なぜ、嫌いになれないの?



ラブ・カウンセリング

「嫌いになれたらいいのに」と思った恋、ありませんか?
もしくは、現在進行形の方もきっといらっしゃるはず。

嫌いになれたら忘れられる。
嫌いになれたら会わなくても平気。
嫌いになれたら次に行ける。
嫌いになれたらもっと怒れる。
嫌いになれたら気にならなくなる。
嫌いになれたら別れられる。

そうですよね・・・。
嫌いになれたら、きっとあなたが思う方向に進めそうです。


でも、嫌いになれたら、と思うくらいですから、大好きなんですよね。
嫌いになれたら、と思うくらい、嫌いになれないんですよね。

それが切ないところです。

「好き」って一度、認めてしまいましょう、とカウンセラーは言います。
「手放しって好きなまま離れることですよ」と説明してくれます。

嫌いになれたら、と思うのは、「好きを認めるのも辛いけど、嫌いになるのはもっと辛い、でも、今、とても苦しい」というときに出てくる気持ちかもしれません。

「別れを受け入れなければならなくて、でも、それはしたくなくて。かといって、もう二人に先はないし、でも、まだ好きな気持ちもある。それならば、いっそのこと、嫌いになれたらいいのに」という気持ち。

実際、頑張って嫌いになっても彼のことを忘れられるわけではありませんよね。

ただ、憎めたり、嫌いになれたら、少なくても、近づかなくて済む、距離を空けることができる、そして、今の別れや状況にもっと前向きに取り組むことができるような気がするのです。

「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」と言われますね。

私たちは好きで繋がれなければ、嫌いで繋がろうとするので、実際彼のことを嫌いになれたらなれたで苦しいものです。
次から次へと怒りが出てきたり、憎しみが出てきたり、今度はそちらの感情で苦しみます。
叩けば誇りの出る関係、、、ですから(笑)

嫌いになれたら、、、と思った時点で、嫌いにはなれません。むしろ、嫌いにならないことを宣言しているようなもの。

だから、やっぱり「好き」って言いましょう。声に出して。独り言でいいから。

その上で別れを受け入れなければいけないのであれば、その上で、別れを受け入れる決意をしましょう。

「○○のことは、今でも大好きだけど、手放します」という風に。

そこで辛くなったり、悲しくなったりすると思います。
寂しくて、絶望することもあるかもしれません。
むしろ、そうした辛い気持ちをを感じるのが怖くて、「嫌いになれたら」と思うようにしているのかもしれませんね。

でも、その感情と向き合っていく強さを、ちゃんとあなたは持っています。
そして、そこと向き合えた分だけ、驚くほど早く、すっきりします。

ちょっとした勇気が必要かもしれません。
「好きだから、手放す」という選択をするという勇気が。


あわせて読みたい