不倫の彼との失恋で、思う気持ちと憎しみが同居する。

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彼を思う気持ちと憎しみが同居するのは珍しいことではありません。
抑圧された感情はやがて憎しみとなって後から襲ってきます。
まずは気持ちを外に出してあげること、から始めていきましょう。

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今日もリクエストにお応えしましょう！
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毎日、ブログを参考に頑張っています。
最近、彼と別れました。
不倫でした。一度（私から）別れて、その後、彼から連絡があり、半年程続きましたが、私から別れを告げました。
別れることを覚悟していたし、その後、忙しい日々が続いたので、今回は前に比べて大丈夫だと思っていました。3ヶ月くらい経って悲しい気持ちなどが溢れて、心が耐えられなくなりました。今になって涙が溢れてきます。気力も無くなって死にたいと毎日思うようになりました。そんな気持ちを抱えながら、普段通りに過ごしています。振り返れば、別れてから、疲れた、悲しいとひとりごとを言っていたので、ずっと悲しかったのかもしれません。彼のことを想う自分を鈍器で殴り殺してしまった感じです。
私は今の自分をどのように対処すればよいでしょうか。
また今でも彼を想う気持ちと憎しみがあります。想う気持ちと憎しみが同時にあることはあるでしょうか。
憎しみとは心理学的にどういうものなのでしょうか。
（Ｋさん）
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ずいぶんとＫさん、我慢に我慢を重ねてしまったようですね。
彼を思う気持ちと憎しみとが同居するのは珍しいことではありません。
理論的にはおかしいと思いますけど、感情的にはごくごく普通です。

むしろ、「可愛さ余って憎さ１００倍」という言葉もあるように、愛情と憎しみは同居する感情と言えるかもしれません。
ポジティブに見れば愛情に、ネガティブとみれば憎しみという風に。

不倫ってどうしたって制限がかかりますよね。
始めはその制限が刺激となって、気持ちを高揚させて、２人を盛り上がらせます。

しかし、やがてはその制限が苦痛となり、だんだん気持ちを我慢し、抑圧することが増えていきます。
会いたいと思っても、会えない。
寂しいのに、連絡できない。
ケンカしたいのに、それもままならない。
２人の関係が表沙汰にならないように隠している。
友達にもあまり相談できない。
好きなのに、好きと素直に言えない。
相手の愛情を素直に受け取れない。

そういうことにある程度平気な不倫向きの体質の人もいるんですけど、そうでない方にとってこの関係は長く続けば続くほど、すごい苦しみを与えるようになります。

そして、どんどん溜まっていった不満や寂しさ、怒り、罪悪感等が憎しみという感情に変わります。
でも、好きだから、憎むんですけどね。やっぱり。

Ｋさんも相当気を使って我慢してきたのかもしれません。
「不倫なんだから、それくらいの我慢は当然」と思っている我慢も、憎しみの餌になりますね。

そうして我慢してきた気持ちは後から後からやってきます。
別れた後、自分は平気と思っていたのはそれだけＫさんが気持ちを抑圧されてきた証だと思うんです。
「疲れた、悲しい」と独り言を言ってしまうくらい、我慢が重なってたんですよ。

そして、死にたい、と思うのは、その苦しみが本当に自分で抱えるには大きすぎるからですよね。
本当に死にたいのではなく、死にたいくらい苦しい、どうしていいのか分からない、という絶望でもあると思うのです。

「彼のことを思う自分を鈍器で殴り殺した」というのはまさにその通りかもしれません。

それだけの抑圧が心の中に溜まってしまっていると、体にも変調は出てきていませんか？

まずは心を休めること、ですね。
心を許せる友達とか家族はいませんか？
彼との関係をじっくり話せる相手。
カウンセリングで、そのことを伝えてもいいでしょう。

少し時間をかけて気持ちを整理していくんです。

毎日日記を書くのも効果的です。
自分の思いをただ書くだけ。
誰かに見せるものではなく、自分の今日の気持ちを書くだけの日記。

憎しみを解消するために、２、３日に１度、彼への出さない手紙を書くのもお勧めしています。
そうして感情を解放していきます。

しばらくすると少し楽になります。ふっと楽になってる瞬間が訪れます。
そしたら、なぜ、彼にハマってしまったのか？どうして自分はこの恋を選んだのか？を掘り下げてみていきましょう。