仮彼。



意味:
新しい彼が出来たわけではないけれど、好きな人が誰もいない、という状態が寂しい、虚しい情熱的な女性が、元彼をとりあえず彼氏のポジションに入れて心の安定を取り戻している状態。
元彼とよりを戻したいわけでは決してないし、友達など周囲には「恋人いない宣言」をしており、絶賛恋人募集中である。しかし、気持ちは次の恋に向かっているものの現実は1人のため、その寂しい心を慰めてくれる仮想的彼氏である。
この仮彼、新しく好きな人ができれば、即刻入れ替わる運命であるが、時に理想化されてしまい、逆に新たな彼氏を作る際の障害になるケースもある。
また、仮彼の存在のお陰で「何となく彼氏がいるような気分」になり、次の恋へのモチベーションが削がれてしまう危険性がある。


情熱的な女性は一人でいることがとても寂しい、虚しいので、元彼をとりあえず「仮想的彼氏」に奉り、まるで彼氏がいるかのような心理状態で行動することがあります。

それゆえ「なかなか彼氏ができない」という相談の時に、よく登場するんです。

この仮彼、本当は「仮」の存在なのですが、その元彼が強烈なインパクトを残していたり、失恋の痛みが強かったり、自分に自信を失っていると、その仮彼の存在故に、別の人を好きになりにくかったりするのです。

また、彼がいるような気分が錯覚を起こし、新しい出会いを求めるモチベーションが下がってしまうこともあります。

慰み、の存在が、都合よい存在になってしまうんですね。

情熱的で、いつも恋をしていたい女性だからこそ、この仮彼を作ってしまいます。
しかし、もし、この仮彼の存在があまりに大きくなり、次の恋の障壁となってしまう場合には、寂しさと向き合う準備をしていきましょう、と提案をします。
その存在故に、新たな恋の障害となっているとしたら、やはりそこは一度、寂しさ、虚しさと向き合う必要があるんです。

しかし、多少の障害はあったとしても、仮彼の存在が自分を元気にさせ、情熱を与えてくれるのであれば、私はその存在に問題はないのかな、とも思うのです。

さて、恋がうまく行かないというあなた。
その心の中に、ちゃっかりと仮彼を作っていませんか?

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