仕事に行っていたはずの夫がラメを付けて帰ってきましたの。


関係性を再構築していくプロセスは一直線ではなく紆余曲折を伴うことが多いんです。
せっかくうまく行っていたのに!とかこれで大丈夫だと思ってたのに!というところでショックな出来事が起こることもあるのです。

本日もリクエストにお応えしたいと思います!

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いつもお世話になっております。
夫の不倫から再構築に向けて、鼻息も荒く邁進しているところです。

とても簡単な質問なんですが、明らかに夫がお相手と会って来たことがわかるとき、メラメラ来るこの気持ち、どこに持って行ったらいいでしょうか?

顔に、おもいっきりお化粧のラメ、つけてきよりましたの。
仕事に行っていたはずなんですが。
ショックです。
(Cさん)
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それはショックですよね。
女と会ってきたわけですし、しかも、嘘まで付かれてるわけですから。

ラメ付けてることくらい分からないのか!?それでよく堂々と帰って来たな!とか思いませんか?(あまり鏡を見ない男性はそれすら気づかないのですけれど)

そこでメラメラ来るのがふつうだと思います。
再構築したいくらい愛情があるわけですからね。
逆にメラメラ来ることで「私は旦那さんのことが好きなんだな。本気でやり直したいんだな」と再確認できますね。

出て来てしまった感情は、とりあえず吐き出しましょう。
でも、彼に対してしてしまうとせっかく頑張ってきたものが水泡に帰してしまう可能性がありますから、
「友達(家族)に電話して聞いてもらう」
「友達(家族)と会ってしゃべり倒す」(こういう時比較的近所に駆け込み寺的友人がいるとすごく有難いです)
「カウンセラーに聞いてもらう」(そのため定期的に予約を入れておくのがベター)
「ノートに鉛筆で今の気持ちを書き殴る」
「家の掃除、洗濯、クローゼットの断捨離等を始める」(意外と集中できて、かつ、メラメラも抜けていく)
「トレーニングウェアに着替えて近所をジョギングする」(これも発散できる方法です)
などがお勧めです。
ここで酒とか甘い物とかに行くのは体にも心にも良くないです。

さて、夫婦間の再構築に限らず、病気や怪我だったり、職場の人間関係だったり、一旦こじれてしまった関係はなかなか一直線には行きません。
図にするとこんな感じで問題解決は進みます。

問題解決時の心理傾向図

問題が起こってすごく凹んで絶望して、でも、そこから何とかしようと頑張って一度は良くなったように見えますが(仮初の成功)、でも、まだまだ新しい自分が身に馴染んでいないというか、頑張りすぎだったりとかで、“神様のテスト”みたいな出来事が起こります。
「本当にこの問題を解決したいの?」と問われているような感じです。
(もちろん、本当の神様はテスト何てしないと思いますけどね)

そこでの落ち込みは一度うまく行っていただけにすごくショックなんですよね。
でも、そこでもう一度気持ちを切り替えて関係改善に努めていくとだんだんそれが報われて、変化が身に着いてきて以前なら凹むような出来事が起きても大丈夫な自分が現れます。そうして何があっても大丈夫!という自信を取り戻していくんですね。
もちろん、その時には関係性も“なるようになっています”。

Cさんにとっては今回のラメ事件もプロセスの途中で起きたことではないでしょうか。
だから、思い切り凹んだり、怒り心頭だったりするかとは思いますが、そこでもう一度ふんどしを締め直して、初心に帰るときだと思って下さい。

 自分がほんとうにどうしたいのか?
 何が大切なのか?
 ご主人とどんな関係を築きたいのか?
 自分の本当の魅力・価値は何だろう?
 この関係から何を学ぼうとしているのか?

ここと冷静に向き合っていくと仮初ではない、本当の成功が今度は手に入ります。

そもそもメラメラと来る気持ちはCさんの愛情から生まれてきます。
好きだからこそ自分のモノにしたいし、他の女に取られるのは嫌ですよね。
だから、「ちくしょー!もっといい女になれってことかい!」と自分磨きにそのエネルギーを投入するのが最もお勧めです。

逆にそれだけの怒りや嫉妬がないと破れない壁の前にCさんはいらっしゃるのかもしれないですよね。
その壁の向こう側にはよりCさんらしい私がいます。
今よりキラキラ輝いて、元気な女性の姿が。

Cさんの状況を詳しく存じ上げないのでここからは一般論になってしまうのですが、不倫の清算の仕方って男女間で違いがあるものです。

白黒はっきりさせたい女性は苦しくても辛くても「辞めなきゃ」と思えばスパッと切ることができます。
もちろんその覚悟ができるまではずるずる行ってしまいますけどね。

一方、感情に疎い男性は「辞めなきゃ」と思ってもその場の空気に流されやすく、また、世間体やプライドを気にする人ほど相手を無下に切れません。いわば平和的解決を望みます。
だから、関係を終わらせたいのに相手の女性から「話がしたい」と言われたらのこのこ出て行ってしまうなど、何とか丸く収めようとして相手の要求を呑んでしまうことが多いです。(これは罪悪感からも出てきます)

だから、奥さんから見れば「あの女とは終わったとか言ってるくせに何で会ってるわけ?全然終わってないじゃない」と思える状況が起こり得るのです。

また、不倫の問題というのは夫婦間の問題ですよね。
だから、そもそもの不倫を生む原因となった夫婦間の問題が解決されていなければ、彼はその女性と切れることはできませんし、仮に切れたとしてもまた新たな女性が必要となります。

そもそも不倫の問題はお互いの同意があって起きている、と解釈します。
倫理的・社会的には彼の方が悪いのですが、この問題を育む土壌が元々の夫婦関係にあったはず、と捉え不倫の問題は双方50:50として解釈するんです。

Cさんも文章を読むにその点はご理解されてるかとは思いますが、改めて「これからどうしたいか」そして「今、何ができるか」を見つめて行って頂ければと思います。

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