彼に裏切られたんです(1)



ラブ・カウンセリング

信じていた彼に裏切られた経験のあるって方、きっと多いと思うんです。

突然別れを切り出されたり、実は彼女(奥さん)のいる人だと分かったり、浮気されたり、嘘を付かれてたり、本気じゃないって気付いてしまったり。

裏切られたら、誰でも不信感に陥りますよね。

男性不信になってしまうこともあれば、そんな男を信じた自分を責めてしまうこともあるでしょう。実際、カウンセリングでは、そういう経験から男性不信に陥って恋が全然うまく行かなくなってしまった方にもよくお会いします。


そして、裏切られた瞬間の反応は人それぞれで、それまでの我慢(頑張り)が爆発して、鬼のように相手を責めまくってしまうこともあれば、「呆れて文句も言えない」と引きこもりモードになってしまうこともあるでしょう。

カウンセリングをしていても「そういう彼を選んだ私が悪いと思ってしまう」とか「彼の心変わりに気付かなかった自分がバカみたい」と、つい自分を責めてしまう人もいるんです。

私達、好きな人のことはほんとうは嫌いになりたくないし、憎みたくもありませんよね。

だから、何かがあればつい「自分のせい」にしてしまうことも多いんです。それは子どもの頃からのクセみたいなもの。かつてはお父さん、お母さんのこと、嫌いになれなくて、全部自分が悪いって思ってきたんです。

そうして、自分のせいにして彼を責めないようにする・・・つまりは「守ろうとする」こともあります。やさしさと言うか、愛情の表れといえますね。

あるいは“犠牲”とも言えるのですが、彼に戻ってきて欲しいから、自分のせいにする、ということもあるんです。「私が全部悪かったから、そこを直すから戻ってきて」という風に。これは相手を背負うことになって、ものすごく辛いことですし、相手も図に乗ってしまいますね。

でも、恋愛感情というのは時にそういう「冷静に見ればバカみたいなこと」をたくさんさせるものです。

だから、そういう気持ちになってしまったら、“自分に非がないわけじゃなくても、彼にだって問題があるんじゃないでしょうか?”という視点がポイントです。

自分を責めすぎることは傷口に塩を塗りこめることになります。

つまりは、回復を遅くさせてしまうんです。

だから、「自分だけが悪いわけじゃない」と思ってみることも大事なことなんです。

また、「裏切るくらい辛いことがあったんだろう。そんな彼に気付いてあげられなくて、自分がバカだった」と、裏切った彼を何とか理解しようとするタイプもあります。

意外と多いんです。特に、年下の彼と付き合ってる方などに。

ちょっと親(お母さん)の目で彼を見てしまっているのかも。

そうすると、お母さんの目から何とか許そう、理解しようとするのですが、実際はお母さんではないので、チグハグなことになってしまいます。

私の気持ち、をきちんと見つめてあげることが大事ですよね。

ほんとはどう感じているのか?辛いならば、辛い、と認める勇気も必要なんです。

時には弱音を吐いてみませんか?肩の力が抜けるかもしれません。

次回は引き続き、裏切られたときの私達の“反応”(パターン)についてもう少しご紹介したいと思います。

お楽しみに!


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