、過剰な演出が含まれています。お察しください。)

ある人は「挨拶から始めて、感謝を伝えるようにしたんです。」と。
ずっとイライラしてる旦那さんは挨拶しても、ありがとうって言っても「ふん」という感じで何も返事をしてくれないことが多かったそうです。
心が折れそうなときももちろんあるし、その態度に逆にむかついて「もうええわ!」となるときもあったそうなんですが、でも、色々なことに感謝を伝えるようにしたそうです。

ある奥さんは子どもたちにも「パパってすごいのよ」って語り掛けて「パパのお陰でこういう生活ができるんだから」って言い続けました。

ご主人にもちょっとしたことでも理由を付けて具体的に感謝するようにしたんです。
「今日も仕事してくれてありがとう」
「ちゃんと洗濯物をカゴにいてくれてありがとう」
「元気でいてくれてありがとう」

こういう書き方をすると、ちょっと悲壮感が漂うのかもしれないですけど「今できることをやろう」と決めて、継続していたそうです。

ある人は彼に「あなたは素晴らしいのよ」って価値を伝え続けました。
あなたがどんなに素敵か分かってる?ってメールを何度も送ったそうです。

また、ある人は彼の前ではできるだけ笑顔でいるように努めました。
そして、やはり感謝を伝え、同時に、一緒にいられる喜びを伝え続けました。

「あなたと一緒にいられて嬉しい」というメールを送ったり、買い物に出かけたときは「こうして一緒にいられて幸せ」と声に出して伝えてみたり。
相手は何も反応しなくても伝え続けました。

一つ一つは小さいことです。
でも、続けたせいでしょうか。

「ありがとうね」て伝えると、ある時、じっと目を見つめて「そうか」と言ってくれるようになり、照れたように「そんなことねーよ」と言うようになっていったそうです。
その一つ一つの変化は小さいものだけど、彼女はその反応に希望を見ていました。

感謝や価値を喜びを伝え続けるだけだとしんどくなりますよね。
「私にはできねえ」ってこの文章を読まれて思った方も数十万人はいると思います。
(※一部、サバを読んだ表現が含まれています。お察しください。)

だから、感謝を伝えるだけでなく、自分自身を楽しむことにも彼女たちはちゃんと時間を割いていました。

オシャレをすること。
趣味を見つけること。
美味しいものを食べること。
友達と遊びに行くこと。
子どもたちと遊ぶこと。
お料理や家事を楽しむこと。

セミナーに出て自己肯定感を上げたり、いろんなつながりを作ったりもしました。
いろんなブログを読んで実習をしたり、気に入った言葉をメモして声に出して読んだりしました。

お恨み帳もちゃんと付けました。
一方で、彼に内緒で感謝の手紙を書き続けました。
手放しのワークもやりました。

そしたら、ある日、突然。
ほんとうに、ある日、突然、相手が変わりました。

「ごめんな」って言葉は一度も発せられなくても、彼がそんな気持ちでいることは伝わってきました。

ある旦那さんはいきなり高価なプレゼントを買って来たそうです。
それは彼女が雑誌か何かで「これ、きれい」ってつぶやいたアクセサリで、それをなぜか旦那さんは聞いていて、覚えていたみたいです。

自分がしたことについて罪悪感を持ってることも伝わってきました。
時折「こんなひどいことをしてる俺を・・・」みたいなことを言ったり、そういう風な思いがあることが伝わってきたりしたからです。

しつこい根本くんは「なぜ、そんなことができたんだと思う?」って聞き続けます。

でも、勘の鈍い根本くんでも気づくほどに、彼女自身が変わってきているのも間違いなかったのです。

以前より表情が柔らかくなったよね。
シュッとしてきたよね。
笑顔が増えたよね。
会話の中身が明るいものに変わって来たよね。
肚が座って来たよね。
綺麗になったよね。
前よりずっと色っぽくなったよね。

そこにやっぱり愛があるんだよね。

好きだから、愛してるから、できるんだよね。

「おバカだなあ」って根本くんは言うわけです。
そんなひどいことをされてもまだ旦那さんのことを愛するの?
それっておバカだよね、アホだよねって。

でも、彼女たちはそう伝えるとニコニコと笑って認めるんです。
「そうですよね。確かにバカですよね。友達にもそう言われます」って。

「なぜ、その愛に気付いたの?」って聞くと、宣伝を兼ねて言えばDVDを見たから、て答えもありましたけど、DVD見たから気付くなら、もっとみんな幸せになってるんだよね。

「その自分の愛に確信持てたのは何でなの?そこまでされても愛し続けるってなかなかできないでしょう?」

取り調べはまだまだ続くのです。

「できることはしようと思ったんです。」
「なぜ、そう思えたの?」
「うーん。なんでかなあ。やっぱりせっかくのご縁だから?」
「それだけ?」
「この人しかいない、というのも違うと思うし・・・。自己肯定感が上がったから?」
「それはあるけどさー、もっとこう、何て言うか、ない?」
「ないですよー。もうバカでいいや、って思ったんです。ある時開き直れたっていうか」
「それで?」
「別れを真剣に考えたこともあって、それを相談させてもらったこともあったけど、でも、結局別れる勇気もなかったし、これはもうできることをやるしかないなって思ったんです。」
「なるほど。それで?」
「でも、ただ、ありがとうって伝えても無視されると傷つくから、自分のことは自分でちゃんと守ってあげようと思ったんです。」
「そうなんだ。」
「そうです。そうです。自分をちゃんと褒めてあげました。これできた私は偉いって。ちゃんと自分を認めてあげて、自分で自分を守ることにしたら、彼にひどいこと言われても冷静に聞ける自分が出て来たんです。」
「なるほどー」
「そしたら、きついこと言ってるこの人こそ、苦しそうだなって思えるようになって、彼の言葉で傷つかなくなってきたんです。」
「自分のことを守れるようになったんだね。それはすごいじゃん」
「そうなんです。私、すごいんです!ってことを言えるようになったんです。」
「そしたら旦那が変わり始めたの?」
「ええ、そうです。たぶん。」

長い長い取り調べでした(笑)

「誰のお陰なの?」って一応聞いてみました。胸を張って。

「まずは子どもたちかな。それと友達。あと、もちろん、旦那さん。・・・・。ああ、もちろん、根本さんもですよ。」

「死刑!!」

感謝を伝える。
価値を伝える。
嬉しいって伝える。
幸せを伝える。
愛を伝える。

知ってることだけど、続けるには相当の覚悟が要ります。
でも、「愛」は固まってしまった彼の心をちゃんと溶かしてくれるんだな、と彼女たちに教えてもらいました。

でも、そのためにはちゃんと自分で自分を守ってあげること、自分を喜ばせること、も大切な要素みたいですね。

私からも「ありがとう」を伝えたいと思います。

ちなみに今のところ、ある奥様は旦那が急変してかれこれ1年近くになりますが、その状態が継続しているようです。
もちろん、彼女も感謝や価値を伝え続けることはやめていません。

ある時、彼がぼそっとこんなことを言ってたそうです。
「あの頃の自分はほんとにおかしかった。Mがいてくれなかったら俺、ほんとにどうかなってたかもしれない」

Mさんはそれを夫ができる最大限の愛情表現だと受け取って、嬉しさのあまりこっそり涙を流したそうです。

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