野良猫な彼の餌付け方。

近付いたら距離を取る、気がないのかと思えばそうでもない、ようやくくっ付けたと思ったら思い切り突き放された・・・そんな不信感いっぱいの野良猫な彼にどう餌付け方をお伝えします。

リクエストにお応えしますね~!
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出会ってすぐあたりから、『俺はこんなヤツなんだ』ということを聞かされていました。
主に女性関係について。
『浮気していた』『身体の関係だけ』『やりたい時に呼び出して、やったら帰らせていた』
他には学生時代の『万引き』とか『自転車やバイク泥棒』の話しとか。

そんなことをツラツラと…話すというより、口から流れ出る様な感じで。
苦しそうに見えたので、良いも悪いも言わず…ただ聴くのみでした。ただ、流れ出るものを見つめる感じで。

そうして聴いているうちに、私に強く当たられる様になりました。
私が自分の意見を言って、それが彼の意に添わないと『そんなのは納得できない』と、言葉で強く反発されました。話を続けるうちに、反発は消えていきましたが。

一年半程前から、二人で会うようになりました。そうすると『近づくな。触るな。』と。
手を繋ぐのが精一杯。それ以上、触れようとすると、すっと距離を取られる。
一度は『お前は俺の方にくるな。こっち側には入ってくるな。』と、強く言われました。

日を追う毎に、二人で色んなことを話しているうちに、心は近付いていってるような気がしてきて…
二人で過ごす回数や時間は増え、言葉で強く当たられることも少なくなり、表情も穏やかになり…

ただ、話の内容が親密になると、それとは反比例するかのように、身体は近付けなくなっていきました。
最初のうちは、手を繋げていたのですが…ちょっと身体に触るだけで、『それ以上触ったら、帰る』『ベタベタするのはキライだ』と言われたり。
でも、二人で会うのは嫌ではないそうで、二人で過ごす時間は『自分にとって大切な時間』と言ってくれていました。

そうこうしているうちに、少しずつ近付けるようになり、キスしたり、ハグしたり…でも、先日…バーンと突き放される様に彼の怒りが爆発。これまで二人で過ごしてきた時間のことも否定される様なことを言われ…

私自身…ひとつ、ひとつ積み上げてきたという喜びを感じていた矢先だったので…かなり落ち込みました。もうこれ以上はムリなのかな…って。

近付いているのか、離れていってるのか…
好かれているのか、嫌われているのか…

私は男性として好きなので、会いたいし、近付きたいのですが…もしかしたら、彼は私のことを異性として見てくれてなくて、しかも迷惑なのかなぁ…と、感じることも多くて、迷ってしまいます。

今は、自分の傷を癒すのに精一杯で…「大丈夫、大丈夫」って自分を抱きしめてあげている毎日です。私は自分のことだけでいっぱい、いっぱいなのかなぁ…彼のことまではムリなのかなぁ…

上手くまとまらず…長くなってすみません。
(Sさん)
***

先日の「情熱の女の愛は本物じゃない?」の続きみたいな内容ですね。

Sさんもとっても情熱の女なんじゃないでしょうか?
じゃなかったら、この彼のこと、何年も追いかけないですよね(苦笑)

> 私は男性として好きなので、会いたいし、近付きたいのですが…もしかしたら、彼は私のことを異性として見てくれてなくて、しかも迷惑なのかなぁ…と、感じることも多くて、迷ってしまいます。

そうなります。
絶対、そうなります!

ちょっと想像してみてくださいね。
彼がそんな態度を取るのはSさんだけでしょうか?
違いますよね。
きっと他の女性にも多かれ少なかれ同じことをしてきたと思うんです。

そうすると彼はあることを学習しますよね。
「自分に近づく女は結局去って行く」

もちろん、誰が遠ざけてるねん!!とツッコミたくなると思いますけど。

そして、彼はますますそういう態度を強めていくわけです。

> 今は、自分の傷を癒すのに精一杯で…「大丈夫、大丈夫」って自分を抱きしめてあげている毎日です。私は自分のことだけでいっぱい、いっぱいなのかなぁ…彼のことまではムリなのかなぁ…

