気持ちは変わるもの。それを知っていれば自分や相手の心変わりに動じなくても済みますよね。



ついこの間までは半袖を着ていたと思っていたら、もうコートが必要な季節。
秋はどこへ行ったんだ?って声もすごくあるみたいですね。

そんな風に季節は移り変わっていくもの。
おそらく半年後は五月晴れの空を眺めて「暑くなったね。そろそろ夏物を出さなきゃ」と言ってるはず。

「気持ち」「感情」って移り変わるものなのです。

今、好きだったとしてもいつまでも同じ「好き」は続きませんよね。
もっと好きになったり、逆にそうじゃなくなったり。


皆さんも、かつて大好きだった人が今はそうじゃなくなったり、かつてはハマり込んでいた遊びに全然興味を持てなかったって経験ありませんか?
逆に、前はどうでもいいと思っていたものに今、気持ちを持って行かれてる・・・なんてことも。

気持ちは天気と同じ。
今日雨が降っていても、いつかは晴れる。
梅雨みたいなずっと曇りと雨の日もあれば、太平洋側の冬のように何日も晴天が続くこともある。

このお話を良くします。ブログにも何度か書いたんじゃないかな。

だから、恋心もやがて終わります。
どうも、好きって気持ちは長くて3,4年って説が有力みたいです。
その間に、恋から愛に変遷させるんです。
むしろ、その猶予が3,4年と捉えてもいいかもしれません。

愛するってのは能動体です。
それは感情的な反応だけでなく、もっと深いもの。
相手のいいところも悪いところも受け入れ、許し、慈しむもの。
人生を通して私たちが学んでいくもの。
「愛するって何ですか?」の問いは一生かけて自分で見つけて行くもの。

パートナーの欠点を見たときに、そこから目を背けたくなるのは恋。
「そういうところもあるよね」と笑って許せるのが愛。

パートナーの心変わりに不安になるのが恋。
どんな事情があったのか寄り添えるのが愛。

恋は自分を見失わせ、愛は自分を際立たせます。

私もまだそんな比較論でしかうまく言葉にできません。
私も学びの最中なんですよね。

カウンセリングの中で、よく「彼に気持ちが無くなった、と言われました」というご相談を頂きます。
すごく不安でショックな様子が伝わってきます。
その時によく私は上の話をさせてもらいます。

そして、こう伝えます。

「気持ちは変わるものだから、その言葉に一喜一憂しなくてもいいんですよ。それよりも、あなたがどういう行動を選択するか?が大切なんです。そういう彼をそれでも愛したいと思いますか?」

実際、そういう話を切り出されて離婚話になったけど、いつしかその話は立ち消え、以前のように仲良くなった夫婦にもよく巡り合います。

逆に、彼が戻って来たのに、今度は自分の気持ちが無くなっちゃった、という方にもお会いします。
「立場が逆転しましたね」と笑いながら、やはり気持ちって変わるものでしょう?という話をします。

この話の流れで「マンネリ、倦怠期を避けるにはどうしたらいいでしょう?」という問いをよく頂きます。
取材でもよく聞かれるテーマですね。

「変化し続けること」って答えます。
自分が変わることで視点が変わり、相手の違った一面とまた出会えるようになります。
自分が変わることで相手の自分に対する見方も変わります。

常に関係がリフレッシュされるのです。

では、変化し続けるにはどうしたらいいんでしょう?

一つは目標を持って毎日を過ごすこと。こんなことしてみたい、あんな自分になってみたい、そんな目標、ヴィジョン、夢を持って生きること。

また、目の前のものに一生懸命向き合うこと。今、を一生懸命生きること。

自分が好きなこと、楽しいことをすること。というよりも、今、自分が手に入れているものを好きになり、楽しむこと、かな。

感謝の気持ちを常に大切にすること。
ありがとう、という言葉の深みを実感するとどんどん人間性の深い部分が掘り起こされて来ます。

自分のことを好きで愛していること。私、行き着くところ、これが一番だと思っています。
自分を大切にし、自分の長所もちゃんと知っていて、自分の欠点も含めて愛せてる状態。
そしたら、相手の心変わりにも動じなくなるんです。

やっぱりこれじゃないでしょうか?

男と女の心理学


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