好きにならないようにしていたのに好きになってしまった。



ラブ・カウンセリング

例えば、彼は結婚している人だから、私とは釣り合わないから、いずれ転勤で遠くに行ってしまう人だから、価値観が違いすぎるから、ダメンズだから、忙しすぎる人だから、遊び人だから、家柄が合わないから・・・

何らかの理由を使って「好き」を押しとどめてしまうことってありませんか?

私たちには「禁止されると欲しくなる」って心理があるんですね。
「好きになっちゃダメ」と思うと、余計に彼のことを考えてしまいませんか?

すなわち、「好きになっちゃダメ」と思うと、「好き」の方に意識が取られて、逆に「好き」を増幅させてしまうんです。
だから、好きにならないようにしてる・・・と言うのは、むしろ、好きになろうとしていることになってしまうんです。



それに好きって言いたいけど言えない、自分の気持ちを隠さなければならない等々、ブレーキをかけた恋をしていると常に気持ちは不完全燃焼になります。
それが辛いですし、そのモヤモヤ感が嫌で白黒はっきり付けたい人ほど「早く忘れなきゃ」と思うようになって、ますます彼のことを考える時間が増えて、好きな気持ちが増幅してしまう、と言う悪循環を繰り返します。

だから、ちょっと勇気はいるけれど「そのまま素直な気持ちを受け入れる」ことがまずは大切なんです。
「好きなんだからしょうがない」くらいに思っておく方がいいんです。

 一旦、気持ちを受け入れる。
 素直な気持ちでいる。

「その彼を早く手放したいんです」という方にも同じことをお伝えします。
焦っちゃうかもしれないけれど、まずは、その好きな気持ちを受け入れましょう、と。

感情は受容してあげること。
これが大事です。

感情って天気のようなものだから、受け入れるものなんです。
寒くて雨が降ってるとしたら、厚着をして傘を差しますよね。
「いや、今日は晴天だ!暑いぞ!」ってTシャツで外を歩いたら風邪ひきます。

失恋直後も同じこと。
早く忘れなきゃ、と思えば思うほど思い出してしまいます。
だから、「好きでいること」を許可してあげるってすごく大切な心のケアなんです。

手に入らなくて、会えなくて、触れられなくて、連絡が取れなくて、寂しい、辛い、悲しい気持ちはもちろんあります。

「片思いでいてくださいよ」ってお願いすることもあります。

「会いたい、声が聴きたい」という欲求があればあるほど苦しいです。
片思いを受け入れることもまた辛いです。
しかし、好きな気持ちを否定しようとすればするほどその苦しみはずっと続くんです。

「1か月、頑張りましょう!」

先日もそんな提案をしました。

好きでいることって勇気がいります。
でも、「好きになっちゃったんだから」「好きなんだから」とその気持ちを許してあげるとホッとする自分もいませんか。

その上で、どうしたいのか?を考え、どうするのか?という行動を選んでいきます。

「彼とはうまく行かないと思うから連絡は取らないようにする」

“好きだけど連絡は取らない”という行動を選ぶことも人間はできるんです。
そこは多少の頑張りが必要になりますけれどね。

「好きだなあ、会いたいなあ、でも、やめとこ。自分にためになんないしね」

そうして自分の心と対話していきます。
苦しい~!となったら誰かに聞いてもらいましょう。

そうして、好きでいることを本当に受け入れられていくと、気が付けば手放せているようになります。

 あれ、大丈夫になってる。
 苦しくない。

そんな思いがやってきます。

「好きなったものはしょうがないよね」
「彼のこと、まだ好きでいていいよ」

そんな言葉を自分に言ってあげると心はほっと安心するんじゃないでしょうか。

なお、焦りが出てきたら、

「大丈夫、大丈夫。その方がうまく行く」

って焦る心に言ってあげましょう。

参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。


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