ほんと、そう感じてしまうと思いますが、でも、実はこれもう一つ重要な意味があるんです。

それ、本当にSさん一人の感情かな?ということ。
もしかして・・・彼も同じ気持ちなんじゃないの?と私は思うのです。

ちゃんと繋がってるのかもしれないですよ。お二人は。
これだけちょっとずつちょっとずつ距離を近づけてきたお陰で、2人で感情を共有するところまで来たのかもしれないです。

だから、彼も自分の痛みでいっぱいいっぱいで余裕がなく、Sさんのことにまで目が向かないのかもしれないなあ・・・と思ってあげてください。

なかなかこれは自分では気付けないところですし、そう言われても彼の態度からは全然そんな風に見えませんから分からないでしょう?
でも、案外そんなもんなんですよね。

それと「癒着」とか「共依存」という言葉、このブログでもよく目にすると思うんです。
過干渉な母親と子ども、罪悪感まみれの夫と妻、みたいな関係性でよく目にするのですが、実はSさんたちにもそう言う傾向が出て来てるのかもしれません。

共依存って相手の行動に影響を受け過ぎる状態で、お互いに相手の一挙手一投足に意識を取られて自分を見失う状態なんです。

ちょっとでも近づくと彼がバーン!とSさんを突き飛ばしますよね?
それを繰り返して今日に至ってるわけですが、その彼が突き飛ばす瞬間というのはまさに「あ、近づき過ぎた!ヤバい!このままだったらSさんにハマってしまう!!」という時なんです。

彼、すごく怖がりですよね。
たぶん、深い傷があるんじゃないかなあ、なんて勝手に想像してしまうわけですが、まさに震えてる男の子の態度なんです。

最初の頃に他の女の子の話をしたり、昔の悪さをひけらかすのも「俺に近づかないでください」というサインですね。
でも、情熱の女は逆にそこでスイッチが入って、彼を癒してあげよう、助けてあげようって近づいてしまうわけですね。

そうして、じりじりと彼に近づきつつ、彼からはある時はシャッターを、ある時はバズーカ―砲を、ある時は落とし穴を仕掛けられながらも、負けずに近づいて来てるのです。
今や彼にとってあなたはなくてはならない存在だって言われたら信じられないでしょ?

でも、それくらいの思いを持ってしまってるんです。
ところが哀しいかな、彼はそれを受け入れるのがすごく苦手、怖い、辛いんです。

だから、俺を1人にしてくれ、放っておいてくれって言うメッセージを送りつつ、同時に、君が必要だ、大切な存在だって言ってくるんです。
どっちも本当です。

だから、Sさんは人に捨てられて傷ついて不信感がいっぱいな野良猫を餌付けして最中なんです。それで、もう大丈夫かな?と思った時に距離を置かれます。

彼の態度はすべて怖れから出てると決め付けましょう。
あなたを拒否する言動も、それは形だけで中身はありません。
そう思って、彼からの攻撃も笑顔でかわしつつ、彼の心の中にいる震えてる男の子を見てあげてください。
その子をそっと抱きしめてあげる感じ、怖くない、大丈夫、大丈夫って言ってあげる感じ、そんなイメージで彼を見てあげてください。
(そう、Sさんが今、自分自身にしてることですね)

これをぜひ意識してみてください。
そしたら拒絶されても傷つくことはグッと減ります。そして、またしばらくして彼に近づけます。
ただ、こういう彼と付き合うとどうしたって自信を失ったり、自己嫌悪に陥ったりするものです。
そうするとどうしても「自分の痛み」ばかりに目が行って、「彼の痛み」を放置してしまいます。
そう、一番癒してあげたいと思っていた部分を放置しちゃうんです!

だから、『与え続ける姿勢』って言うんですが、自分の愛を信じ、怖がる彼に自分なりの愛を贈り続けてくださいね。

「あ、またシャッター下ろしちゃった。もう怖がりなんだから」って言いながら、ニコニコしながらまたシャッターが開くのを待ってるイメージです。

そのためにも、シャッターが下りてる間は自分の喜びのための時間もぜひ作ってくださいな。
彼だけが喜び、というのは共依存を作る「依存」の状態ですからね。
そして、よそでたくさんエネルギーを受け取って、再びシャッターを開けてくれた彼に与えてあげましょう。

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