早く次の恋に行かなくちゃ。


ラブ・カウンセリング

このブログを読んでくれて、カウンセリングに来てくださる方も増えていて、ワークショップでも「いつもブログ見てます!」って方によくお会いします。
ありがとうございます。
とてもうれしいですね。照れることも多いですが。

さて、失恋クリニックを執筆しているので、やはり失恋に関するご相談が多いのですが、よく耳にするのが今回のテーマ。

失恋して間もない(2、3週間)のに、次へ向かおうとされる方によくお会いします。

いです。


早く立ち直りたかったり、先に進みたかったり、その気持ちもわからないではないのですが、失恋の痛みにふたをして次の恋に行っても、その痛みがプレッシャー(重み)となって、またうまく行かなくなることも多いんですね。

カウンセリングやセラピーは確かに時間の短縮効果があります。
(たとえばひとりでやると3か月かかることを1か月に短縮できたり、など。)

しかし、そこでもじっくりと今の感情に向き合った上でのことなんです。
だから、早く次に行くためにカウンセリングを受けることは賛成ですが、カウンセリングを受けたからといって2、3週間で吹っ切れて次に行けるかどうかの保障はできないわけです。

人が亡くなった時、49日法要が営まわれますよね。
49日というと、2か月弱くらいですが、それくらいの間は悲しみに浸り、故人について語り、少しずつ痛みを癒していくのにいい時間ですよ、という先人の知恵ではないかと思っているんです。

失恋の後の痛みや悲しみ、絶望、不安、怖れ、罪悪感、焦り、無力感、見捨てら感、孤独・寂しさ等々の感情にきちんと向き合い、その感情を燃やす時間はやはり必要です。

よくお聞きするんです。
この失恋が病気や怪我だったらどれくらいのもんだと思います?って。

「両足複雑骨折したみたいかも」

「本当に骨折してたら、今はまだ病院のベッドの上ですよね?そこで『先生、次の試合に出るためにリハビリ開始したいんです』って言ったら怒られませんか?」

みたいなものです。

だから、失恋したら2か月くらいは、自分のための時間を優先的に作ってほしいな、と思っています。
友達と会ってしゃべったり、好きなことをして気分を明るくしたり、温泉に行ったり、マッサージやエステに行って体から楽になったり、買い物をしてすっきりさせたり、普段我慢していたケーキバイキングをハシゴしたり、この失恋のことをひとりで穴熊に入り込んで考えたり、占いで彼とのことを教えてもらったり。
なんでもいいです。

自分が喜ぶ時間。自分にうれしい時間。自分を大切にする時間。

そして、その悲しみが少し楽になってきたら、次の恋に向かう準備を始めます。
それは出会いを作ることだけではありません。
むしろ、その失恋を見つめなおし、成長するための時間も必要です。同じことを繰り返さないためにね。

失恋して2、3週間で、でも、意外とさばさばとしている、という方もいらっしゃいます。
もっと泣いて暮らしてるのかな?と思ったら、そうでもなくて、会社も普通に行けて、ちゃんと仕事もできてたり。

あなたの中でその恋がとっくの昔に終わっていた場合なら、きっとこういうことは起こりえます。
別れたのは3週間前だけど、私的には半年前にはもう終わってたな、みたいな恋もあるでしょう?
そういう場合は“実質失恋時期”は半年前なので、さっさと次に行っても良しです。

ただ、こういう感覚がする場合でも「痛みがマヒしてるケース」というのも存在します。
「あれ?大事な恋だったからもっと落ち込むはずなんだけどな」という場合に多いのですが、痛みが強すぎて、ブレーカが飛んでしまってるような状態ですね。

そういうときって痛みを直視したくないので「次」を焦りやすくなります。
そんなときはやはり、敢えて「ストップ!」をかけるときもあります。(でも、時にはそのまま走ってみることをお勧めすることもあります。ケースバイケースですね)

で、じっくりと今の素直な気持ちと向き合っていきます。
次に行きたいのに、敢えて「待て」をされるわけですから、イライラすることもあるでしょう。
恋の清算をしたいのに、なぜか「ルーツや背景を探る」という目的でそれまでの恋や親子関係などを質問されて「ん?」となってしまうこともあるかもしれません。

でも、先ほど書いた理由により、焦って先に進むことのメリットってあまりないんです。
だって、次を焦るあまり、変な人を捕まえたり、結婚しちゃったりしたら、大変でしょう?

で、そもそも次を焦る理由の根底には、強い強い「自己否定」があるわけです。

もし、あなたが十分な自信を持っているとしたら、その焦りは出てこないと思うんです。
「ま、またいい人に出会えるよね。時期が来たら見つかるよね」と余裕を感じられるんじゃないでしょうか?

でも、私はそんなにいい人じゃない、魅力的でもない、周りに取り残されてしまう等々の理由によって「次」を焦ってしまうんじゃないでしょうか?

だから、そこで敢えて立ち止まることは「あなたの魅力再発見して自信を付けちゃうプロジェクト」の一環なのです。

だから、過去の恋愛や家族関係から「自己否定のルーツ」を見つけて癒そうとしたり、次の恋に邪魔になりそうな「昔の恋の燃えカス」を取り除こうとしたり、その生き方から浮かび上がってくる自分の価値や魅力を見つけようとするわけです。

「早く次に行かなきゃ」と焦ったら、思い出してください。
「自分はそんなにいけてない女なのか?いいや、違うだろ?」と。
「いったん立ち止まって、自分の魅力、再発見してみないか?」と。

そのほうが実際、うまく行くことが多いんです。

失恋直後は特に自信を失っているとき。
だから、なおさら、自信を取り戻すことを優先してほしいな、と思うのです。

ので、遠慮なく、いつも、手綱を引かせていただくのです。

参考になりましたら幸

 

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