(9/15)コラム「デジャヴ」

出張明けの火曜日は少々筋肉痛の足で目を覚ましました。
うわー、この感覚久しぶり・・・などと懐かしむ程度の軽いものだったんですが、前日の運動(散歩)が応えている風で、マッサージ歴30年のおばちゃんに「あんた、60代の体してるよ」と言われたことも少し納得です。

しかし、そのおばちゃん、
「お兄ちゃん、可愛い顔して・・・。まだハタチくらいでしょ?」
とのたまってまして、その眼力は相当疑ってかかっても宜しいかと・・・。

少々薄暗いホテルの部屋とはいえ、ハタチには見えないでしょ?

でも、本当にハタチに戻っちゃったような経験をしたのでコラムとしてお届けしたいいな・・・と。

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月曜日は予定通り、いつもの金山→名駅→帰宅ラインを変更しまして、懐かしい千種の街を巡ってきました。
前の晩に読んでいた小説に、過去の景色がフラッシュバックするシーンがあって、それがきっかけで千種に行こうと思ったのかもしれません。
切ない物語だったので、僕も自分自身の郷愁を感じたかったのかなあ・・・

もう彼此10年以上も昔なんですが、1年ほど、千種駅の程近い場所に住んでたんです。
寮に住み、予備校通いをしていました。
そこでは亡くなった親友Kと、とてもアホで濃い時間を過ごしてました。
だから、千種に行くということは、必然とKや仲間との思い出の場所を巡ることになるんです。

昼前に到着して、10数年前とほとんど変わってない駅前の風景に思わずニヤニヤしてしまいました。
授業中のためか人もまばらな予備校を歩き回り、かつて住んでいた寮の前を通り過ぎ、色んなものが微妙に変わった風景を楽しんでました。
記憶を辿るような、思い出の中を歩いているような、デジャヴが連発しているような不思議な気持ちになりながら歩いていくと、とっくに無くなっているだろうと思っていた、古ぼけた下宿が目に飛び込んできました。

そこはKが、最初に住んでいた寮を追い出されて辿りついた、日照時間ゼロ分の下宿です。
当時でも家賃が7,000円だったと記憶してますから、相当のものでしょう?
暇な時間はそこに集まって色んな話をしたり、彼の持っていた本を読み漁っていたりしてました。

小説のシーンのように、そこからKや昔の僕が笑いながら出てくるんじゃないかとドキドキしました。
誘いたいけど誘えない友達の家の前をうろうろしている子どものように、その玄関の前を行ったり来たりしていました。
とても不思議な感覚が襲ってきます。

その後は昔歩いたように閑静な住宅街を巡って、今池方面まで歩いていきました。
大通りから少し入った公園の傍に、昔、かなり通いつめた喫茶店があるんです。
この喫茶店ももう無いかもしれないなあ・・・と思ってたんですが、昔の姿そのまんまに今も営業されていまして、信じられない気持ちで中に入って見ました。

ご夫婦でやられてるお店なんですが、またお二人とも昔のまんま、全然歳を取っていませんし、店内の様子も、蹄鉄型のカウンターテーブルも、2台並んだトースターも、何も変わっていないように思えて、冷や汗をかきました。
ほんとに昔に戻っちゃった?なんて。

昔、よく食べてたメニューをオーダーして、待っていると、奥さんが
「もしかして、昔、うちに来てくれたことありませんでした?」と。

ええ、もう10年以上前ですけど、よくお邪魔してました。

「そうだよねー。河合塾だよね?いやー、今の声、確かに聞いた覚えがあったのよ。もしかしたらと思って・・・」

えー、ほんま?顔とかなら分かるけど、声覚えてるってすごいですねー。
その頃は毎日通ってましたけど、まさか、と思いましたよ。
一見さんのつもりで、ささっと帰るつもりやったのに・・・(笑)

