いつも恋がうまく行かなかくなる理由(環境編)



ラブ・カウンセリング

なかなか恋がうまく行かず、また、彼ができても長続きしない。
そんなご相談を頂いて、過去の恋愛のことから、家族のことなどをお聞きしていきます。
そうすると、本人の性格と言えば性格なんだけど、環境要因が大きな原因になっていることもあるんですね。

例えば「家」の問題。
古くから続く旧家で男の子がいなくて、長女である自分が跡取りの場合。心理的に、家を背負ってしまってることが多いんですね。
「婿」を取らねば、と。
このケースでは、親がはっきりとそう言うわけではないんだけど、親族含めてそういう空気を感じるというお話もよく耳にしますね。
大好きなおばあちゃんが「家が絶えるのは辛い」って呟いた一言がきっかけだった方もいました。


また、「親」との関係はとても幅広いです。
病気がちの親の面倒を自分が見なければいけなくなったり、どちらかが亡くなって心配して親を優先する生活になっていたり。
親を大切にしたい気持ちと、自分も結婚して家庭を持ちたい気持ちが葛藤になっている方にもよくお会いします。

それから「仕事」の影響が大きいですね。
ハードワーカーで休みもままならない生活が続き、デートどころではない場合なども最近はよく耳にします。とはいえ、好きな仕事であり、充実した生活なので、気が付けばあっという間に年月が過ぎてた、みたいなことが多いです。

また、高学歴・エリート等の理由で彼が尻込みしてしまう、なんて話も耳にします。とある“公務員”の方が「コンパで正直に仕事の話をすると露骨に男性が引く」と話をしてくださいました。「確かに、自分が男だったら嫌だなって思いますもの」と笑ってらっしゃいましたが。

心理学的に見ればそうした環境を「理由にしている」と見ることもできますが、心情的には「しんどいよなあ」「無理ないよなあ」と思ってしまいます。

そこには「家族への愛情」「その人の能力」など素晴らしい長所も見えてきますから、その行為自体を辞めること(家を出ること、仕事辞めること等)はあまり提案したくないんですね。

それよりも、その環境を本当に受け入れたら前向きに捉えられるようになります。
その環境をうまく行かない理由にしているうちは、実はそれを受け入れてるとは言い難いんです。

跡継ぎであろうとすることで、あなたは家族やご先祖を深く愛していますよね。
代々守られてきた家を、あなたも引き続き守り、愛したいと思っているからなんですよね。

親を放っておけないくらい深い愛をあなたは持っています。
その愛に素直になれると「私に愛される人は幸せ」と思えます。

好きな仕事をしているならば、あなたはキラキラ輝いています。
その輝きに自信と誇りを持ってください。きっと引き寄せられる人がいますから大丈夫です。

あなたのその仕事は多くの人に役立つものですね。そこにさらに自信を持つと、驚くほどに素敵な人が現れます。その人はあなたが思わず尊敬してしまう人。

その環境要因があるお陰で手に入れられた価値がきっとあります。
「家が旧家であったお陰で・・・」
「親が病気だったお陰で・・・」
「仕事がハードだったお陰で・・・」
「エリート職であるお陰で・・・」

この「・・・」をたくさん見つけてください。もちろん、ポジティブなもの。

そうすると、今の自分をもっと好きになり、もっと愛せるようになります。
そしたら、自然とうまくいきます。

それだけのものを持つことができる自分の器の大きさ、気付いて欲しいな、と思っています。

参考になりましたら幸いです。


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