産みの苦しみ~罪悪感本を執筆中につき~



昨日よりも1万文字ほど増える。

本が佳境に入って来て、そろそろクロージングを見越す頃に入ってきました。
様々な事例を模索しながらそれを描く作業は・・・好き。だけど、同時に産みの苦しみもまた濃いものです。

今日は個人セッションの帰りに「じっくり仕事ができるところと言えば、あそこしかない」という理由で馴染みのバーに行ってきました。自己肯定感本やライフワーク本なども執筆させていただいた場所です。開店直前にふらっと入り、「ちょっと仕事させてもらえますかー?」とお願いして、端のテーブル席に座ります。とりあえず、ビールは飲んじゃうんですが(笑)当然、酔っぱらうわけにはいかないのでチビチビと喉を潤しながらパソコンに向かいます。

早い時間のバーは空いています。心地よいBGMがかかっています。カウンター席のみの店だとそれは無理ですが、テーブル席があるバーだとパソコンを開き、ひとり落ち着いて仕事ができるので、ざわざわと騒がしく、時々隣の席の人の声に釣られてしまうカフェよりずっと効率が良いと思うんです。

もちろん、馴染みの店で、お店に迷惑をかけないことが前提ですけれど。

で、今日はそこで壁にぶつかるわけです。
「うーん・・・違うなあ・・・うーん・・・うーん・・・」と書いては消し、書いては消し、を繰り返していました。私の文章は基本的に「話すように書く」です。セミナーでしゃべるよな感じで文章にしているんですね。だから、すーっと言葉が出てきたときはOKなんですが、しどろもどろに文章が出てきたときはたいてい中身が変なんです。それは読者にとっては分かりにくい文章だから使えません。

特に今日は実例をあれこれ紹介する箇所だったので、うまい事例が思いつかず、思い付いてもテーマに合わなくて苦労しました。私の本はできるだけ具体的な事例をご紹介したいと思ってます。
その方が分かりやすいですし、私も伝えやすいものですから。

結局2時間くらいお邪魔して、思ったほど進んでなくて、若干、ショックなまま帰宅しました。なかなかアイデアが出てこなくて産みの苦しみを味わっているときは、そのまま唸っていても進みませんから場所を変えたり、違うことをしたりするのがいいんです。

家に帰ったらちょうど晩ご飯の支度中。私はたいてい味噌汁を作る係に任命されることが多い(もしくは勝手に味噌汁を作ってる)ので、今日届いたばかりのアサリを使って作り、家族と晩ご飯を食べることにしました。

すると流れが変わったのか、物語がするすると出てくるようになるんですね。ありがたい。お陰で一つの区切りまで辿り着くことができました。
物語はあと2,3個書かなきゃいけないので、また明日も産みの苦しみとお付き合うことになるかと思うのですが・・・。明日はホテルの部屋で執筆することになるのか、それとも・・・またどこかのバーに顔を出すことになるのか。それはその時の気分で決めることにしたいと思います。


あわせて読みたい