「最近はすっかり変わってしまって、あんまり塾生がこっちまで来なくなったから、覚えてるんだろうね。でも、お店は変わってないでしょう?」

いやー、ほんまに変わってないですよ。
マスターもこのテーブルも昔のまんまだし、小説であるようなタイムスリップしちゃったのかと思ってマジで焦りましたよ。

ところで、K,覚えてます?
あいつとよくここに来てたんですけど。

「Kくん?ああ、あの亡くなった子だよね?残念だったよねえ。遠くの大学行ってからも、よく顔出してくれてたし、犬やコーヒー豆のこともあったから、亡くなったって聞いたときには、本当にびっくりしたのよ。」

Kのこと、その後のこと、色んな話に花が咲きました。

記念というわけじゃないですけど、久々にコーヒーチケットを入れさせてもらって店を後にしました。
その店は、チケット入れると、写真撮って一緒に貼ってくれる粋なお店なんです。
昔、Kがチケット入れてたときに僕も一緒に映ってるはずだから、探せば出てくるんですよね、きっと。

チケット買うって言ったら、マスターが「え?来れるの?」とおどけてました。
また顔を出す理由になるじゃないですか。

この店のお勧めはスーパーコンボ。
オムレツがとても美味しいのです。

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その後、そのまま帰ってしまうのはもったいない気持ちがして、昔のように、千種から栄まで歩いてみようと無謀な計画を立ててみました。
地下鉄なら2駅分ですよね。
本当に僕がハタチだった頃には、全然平気なその距離も、次の新栄の駅にたどり着く頃には、汗びっしょり&へろへろになってまして・・・

でも、不思議なもので、懐かしいような、新鮮なような街を歩いていると元気になっていくんですよね。
ハタチの自分が蘇ってきているんでしょうか。

でも、久屋大通の、見覚えのある大きな噴水までやってきたら、わけもなく叫びたくなってしまいました。
何かなー、色んなものが、混ざり合って、混乱してるような・・・そんな感じでした。

そして、ふと、並び立つビル群を眺めながら、びしょびしょになったシャツを着替えようと思ったんです。
昔ならば、そのまま踵を返して千種まで帰るところです。
でも、この日の僕は、ハタチの自分に別れを告げるべく、昔は決して入ること無かった百貨店に足を向けたのでした。


(9/13)名古屋にて(2)

過ぎてみればあっという間ですね。
出張中は特に長風呂するんですが、名古屋に来た日に買い求めた小説も無事読み終え、風呂上りに汗をたらたら垂らしながらネタを考えてました。

ホテルのミュージックチャンネルをチェックしながら、ぼーっと夜景を見ていると、毎晩見てるはずなのに、今夜はちょっと新鮮な感じでした。
気が付けば明日は2週間ぶりの休日。

「好きなことを仕事にすると良い」と言うものの、それが実現すると、働きすぎてしまうわけで、この辺の匙加減が難しいところです。
よって僕は体調不良(鬼の霍乱)により働きすぎを自覚し、働き不足により欲求不満になって仕事を増やす、というパターンを繰り返すのかもしれまぬ・・・(かなり、最悪かもしれません)

こうなれば、スケジュール管理に加え、体調管理もきちんとこなしてくれる私設マネジャーさんを付ける他あるまいか・・・などと妄想するのです・・・

(こう文章を組み立ててみると、先ほど読了した浅田次郎氏の影響を多分に受けてますね(笑))

明日は・・・気分が良ければ・・・10数年ぶりに千種の街を歩いてみたいなどと・・・思っております・・・

名古屋に来て1年、金山・名駅以外は出歩いてないですから・・・ぜひ!


(9/12)名古屋にて(1)

名古屋講座に集まってくださった皆さん、ありがとうございました。
打ち上げにもたくさん参加してくださって嬉しいです。

とはいえ・・・、講座をして、打ち上げで飲み食いして、宿泊先のホテルに戻って仕事をしている自分って・・・。

ちょっとナルシスト的気分やわ・・・。

頂いたご質問やメールへの返事が滞っていまして申し訳ありません・・・

至って引きこもり気味なホテルライフを送っているので、タイトルに反して名古屋ネタがありません・・・(笑)

