振られたのに彼のその後が心配になってしまうのは変ですか?



彼の「別れよ」の言葉で突然訪れた失恋。
目の前が真っ暗になり、信じられず、でも、彼の目は真剣で、その後、何日も泣き続けた・・・。
毎日必ずあった彼からの連絡が途絶えたことで、別れが本当のことだと気付いてさらに重たい気分になってしまう。

そんな時にも自分の心はすごく痛いんだけど、つい、彼のその後が心配になってしまう、ということありませんか?


「ちゃんと食べてるのかな?私がせっつかないと適当にご飯済ませちゃう人だから」
「また一人で抱え込んで潰れそうになってないかな。誰かにちゃんと話聞いてもらってるのかな?」
「今の人にちゃんと甘えさせてもらってるのかな?大丈夫そうに見えて、全然大丈夫じゃない人だから支えてあげる人がいないと」
「私を振った罪悪感でまた自分のこといじめてないかな?元々自分を責めやすい人だし、私のことを気にして、自暴自棄になったりしてないだろうか?」

「そんなこと、いまさら私が気にしてもしょうがないんですけどね」と自嘲気味に言う彼女。
そうやって今までも彼を支えてきたのかな、と伝えると、
「いえいえ、そんなことないです。そうしてあげたかったけど、結局自分のことばかりで何もできなくて」
と謙遜して俯いてしまいます。

きっと一生懸命彼のことを思ってきたのでしょう。
自分なりにできること、いっぱい探してやってきたのでしょう。

そうして、彼のために何かしてきたから、失った後も、何かしてあげたくなってしまうのです。
それが虚しいって知っていても。

その気持ちは子どもを失ったお母さんと共通するものがあるのかもしれません。

だから、しばらくはそのままでいることをお勧めしています。
「考えてもむなしいだけって分かっていても考えちゃいますよね?それって癖だから。だから、そのままでいていいと思いますよ。」

でも、実際それで何かしてあげたくなっちゃったらどうすればいいんでしょう?
こういうケースではもし、連絡が取れるんなら、取っても構わないと思います。
でも、さすがにそれは辞めた方がいいと思うなら、連絡は取らない方がいいです。
自分で決めていいんです。

それでずるずる行ってしまったら?と不安になる必要はありません。
友達なり、カウンセラーなりのサポートがあれば、ある程度のところで辞められます。
そもそもそういうことを考える女性はとても聡明だから「こんなことしてても仕方がない」って気付いて自ら辞められる人も多いです。

これは別れを受け入れるための大切なプロセスなのです。
そうするときっとすんなり次に迎えます。
そこでああだこうだと自分を縛り付けると逆に執着が強まります。

あまり我慢しすぎないでください。
あれいけない、これいけない、って禁止しすぎないでください。
もっと自分を信じてあげていいと思います。
それだけ与えたい人なんだな、とむしろ自分を褒めてあげてください。
あなたに愛された彼、幸せだったと思います。

そうして、別れを受け入れたら、その与えたい気持ちは次のパートナーのためのものになります。

振られたのにその後の彼が心配になってしまうくらい優しさと慈愛の心を持った女性ですから、きっとうまく行きます。

今は少し心を自由にしてあげる時期と思ってみてください。

ラブ・カウンセリング


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