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ちょうど名古屋へ出張するようになって1年が過ぎたんですよね。
今回の講座&打ち上げに1年前にも参加してくださったメンバーが3人もいらして、「時の流れは速いよね~」という話で盛り上がりました。
有難いことです。

カウンセリングでも、半年前、1年前と今を比べたりします。
「今と随分違いますよね~」というと、「・・・確かにそうですよね・・・」と遠い目をして答えられます。

僕たちは今の自分が常に「基準」になるので、1年前どうだったのか?って意外なほどに覚えてないものなんですよね。
環境的な変化(引越しした、仕事変えた、彼氏が出来た等)がある場合はまだしも、内面的な変化(男が怖くなくなった、女性的になった、自信が付いた、等)はなかなか気付かないものです。

たまに会うから僕も分かるようなものかもしれません。
一つ一つの発言から「ああ、変わったなー」と思うこともあれば、ソファに向かい合ってから「雰囲気変わりましたよね~」って思うこともあります。
感覚的なものなので、具体的にこう変わったというのは言い辛いこともありますね。

髪の毛は毎日伸びてるはずなのに気付けないように、内面的な変化は少しずつ訪れることが多いんです。

とはいえ、「たった一回でこんなに変化があるとはビックリしました!」なんて感想を後で頂く場合もあって、人の変化はそれぞれだなあ・・・と思います。

その変化の現れは個人個人の違いというよりも、TPOの違いってことが多いんですよね。
同じ人でも、すぐに変わるときもあれば、少しずつ確実に変わって行くときもあります。
旦那さんとの関係はすぐに好転したのに、仕事の問題がなかなか進まない・・・なんてケースもありました。

でも、こうして長い時間に渡って色んな経験を共有できるというのは嬉しいことです。

「前はこんなこと言うてたやん」
「ええ?そうでしたっけ?」
「くそー、ビデオに録っておけば良かったわ・・・」
「えぇー、それは見たいような、見たくないような・・・(笑)」

「歴史」はこうやって作られるんだなあ・・・とお風呂に浸かりながらしんみり考えたりしてました・・・


(9/10)検証

名古屋に着くと、ちょっと懐かしい暑さでした。
朝の東京はけっこう涼しかったから。

ホテルに着くと、前回宿泊時&予約時の「高層階でとてもよかったです!ありがとうございました!」とのメッセージが効いたのか、7月よりも更に1階高い25階のお部屋です。
ただ、7月の時の真上なんで、あんまり景色に差異はないのです。
しかも、チェックインの時にさりげなく「名古屋もけっこう揺れました?」って顔馴染みのベルキャプテンさんに聞いてみたら、笑顔で「はい。毎日1回くらいは弱いですけど地震あります!」と答えられ、少々背筋を寒くした次第です。
高いところはその分、よく揺れますからね・・・。

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講座を開いたり、面談の際に「カウンセラーらしくないので、始め誰か分かりませんでした」との感想を頂くことが多いです。
それで時々ジャケットを着てみたりするんですが(最初の5分だけ)、今回客観的に検証してみることにしました。

(そもそもこんな時間にこういう風に遊んでる時点で、カウンセラーらしく見えないのかもしれませんが)

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今日のコーディネート。紺のカジュアルシャツ(?)+グレーのパンツ+靴。

うーん。確かにこれでは休日の兄ちゃんだな・・・。
時々、遊び人に間違われるのも無理ないかもしれないな・・・。(それは無いと思うんですが)

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ジャケットを着せてみました。
シャツと色合いが同じなんで、ちょっと分かりにくいですが、長袖です。

少しマシ?・・・でもないか・・・

今回、東京の講座風景を収めようと持参して、見事に講座に持っていくのを忘れたデジカメで撮影しました。
なお、僕は自分のセンスにあんまり自信が無いので、服を購入する際はほとんど妻に選んでもらってます。

因みに顔のところにある紙にはこんな絵が描いてあります(創作15秒)。

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あんまり似てないかもしれないんですけど、雰囲気は出てるかな?と採用。

服装といえば、僕はだいたいいつもこんな感じなんですが、うちの男性カウンセラーはたいていスーツ着てますね。
(今まであんまり意識したことなかったけど・・・)

僕がスーツ着ると、とても堅くなって、ますます近づきにくくなるだろうと思って、あえてこんな格好してます。
カウンセリングや講座もお客さまにリラックスして頂きたいので、そういう目的もあって休日仕様の服を選ぶんですよ。
(言い訳っぽい?(笑))

だから、時々、僕がビジネスセミナーとかに出かけてスーツ着てる時にお客さんやスタッフに会うと「誰か分かりませんでしたよ。根本さんもスーツ着れるんでね~」と興味深げに眺められたりします。

着ますよ。元サラリーマンですもの。

ともあれ、僕自身も人前に出て恥ずかしくなく、かつ、できるだけ気軽に接していただける雰囲気を作りたいので、勘弁して下さいね。

その他、落ち着きが無い、もぞもぞ動く、等、僕の挙動についてのご注意を賜ることも多いんですが、じっとしてるとそのまま固まってしまいそう(言い訳)なので、それもお許し下さい(笑)
目に余る場合にはご忠告いただければ、できるだけ注意したいと思います・・・


(9/9)東京にて(3)

うーん・・・
気が付いてみれば、東京出張も今日で終わりです。
早いなあ・・・
ほんとあっという間でした。
前回よりも、前々回よりも、ずっと早く過ぎ去ってしまったようです。

今回の出張中、「ヴィジョン・クエスト」「選択」をテーマにしたカウンセリングが多かったのが印象的でした。
今の僕も、改めてヴィジョンを見つけ、選択していく時期に来ているのかもしれません。
・・・ということは、また成長できちゃうんですねっ・・・すごいなあー(*^0^*)
先に成長できたことのことを考えて、ニヤニヤしてしまうのも怪しいですが・・・
因みに僕は試験前に過去問を集めて満足するタイプでした(笑)

ヴィジョン・クエストというのは、自分の進みたい方向性、天職、生きがいなどを見つけていくプロセスです。
今の自分が好きなもの、したいことが、その方向付けをしてくれるんです。

選択、というのは、自分の意志を持ち、その責任を感じながら、一歩前に進むことです。
100:0の選択は選択ではないですよね。
時には51:49のような限界での選択もあり得ます。
どっちに進んでもリスクはある・・・じゃあ、どっちに進もうか?というシーンです。
すごく怖いですよね。

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明日(というか今日)は名古屋に移動です。
心配していた台風19号も、気が付いてみれば消滅し、明日は悠々と移動できそうです。
(地震が少し心配ですが)

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ただ、早く過ぎ去ったとはいえ、時々深希(みずき。娘。6ヶ月)を思い出して寂しくなります。
そんな時にはケータイのライブラリに保存してある写真を見て少し和ませます。
それでも足りないときには妻に一言「みじゅき写真、プリーズ!」とメールを打ちます。

返信メールに添付されている最新深希画像に「かわいいなあ~」とヨダレを垂らす一方で、少々虚しく、寂しくなるのは如何ともしがたいです。

今回同居中の僕の師匠には「お前、そのうち、理加ちゃんと子どもを東京に連れてくるんちゃうんか?」と言われ、真剣にセカンドハウスを検討しなければ・・・と決心しました。

いやー、かなり真剣な夢だったりするんすよ。
今年は無理でも、来年辺りには、たぶん、家族総出で東京出張なんてことになってるかもしれないですねー。

彼はかつて娘さんが2,3歳の頃、仲間との旅行に出かける前に「パパは・・・明日も・・・お仕事なんでしゅよね?・・・う、う、うえーん・・・」とすすり泣かれ、急遽、旅行に娘さんを同行させた経歴の持ち主です。

その気持ち、今は、深い実感を伴って分かります・・・

というか、旅行ならまだしも・・・仕事だったとしたら・・・苦しいです。
僕はそこで娘を置いて仕事に行ける自信はありません・・・

不謹慎ですが、色んな意味で、娘の成長が止まってくれるとちょっと嬉しいかも・・・とか思います。